「神話」を近現代に問う(アジア遊学) [全集叢書]
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「神話」を近現代に問う(アジア遊学) [全集叢書]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2018/04/30
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「神話」を近現代に問う(アジア遊学) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代以降の神話は、それ自体が単に固有の宗教的伝統や民族性を語る重要性を持つのみならず、あらたに創作される文学の淵源として、つねに今日的な語りと関連づけて参照され、地域・時代に限定されない(あるいは、意図的に限定された)意義を持ちうる概念へと発展していった。整備され、「神話体系」からこぼれ落ちたり、意図してこれに対抗的に利用されたり、「ネイション」の神話と同時に重層的に信じられていたりしたような、広義の「神話」が持つ社会的意義を、その成立過程・創作過程から改めて評価する。
  • 目次

    総論―「神話」を近現代に問う 清川祥恵

    Ⅰ 「神話」の「誕生」―「近代」と神話学
    十九世紀ドイツ民間伝承における「神話」の世俗化と神話学 植朗子
    神話と学問史―グリム兄弟とボルテ/ポリーフカのメルヒェン注釈 横道誠
    〝史〞から〝話〞へ―日本神話学の夜明け    平藤喜久子
    近代神道・神話学・折口信夫―「神話」概念の変革のために 斎藤英喜
    『永遠に女性的なるもの』の相のもとに―弁才天考 坂本貴志
    ◎コラム◎「近世神話」と篤胤 山下久夫

    Ⅱ 近代「神話」の展開―「ネイション」と神話を問い直す
    願わくは、この試みが広く世に認められんことを―十八~十九世紀転換期ドイツにおけるフォルク概念と北欧・アジア神話研究 田口武史
    「伝説」と「メルヒェン」にみる「神話」―ドイツ神話学派のジャンル定義を通して
    馬場綾香
    近代以降における中国神話の研究史概観―一八四〇年代から一九三〇年代を中心に
    潘 寧
    幕末維新期における後醍醐天皇像と「政治的神話」 戸田靖久
    地域社会の「神話」記述の検証―津山、徳守神社とその摂社をめぐる物語を中心に
    南郷晃子
    ◎コラム◎怪異から見る神話(カミガタリ)―物集高世の著作から 木場貴俊

    Ⅲ 「神話」の今日的意義―回帰、継承、生成
    初発としての「神話」―日本文学史の政治性 藤巻和宏
    神話的物語等の教育利用―オーストラリアのシティズンシップ教育教材の分析を通して
    大野順子
    詩人ジャン・コクトーの自己神話形成―映画による分身の増幅    谷百合子
    神話の今を問う試み―ギリシア神話とポップカルチャー 庄子大亮
    英雄からスーパーヒーローへ―十九世紀以降の英米における「神話」利用 清川祥恵
    ◎コラム◎神話への道―ワーグナーの場合 谷本愼介

    あとがき 南郷晃子
  • 内容紹介

    近代以降の神話は、それ自体が単に固有の宗教的伝統や民族性を語る重要性を持つのみならず、あらたに創作される文学の淵源として、つねに今日的な語りと関連づけて参照され、地域・時代に限定されない(あるいは、意図的に限定された)意義を持ちうる概念へと発展していった。
    整備され、「神話体系」からこぼれ落ちたり、意図してこれに対抗的に利用されたり、「ネイション」の神話と同時に重層的に信じられていたりしたような、広義の「神話」が持つ社会的意義を、その成立過程・創作過程から改めて評価する。
  • 著者について

    植朗子 (ウエ アキコ)
    神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員、京都府立大学文学部共同研究員。専門はドイツ文学、比較伝承文学。。
    主な著書・論文に『『ドイツ伝説集』のコスモロジー―配列・エレメント・モティーフ』(鳥影社 、2013年)、「『ドイツ伝説集』における神話的樹木と〈人間が生る木〉伝承」(日本独文学会『ドイツ文学』148号、2014年)、「ドイツ民間伝承における樹木と泉をめぐる霊的存在―レアンダー・ペッツォルトの伝説分類と樹木霊Baumgeist」(ゲルマニスティネンの会『Flaschenpost』36号、2015年)などがある。

    南郷晃子 (ナンゴウ コウコ)
    神戸大学国際文化学研究科・国際文化学研究推進センター学術研究員。専門は近世説話・伝承。
    主な論文に「『本朝故事因縁集』をめぐる考察―周防国を中心として」(東京大学国語国文学会『国語と国文学』平成24年12月号、明治書院、2012年)、「「おさご」伝承の考察―近世期における「御家」意識と伝承の変容」(『説話・伝承学』22号、2014年)、「フロイス『日本史』にみる宣教師への悪口」(神戸大学国際文化学研究科国際文化学研究推進センター『二〇一五年度研究報告書』2015年)などがある。

    清川祥恵 (キヨカワ サチエ)
    神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員、同志社大学・大阪市立大学非常勤講師。専門はヴィクトリア時代の英文学、中世主義。
    主な論文に「民衆の聖堂―ウィリアム・モリスの中世主義思想」(『ヴィクトリア朝文化研究』第9号、日本ヴィクトリア朝文化研究学会、2011年)、「ウィリアム・モリスの『希望の巡礼者』における「詩人」と「夢」」(『関西英文学研究』第6号(『英文学研究 支部統合号』5号)、日本英文学会関西支部、2013年)、「アーサー王の「転倒」―ヴィクトリア時代以降の「神話」の大衆化に関する一考察」(『国際文化学研究推進センター二〇一五年度研究報告書』、国際文化学研究推進センター、2016年)などがある。

「神話」を近現代に問う(アジア遊学) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:植 朗子(編)/南郷 晃子(編)/清川 祥恵(編)
発行年月日:2018/03/30
ISBN-10:4585226834
ISBN-13:9784585226833
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:255ページ
縦:21cm
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