樏(かんじき)―稲垣いつを句集 [単行本]

樏(かんじき)―稲垣いつを句集 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  第一句集。

• 目次

  序句・鷹羽狩行
  鑑賞四句・鷹羽狩行
  
  第一章　　一九七九年～一九九四年　9
  第二章　　一九九五年～二〇〇二年　37
  第三章　　二〇〇三年～二〇一〇年　81
  第四章　　二〇一一年以降　131
  
  あとがき
  著者略歴

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  稲垣 いつを(イナガキ イツオ)
  昭和１９年三重県北牟婁郡生まれ。昭和５７年「狩」入会。平成９年「狩」同人。俳人協会会員

• 出版社からのコメント

  ◆第一句集
  突き抜けて寂しからずや今年竹
  
  ぬきん出ているものに、誇らしさではなく孤立の姿を見てと…

• 内容紹介

  ◆第一句集
  突き抜けて寂しからずや今年竹
  
  ぬきん出ているものに、誇らしさではなく孤立の姿を見てとった。人間界を思わせる。
  こうした人生や世情に深く根ざした秀句佳句を今後も期待してやまない。
  （帯より・鷹羽狩行）
  
  
  ◆自選十句
  狂ほしきまでに吉野の夜の桜
  善処とはなにもせぬこと万愚節
  突き抜けて寂しからずや今年竹
  ががんぼの足長すぎる細すぎる
  破れ蓮完膚無きまで破れ蓮
  ハーモニカの空も港も終戦日
  美しきものより順に柿落葉
  樏を履けば自信のやうなもの
  やさしさは羽子打ち返すやうなもの
  巌より飛ばす裏白グライダー

• 著者について

  稲垣いつを
  昭和19年　三重県北牟婁郡生まれ
  昭和57年　「狩」入会
  平成９年　「狩」同人
  俳人協会会員

樏(かんじき)―稲垣いつを句集 [単行本] の商品スペック