森有礼が切り拓いた日米外交―初代駐米外交官の挑戦 [単行本]
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森有礼が切り拓いた日米外交―初代駐米外交官の挑戦 [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2018/07/31
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森有礼が切り拓いた日米外交―初代駐米外交官の挑戦 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    明治新政府が初めて米国に送り出した若き外交官の活躍。着任から帰国までを、大量の新資料を駆使して描く。信教の自由、学校制度、女子教育、図書館・精神病院の設立など、森の広範な活動の軌跡をたどりつつ、非業の死に至る出来事をも浮き彫りにする。米国務長官からの厚き信認の獲得と、岩倉使節団との深刻な対立…。日本の進むべき道を模索し続けた真の姿に迫る。
  • 目次

    目 次

    はじめに i

    第一部 初代駐米外交官森有礼の出発
    はじめに
    第一章 エドワード・キンズレーとの出会い
    (一) 実証的資料に基づく新たな視点を
    大陸横断途上の予定変更/キンズレー口述記Arinori Mori
    (二)重要な岐路
    ブロクトンではなくボストンへ/多彩な有力者たちとの知遇を得る/ハリス傘下から踏み出す
    第二章 森有礼の著作について
    (一)Life and Resources in America
    章立てと単行本刊行時期の検討/「ランマン執筆」も疑問?
    (二)Education in Japan
    友人たちからの回答集/興味深い序文/祖国再建への問題意識
    (三)Religious Freedom in Japan
    自分の道をじっくりと進み、決して行程を変えなかった/まず「宗旨一条伺」で政教分離を主張/存在しないものとして扱われる? 献上聖書と同じか?
    第三章 豊富な情報
    (一)キンズレーが語った興味深いことども
    (二)新島襄との関係
    キンズレーが設定したふたりの出会い/新島を引き立てる森
    (三)帰国直前の森有礼
    金子堅太郎自叙伝/キーパーソンとしてのキンズレー
    第四章 キンズレー関係書簡
    (一)キンズレー宛森有礼書簡
    (二)キンズレー宛ブルークス書簡

    第二部 岩倉使節団と開拓使派遣女子留学生をめぐる諸問題
    はじめに
    第一章 開拓使派遣女子留学生をめぐる森有礼とチャールズ・デロングの対立
    (一)開拓使派遣女子留学生関係資料
    (二)英文書簡にみる両者の対立
    (三)開拓使文書にみる森の主張の根拠
    第二章 森有礼の外交交渉のはじまり
    (一) もうひとつの外交交渉、はじまる
    岩倉を巻き込む争い/デロングの追及/森の応酬/情実外交を排す森の姿勢
    (二)森有礼の辞職願について
    森有礼、辞職願を提出する/本国は森に全き信認を与えていた/吉田清成、デロングに呼び出される
    第三章 開拓使派遣女子留学生の教育に果たした森の働き
    (一)女子留学生の将来の教育を見据えて
    わが国初の女子留学生の受け入れ/幼稚園教師を雇う/少女たちの心情も踏まえて
    (二)女子留学生に対して森が負った責任
    ランマンとの契約解除と五人の留学生のその後/女子留学生の教育の目的

    第三部 初代駐米外交官森有礼のさまざまな働き
    はじめに
    第一章 米国公文書館所蔵公文録にみる森有礼
    (一)単純で一直線、森の外交手法
    米国務長官への最初の願い/ダイレクトな交渉が次々に奏功/大統領の差別的関税撤廃宣言
    (二)政府の代任たる交際官吏
    黒田丸とケプロン丸/政府の代任たる交際官吏
    第二章 簡易英語採用論
    (一)「簡易英語採用論」とそれに対する痛烈な反論
    平易な英語に変革せよ/痛烈な反論
    (二)森はなぜ「簡易英語採用論」を打ち出したのか
    「簡易英語採用論」の根拠/英語の簡易化は世界にとって不可欠な仕事/全米教育大会での演説
    第三章 森有礼と図書館
    (一)ウイリアム・ホイットニー宛アドルフ・ドゥアイ書簡
    ドゥアイ、ホイットニーに森への仲介を懇願する/国会図書館が所蔵するドゥアイの著作/森の「簡易英語」から見たThe Kindergarten
    (二)図書館の成立と再生に森有礼が果たした役割
    森有礼由来文献のゆくえを探る/森が在米中に本国に送ったもの/森が米国から帰国後に手放したもの/森の斡旋ないしは関与によってわが国に輸入されたもの/その答えは森有礼にあり
    第四章 音楽教育導入への布石
    (一)森有礼と洋音楽
    洋音楽との出会い/森の英訳学制にみる「音楽」/わが国における「唱歌」の誕生
    (二)メーソン派遣へとつながるトゥルジェーとの会談
    トゥルジェー、教員養成における音楽教育の重要性を論じる/岩倉使節団、トゥルジェーが合唱団の総指揮をした大音楽会に参加/ブロック島でのトゥルジェーとの「chance meeting」
    第五章 森有礼と精神病院
    (一)森有礼と精神病院設立とのかかわり
    ドロシア・ディックス宛森有礼書簡(一八七五年一一月二三日付)/『明治事物起源』に翻訳あり/本書簡をどう読むか
    (二)森を待ち受ける故国の現状
    新聞記事「森の悪評」/記事が書かれた背景
    第六章 森有礼への期待と危惧
    (一)オクタビウス・ペリンチーフの手紙
    「私は今まで以上に日本と日本人に興味をもつようになった」(一八七一年九月二七
    日付)/先達としての自負と自戒、そして日本人に対する畏怖(一八七二年一月二三日付)
    (二)ジョセフ・ヘンリーの手紙
    森の危険な立場を予見―ランマンへの手紙(一八七二年九月一一日付)/「諦めてはいけない。長い時間を要するのだ」―森有礼への手紙(一八七五年六月二一日付)
    第七章 森有礼と幼稚園
    (一)エリザベス・ピーボディーのKindergarten Messenger
    クラウスの手紙/ピーボディーの脚注
    (二)知られざる森有礼と幼稚園とのかかわり
    幼稚園とのかかわりを示す資料群/文部大輔田中不二麿の幼稚園設立願い

    結語に代えて
    アメリカ側の資料が照らす森有礼/服従して果てるのではない/わが国は森有礼を受け止めることができるであろうか/幼稚園史研究の場合

    参考・引用文献
    『新修森有礼全集 別巻四』所収 駐米公使時代関係資料一覧
    附録 森有礼の足跡をたどる旅
    一 エリザベス・ピーボディーのボストン/二 森有礼の足跡をたどってニューヨークへ

    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    国吉 栄(クニヨシ サカエ)
    1949年生まれ。明治学院大学文学部英文科卒。お茶の水女子大学大学院修士課程修了(児童学専攻)。立教女学院短期大学附属愛児研究所勤務ののち、群馬県立保育大学校、頌栄保育専門学校、共立女子大学、白百合女子大学で非常勤講師として幼児教育関係科目を担当(2014年で終了)
  • 出版社からのコメント

    明治新政府が初めて米国に送り出した23歳の若き外交官
  • 内容紹介

    着任から帰国までを、大量の新史料を駆使して描く。
    信教の自由、学校制度、女子教育、図書館・精神病院の設立等々。森の広範な活動の軌跡をたどりつつ、非業の死に至る出来事をも浮き彫りにする。
    米国務長官からの厚き信認と、岩倉使節団との深刻な対立。日本の進むべき道を模索し続けた真の姿に迫る。
    史料発掘者が描き出す新たな森有礼像。
  • 著者について

    国吉栄 (ニヨシサカエ)
    1949年生まれ。明治学院大学文学部英文科卒。お茶の水女子大学大学院修士課程修了(児
    童学専攻)。立教女学院短期大学附属愛児研究所勤務ののち、以下の各校で非常勤講師
    として幼児教育関係科目を担当(2014 年で終了)。
    群馬県立保育大学校、頌栄保育専門学校、共立女子大学、白百合女子大学。
    主な著書に『日本幼稚園史序説 関信三と近代日本の黎明』(新読書社、2005 年)、『幼稚園誕生の物語 「諜者」関信三とその時代』(平凡社、2011年)、共著に『幼児理解と保育援助』(森上史朗、浜口順子編、ミネルヴァ書房、2003 年)、『戦後の子どもの生活と保育』(日本保育学会編、相川書房、2009 年)、『新修 森有禮全集』別巻4(文泉堂書店、2015 年)などがある。

森有礼が切り拓いた日米外交―初代駐米外交官の挑戦 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:国吉 栄(著)
発行年月日:2018/07/15
ISBN-10:4585222138
ISBN-13:9784585222132
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:305ページ ※297,8P
縦:22cm
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