世界史とつながる日本史―紀伊半島からの視座(MINERVA歴史・文化ライブラリー〈33〉) [全集叢書]
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世界史とつながる日本史―紀伊半島からの視座(MINERVA歴史・文化ライブラリー〈33〉) [全集叢書]

村井 章介(監修)海津 一朗(編著)稲生 淳(編著)
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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2018/04/30
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世界史とつながる日本史―紀伊半島からの視座(MINERVA歴史・文化ライブラリー〈33〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    鉄砲伝来、異国船襲来、捕鯨問題等々、数々の世界史とつながる歴史をもつ紀伊半島。とりわけ日本史における変革期には、紀伊半島は大きな役割を担ってきた。高校での「歴史総合」科目導入を前に、日本史と世界史の融合、地域の歴史をより広い視座から見直す必要性が高まるいま、「地域から世界史を考えるための実験」として問題提起を行う。
  • 目次

    はしがき

    序 章 なぜ 紀伊半島から世界史を考えるのか(海津一朗)
     1 紀伊半島は厄介者の「こもりく」なのか
     2 世界に開けた「イリャ・ドス・ラドロイス」 
     3 近代の紀伊半島--その光と影
     4 第二回世界半島会議--那智勝浦町(1999年)
     5 あたらしい歴史学・観光学の可能性


     第Ⅰ部 日本のはじまり

    第1章 徐福伝説が紀伊半島にもたらしたもの(塩崎 誠)
     1 新宮の徐福公園
     2 徐福伝説をめぐる歴史叙述の変遷
     3 紀伊半島における徐福伝説
     4 現在につなぐ紀伊半島の徐福伝説

    第2章 大谷古墳にみる古墳文化の国際性(福田光男)
     1 大谷古墳の発見
     2 朝鮮とのつながり・インドへの道
     3 紀伊湊と当時の東アジア情勢
     4 世界に目を向けた紀ノ川の王
     5 大陸文化への窓口として

    第3章 紀三井寺の開基・唐僧為光と「天平の甍」(海津一朗)
     1 日中平和友好条約の碑
     2 唐僧為光の「竜宮城」伝説
     3 鑑真和尚と天平文化
     4 描かれた神話--穀屋の絵解き法師
     5 アジアのなかの天平文化--為光の正体

    第4章 無本覚心の布教が変えた日本人の舌(海津一朗)
     1 径山寺味噌の由来から
     2 「渡来僧の世紀」の日本僧
     3 唐船・仏舎利・尺八の請来
     4 日前宮領の開発をめぐって--西大寺派律宗との対決
     5 天狗を祀る興国寺--覚心の魔力


     第Ⅱ部 宇宙の中心・高野山

    第5章 和歌山の景教碑(小原 淳)
     1 1911年の景教碑
     2 エリザベス・A・ゴードンの日本体験
     3 「東西合一」の夢
     4 ゴードンの親ユダヤ主義
     5 世界史の中の和歌山、和歌山の中の世界史

    第6章 日宋文化交流の場・重源の新別所(林 晃平)
     1 高野山におかれた秘密基地
     2 重源と日宋交流する文物
     3 重源の勧進と新別所の役割

    第7章 蒙古襲来を勝利に導いた金剛峯寺(前川未希)
     1 浪切不動の威力
     2 高野山の神戦を頼りにした幕府
     3 蒙古襲来とは
     4 蒙古襲来で変わった高野山
     5 空海・高野山がもたらした神国思想

    第8章 「紀州応仁の乱」にみる村落フェーデ(海津一朗)
     1 一揆の時代から平和の時代へ
     2 発端はちいさな水争い
     3 応仁の乱は紀州から始まった?
     4 日本における「神の平和」運動
     5 自治の国への思慕


     第Ⅲ部 新・大航海時代

    第9章 異国人のみた大航海時代の紀州倭寇(海津一朗)
     1 紀州を制するものは世界を制す
     2 大いなる共和国
     3 もう一つの日本「イリャ・ドス・ラドロイス」
     4 日本にふたつの国家--その国境は?
     5 秀吉と倭寇のせめぎあう大航海時代

    第10章 降倭沙也可にみる東アジアの鉄砲伝来(前川未希)
     1 東照宮にある石碑の謎
     2 沙也可の由来となった雑賀衆とは
     3 根来への鉄砲伝来
     4 倭寇がつないだアジアの海
     5 降倭がもたらした東アジアの兵器革命

    第11章 和歌祭のなかの朝鮮通信使(稲生 淳)
     1 和歌祭のなかの唐人行列
     2 朝鮮通信使の来日
     3 各地に残る通信使
     4 李真栄と李梅渓
     5 再開された唐人行列

    第12章 熊野参詣道とサンティアゴの道(大濱 新)
     1 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の現状
     2 「熊野参詣道」の文化的景観と歴史
     3 「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」
     4 「熊野参詣道」の課題


     第Ⅳ部 異国の不審船

    第13章 レディ・ワシントン号と初期米中貿易(稲生 淳)
     1 日米交流の端緒
     2 アメリカ船の大島寄港
     3 18世紀末の広東貿易
     4 アメリカの広東進出
     5 レディ・ワシントン号の派遣
     6 新たな史料の発見

    第14章 プチャーチン来航と紀州黒船騒動(森田泰充・稲生 淳)
     1 ロシアの黒船来航
     2 内憂外患の世相
     3 ロシアの日本接近
     4 紀州の海防と友ヶ島

    第15章 樫野埼灯台からみた文明開化(稲生 淳)
     1 和歌山県にある条約灯台
     2 英仏の対日政策と灯台建設
     3 灯台技師ブラントン
     4 灯台と文明開化

    第16章 外国人がみたノルマントン号事件(稲生 淳)
     1 ノルマントン号遭難の碑
     2 国民の怒り
     3 条約改正のカギ握るイギリス
     4 パーマーの「日本通信」
     5 ビゴーの風刺画

    第17章 エルトゥールル号遭難とオスマン帝国の衰退(稲生 淳)
     1 エルトゥールル号の遭難
     2 悲劇の軍艦
     3 日本派遣の目的
     4 アブデュル・ハミト二世
     5 日本とトルコ友好の原点


     第Ⅴ部 世界大戦

    第18章 「陸奥外交」と和歌山(橋本唯子)
     1 陸奥宗光の出自
     2 知己による陸奥評
     3 陸奥の洋行--1870年・1884年の渡航
     4 「陸奥外交」--条約改正の国内情勢と国外情勢
     5 日清戦争開戦と「陸奥外交」

    第19章 真珠貝ダイバーと帝国主義(田城賢司)
     1 オーストラリアに渡った紀州の若者たち
     2 死と隣り合わせの採貝
     3 採貝業と世界経済
     4 戦後の採貝移民

    第20章 ケシとアジア侵略(田城賢司)
     1 ケシ栽培日本一だった和歌山
     2 ケシからアヘン・モルヒネ・ヘロイン
     3 ケシ栽培は子ども・女性の仕事
     4 アヘン禁止の動き
     5 日本のアヘン政策
     6 和歌山のケシ栽培と戦争

    第21章 ゾルゲ事件被告北林トモの粉河時代(海津一朗)
     1 消えたトモ--粉河寺門前の惨劇
     2 ゾルゲ国際諜報団事件
     3 三枚の写真が語るトモの生涯
     4 日本を捨てた理由--ロスでの日々
     5 粉河町におけるトモの記憶
     6 トモの最期

    第22章 イルカボーイズ--熊野の山中に眠る英国人(山口康平)
     1 熊野の山中にあった人口一万人以上の町
     2 地域発展の源は大地の贈り物
     3 紀州鉱山の開発と鉱山町の誕生
     4 石原産業とアジアの鉱山開発
     5 イルカボーイズと紀州鉱山
     6 もう一つの外国人追悼碑


     第Ⅵ部 現代への警告

    第23章 クジラの町の移民から学ぶ国際理解(中西 健)
     1 「クジラ」の町、「移民」の町
     2 太地鯨組遭難事故
     3 アメリカ産業を支えた紀南の人々
     4 第二次世界大戦とターミナルアイランド
     5 「移民」を学ぶことで深まる国際理解

    第24章 紀伊大島のクジラと米探検家アンドリュース(櫻井敬人)
     1 アメリカの太平洋進出
     2 アメリカ捕鯨産業の盛衰
     3 熊野灘の「六鯨」
     4 ノルウェー式捕鯨の導入
     5 紀伊大島、陸前鮎川での調査
     6 大島の人々とクジラ

    第25章 濱口梧陵と「世界津波の日」(福田光男)
     1 「世界津波の日」の制定
     2 ラフカディオ・ハーンと「稲むらの火」
     3 濱口梧陵について
     4 海外への普及
     5 防災教育に取り組む広川町と和歌山県

    第26章 三度の危機を乗り越えた第五福竜丸(左近晴久)
     1 古座で誕生した第五福竜丸
     2 ビキニ環礁での被爆
     3 核兵器廃絶運動と第五福竜丸
     4 第五福竜丸からのメッセージ


    あとがき
    関係年表
    人名・事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村井 章介(ムライ ショウスケ)
    1949年生まれ。1974年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1993年博士(文学)(東京大学)。立正大学文学部史学科教授、東京大学名誉教授

    海津 一朗(カイズ イチロウ)
    1959年生まれ。1983年東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程歴史学第一講座修了。1996年博士(史学)(東京都立大学)。和歌山大学教育学部教授

    稲生 淳(イナブ ジュン)
    1955年生まれ。1986年兵庫教育大学大学院学校教育研究科教科領域専攻社会系コース修了。元、和歌山県立和歌山商業高等学校校長、和歌山県教育センター学びの丘所長
  • 出版社からのコメント

    徐福伝説から第五福竜丸事件まで、紀伊半島を舞台にした地域から世界史を考えるためのケーススタディ。
  • 内容紹介

    鉄砲伝来、異国船襲来、捕鯨問題等々、数々の世界史とつながる歴史をもつ紀伊半島。とりわけ日本史における変革期には、紀伊半島は大きな役割を担ってきた。高校での「歴史総合」科目導入を前に、日本史と世界史の融合、地域の歴史をより広い視座から見直す必要性が高まるいま、「地域から世界史を考えるための実験」として問題提起を行う。
  • 著者について

    村井章介 (ムライ ショウスケ)
    2018年4月現在
    立正大学文学部史学科教授、東京大学名誉教授

    海津 一朗 (カイヅ イチロウ)
    2018年4月現在
    和歌山大学教育学部教授

    稲生 淳 (イナブ ジュン)
    元 和歌山県立和歌山商業高等学校校長、和歌山県教育センター学びの丘所長。

世界史とつながる日本史―紀伊半島からの視座(MINERVA歴史・文化ライブラリー〈33〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:村井 章介(監修)/海津 一朗(編著)/稲生 淳(編著)
発行年月日:2018/04/30
ISBN-10:4623082407
ISBN-13:9784623082407
判型:B6
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:360ページ ※342,18P
縦:20cm
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