茂田井武〈1〉幻想・エキゾチカ(挿絵叢書〈6〉) [単行本]

茂田井武〈1〉幻想・エキゾチカ(挿絵叢書〈6〉) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  童画の巨星・茂田井武、知られざる挿絵の世界を紹介。若き日の茂田井が描く、幻想と耽美に満ちた挿絵の数々をご堪能あれ。

• 目次

  巻頭カラー 「退屈画帳」茂田井武
  序――浜田雄介
  
  「かいやぐら物語」横溝正史
  「血蝙蝠」渡辺啓助
  「生不動」橘外男
  「「滝夜叉」憑依」 髙橋鉄
  「月下の亡霊」西尾正
  「極東」小栗虫太郎
  「髑髏笛」櫻田十九郎
  「広東珍探記 骨董迷路」茂田井武
  「広東珍食記 龍虎大会」茂田井武
  「国際骨牌師」茂田井武
  「猫町」江戸川乱歩
  〈挿絵ギャラリー〉「猫島物語」林耕三
  〈解説〉「茂田井武の生涯」中村圭子
  〈解説〉「暗い幻聴とエキゾティシズム」末永昭二

• 内容（「BOOK」データベースより）

  巻頭特集　退屈画帳（茂田井武）；童謡　おばけ峠（小栗栄子）；序（浜田雄介）；かいやぐら物語（横溝正史）；血蝙蝠（渡辺啓助）；生不動（橘外男）；「滝夜叉」憑霊（高橋鉄）；月下の亡霊（西尾正）；極東（小栗虫太郎）；髑髏笛（桜田十九郎）；広東珍探記　骨董迷路（茂田井武）；広東珍探記　竜虎大会（茂田井武）；国際骨牌師（茂田井武）；猫町（江戸川乱歩）；（挿絵ギャラリー）猫島物語（林耕三）；茂田井武の生涯（中村圭子）；暗い幻想とエキゾティシズム（末永昭二）

• 内容紹介

  童画家の作品とは思えない幻想的でエキゾチックな挿絵の数々。 茂田井武が童画で名を馳せる前に書いていた異色な作品を蒐集。
  
  茂田井武と言えば、絵本『セロ弾きのゴーシュ』で有名な童画家である。その茂田井が青年期に書いていたのは、雑誌の挿絵であった。その多くは、童画とはまったく異なる作風なのである。
  
  本書では、茂田井が書いた挿絵のうち、幻想的な作品とエキゾチックな作品を、小説とともに紹介する。「童画の茂田井」とはまったく異なる、「挿絵の茂田井」の世界に読者をご案内しよう。 巻頭では、『退屈画帳』から厳選した作品5点をカラーで紹介。茂田井の挿絵デビュー作である横溝正史「かいやぐら物語」や、江戸川乱歩とコラボした「猫町」など、貴重な作品を一挙掲載。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中村 圭子(ナカムラ ケイコ)
  １９５６年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。１９８４年より弥生美術館の学芸員

• 著者について

  中村 圭子 (ナカムラ ケイコ)
  1956年生まれ。弥生美術館学芸員。おもな編著に『魔性の女挿絵集』『日本の「かわいい」図鑑』『昭和美少年手帖』『谷崎潤一郎文学の着物を見る』(いずれも河出書房新社)などがある。

茂田井武〈1〉幻想・エキゾチカ(挿絵叢書〈6〉) の商品スペック