ぼくの兄の場合 (エクス・リブリス) [単行本]
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ぼくの兄の場合 (エクス・リブリス) [単行本]

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出版社:白水社
販売開始日: 2018/07/18
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ぼくの兄の場合 (エクス・リブリス) [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    16歳年上の兄カール・ハインツは、ヒトラーユーゲントの教育に染まり、武装親衛隊のエリート部隊である「髑髏師団」に入隊する。ハリコフ攻防戦やクルスクの戦いにも参加するが、戦闘中に両足に重傷を負い、切断を余儀なくされ、ウクライナの野戦病院で息を引き取った。第一次世界大戦に自ら志願して従軍し、第二次世界大戦でも戦った父は、兄を誇りに思い、その死を深く悔やむ。いっぽう母は、息子が戦争犯罪に加担しなかったと固く信じながら、戦地から届いた兄の遺品を、半世紀にわたり化粧台に入れて大切に保管していた。兄より年長の姉は、娘である自分が兄ほど父に愛されなかったことを自覚しつつ、それでもやはり自分は父に愛されていたと信じようとする。兄の遺した日記や手紙を読みながら、著者は、戦争の記憶をほとんどもたない自身の半生、さらには両親や姉の人生を振り返る。ナチズムと国家による暴力、戦時下の小市民の生活について、短いテクストの集積で語りつつ、読む者に深い問いを投げかける。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ティム,ウーヴェ(ティム,ウーヴェ/Timm,Uwe)
    1940年ハンブルク生まれ。家業の毛皮製品店を継ぐべく修行をするが、父の死後、店をたたんで大学入学資格を取得。ミュンヘン大学で哲学とドイツ文学を学び、パリのソルボンヌ大学にも留学。戦後の西ドイツで民主主義教育を受けた第一世代にあたり、パリから戻った1967年以降、学生運動にも参加。1970年代から作家活動を始め、1993年の『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』(河出書房新社)、2001年の『赤』などの作品で一躍人気作家に

    松永 美穂(マツナガ ミホ)
    ドイツ文学者、翻訳家。早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。主要訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など
  • 出版社からのコメント

    十六歳年下の弟である著者が、戦争で命を落とした兄の残した日記や手紙を通じて、「家族」とは、「戦争」とは何かを自問する意欲作。
  • 内容紹介

    兄の人生から浮かび上がる戦争と家族の物語

     ナチズムに疑いをもつことなく戦地に赴き、19歳で命を落とした兄。弟である著者が、残された日記や手紙から兄の人生を再構成しながら、「戦争」とは何か、「家族」とは何かを問いかける意欲作。
     16歳年上の兄はヒトラーユーゲントの教育に染まり、武装親衛隊の「髑髏師団」に入隊、ウクライナで戦死した。戦後民主主義の教育を受けて育った第一世代である著者は、兄の遺した日記や手紙を読みながら、戦争の記憶をほとんどもたない自身の半生、両親や姉の人生を振り返る。そしてナチズムと国家による暴力、戦時下の小市民の生活について、短いテクストの集積で語りつつ、読む者に深い問いを投げかける。
     わずかな手がかりをもとに、亡き兄の人生について考察する本書の書きぶりは、小説というよりも自伝、あるいはノンフィクションの手触りに近い。身近でありながらほとんど知ることのなかった肉親への情、戦争に向き合おうとすることの困難、葛藤が随所に表われ、日本の読者にも考えさせられるところが大きい。
     著者は1940年生まれ。2003年に出版した自伝的な本書は、ドイツにおける記憶の文化とナチスについて社会的な議論を巻き起こした。
  • 著者について

    ウーヴェ・ティム (ティム)
    1940年生まれ。ミュンヘン在住。1970年代から作家活動を始め、『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』(1993, 浅井晶子訳、河出書房新社)、『赤』(2001)などで人気作家に。戦後の西ドイツで民主主義教育を受けた第一世代にあたり、60年代の学生運動にも参加。良心的でユーモアのある作家として定評がある。2001年にバイエルン芸術アカデミー賞を受賞。2003年に出版した自伝的な本書によって、ドイツにおける記憶の文化とナチスについて社会的な議論を巻き起こした。

    松永 美穂 (マツナガ ミホ)
    1958年生まれ。ドイツ文学者、翻訳家、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、『帰郷者』、『階段を下りる女』、ハンス=ヨアヒム・シェートリヒ『ヴォルテール、ただいま参上!』(以上、新潮社クレスト・ブックス)、ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』、ライナー・マリア・リルケ『マルテの手記』(以上、光文社古典新訳文庫)、著書に『誤解でございます』(清流出版)など。

ぼくの兄の場合 (エクス・リブリス) [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:ウーヴェ ティム(著)/松永 美穂(訳)
発行年月日:2018/07/25
ISBN-10:4560090564
ISBN-13:9784560090565
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:191ページ
縦:20cm
その他: 原書名: Am Beispiel meines Bruders〈Timm,Uwe〉
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