祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界 [単行本]

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祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界 [単行本]

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出版社:批評社
販売開始日: 2018/06/10
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祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界 の 商品概要

  • 目次

    口絵
    第一章 遺産の概要
    1 長崎県とキリスト教
    ■盛んなキリスト教信仰/■伝来と繁栄/■潜伏と弾圧/■復活とかくれキリシタン
    2 世界遺産としての価値
    ■世界遺産とは/■潜伏キリシタン遺産の世界遺産価値/■潜伏キリシタンの信仰/■4つの段階/■12の構成資産/■潜伏とかくれの違い
    3 登録までの道のり
    ■民間運動/■2度の「落選」/■イコモスの指摘/■悲願の登録
    4 潜伏キリシタン遺産の課題
    ■過疎化/■祈りの場を守る

    第二章 世界遺産への旅
    1 原城跡(長崎県南島原市)――「島原の乱」激戦の舞台 禁教政策強化の契機に
    [コラム:人の業 問い掛ける]
    2 平戸の聖地と集落~春日集落と安満岳(長崎県平戸市)――異なる宗教が共生 重なり合う信仰のかたち
    [コラム:おおらかな宗教観]
    3 平戸の聖地と集落~中江ノ島(長崎県平戸市)――殉教地に染み出る聖水 かくれ信者の崇敬集める
    [コラム:消えゆくかくれキリシタン]
    4 天草の﨑津集落(熊本県天草市)――漁村に根差した信仰 踏絵の場に立つ天主堂
    [コラム:「証拠」残る唯一の資産]
    5 外海の出津集落(長崎県長崎市)――予言の神父 待ち続け 日繰り伝承 教え受け継ぐ
    [コラム:対立を超えた祈り]
    6 外海の大野集落(長崎県長崎市)――神道装いひそかに信仰 土地に残る「かくれ」の記憶
    [コラム:外海キリシタンの移住]
    7 黒島の集落(長崎県佐世保市)――牧場跡に移住、開発 寺院に隠したマリア観音
    [コラム:求められる特性]
    8 野崎島の集落跡(長崎県小値賀町)――神道の聖地に隠れ住む 険しい地形で苦難の生活
    [コラム:謎の奇岩「王位石」]
    9 頭ヶ島の集落(長崎県新上五島町)――病人の療養地に入植 仏教徒の開拓指導者と協力
    [コラム:キリシタンの天国]
    10 久賀島の集落(長崎県五島市)――新天地求め未開地へ 「牢屋の窄」で苛烈な弾圧
    [コラム:教会建てた島の大工]
    11 奈留島の江上集落~江上天主堂とその周辺(五島市)――ひそかな信仰の終焉 地勢に適応した教会建築
    [コラム:小さな集落の大きな心]
    12 大浦天主堂(長崎市)――2世紀ぶり 宣教師と「再会」 続々信仰表明 禁教令撤廃へ
    [コラム:人権の扉を開いた姉妹]

    第三章 特集・ルポ
    【平戸の聖地と集落(中江ノ島)】かくれキリシタンのお水取り――岩をつたう殉教者の「血と涙」
    【外海の出津集落】雪のサンタ・マリア――信仰支えた聖母の微笑
    【久賀島の集落】信徒が消えた集落――山に返った苦難の地 山中に残る墓地、教会跡
    【大浦天主堂】「信徒発見」 の背景――潜伏キリシタンを支えたオラショ、予言
    【大浦天主堂】浦上キリシタンの信仰――親から子、子から孫へ

    第四章 かくれキリシタン再考
    1 謎――生月と外海 異なる信仰形態
    2 生月――禁教以前の形態残る
    3 外海――再布教の痕跡目立つ
    4 五島――移住は「経済的事情」
    5 石――「神が与えた地」の象徴
    6 組織――欧州の信心会が起源
    7 継承――貿易拠点に残った信仰
    8 祈り――受け継がれる心の祈り
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松尾 潤(マツオ ジュン)
    1968年長崎市生まれ。早稲田大学教育学部卒。1993年、長崎新聞社に入社、報道部に配属。経済、教育、警察、県政を担当。運動部、大瀬戸支局長、整理部を経て2006年から8年間、生活文化部で主に歴史、文学を担当。2014年から報道部で世界遺産を担当し、2015年7月にドイツ・ボンで開かれた第39回ユネスコ世界遺産委員会を取材。報道部次長
  • 出版社からのコメント

    世界遺産候補の12資産を紹介し、一方で後継者不足などにより途絶えつつある「かくれ」キリシタンの現状を記録するルポルタージュ
  • 内容紹介

    長崎新聞紙上で関連遺産を取材してきた記者が世界遺産の勧告に沸く12資産を大判の写真を挿入しながら紹介しつつ、その一方で後継者不足や宗教意識の希薄化により途絶えつつある「かくれ」キリシタン信仰の現状を記録するルポルタージュ。

    17~19世紀の2世紀以上に及んだ禁教令の下、長崎県と熊本県天草地方で潜伏したキリシタンが育んだ独特の信仰のかたち。それは「かくれキリシタン」によって現代に引き継がれている。
    潜伏キリシタンが暮らした離島、へき地の風景が語りかけてくる「真実」とは?
    近年の研究成果を交えながら潜伏・かくれキリシタンの新事実に迫る。
  • 著者について

    松尾潤 (マツオジュン)
    1968年長崎市生まれ。早稲田大教育学部卒。
    1993年、長崎新聞社に入社、報道部に配属。経済、教育、警察、県政を担当。運動部、大瀬戸支局長、整理部を経て2006年から8年間、生活文化部で主に歴史、文学を担当。
    2014年から報道部で世界遺産を担当し、2015年7月にドイツ・ボンで開かれた第39回ユネスコ世界遺産委員会を取材。現職は報道部次長。
    共著「龍馬と弥太郎 長崎風雲録」(長崎新聞社)。

祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界 の商品スペック

商品仕様
出版社名:批評社
著者名:松尾 潤(著)
発行年月日:2018/06/10
ISBN-10:4826506813
ISBN-13:9784826506816
判型:A5
発売社名:批評社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:キリスト教
言語:日本語
ページ数:167ページ
縦:21cm
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