創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書]
    • 創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書]

    • ¥2,03562 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年10月25日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009002992416

創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書]

価格:¥2,035(税込)
ゴールドポイント:62 ゴールドポイント(3%還元)(¥62相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年10月25日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:講談社
販売開始日: 2018/08/17
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ダ・ヴィンチの“モナ・リザ”とエラスムスの『痴愚神礼讃』を生んだ一六世紀はヨーロッパに「魔女狩り」の嵐が吹き荒れた時代だった。その嵐の中に出現した、理性を完璧なまでに超越したものを夢見る「非理性的創造者」としての天才たちの系譜は、以降、五〇〇年にわたって世界を翻弄し続けていく―。スウェーデンボルグ、モーツァルトからベートーヴェンを経てヴァーグナー、ニーチェ、そしてドストエフスキーに至るまで、第一級の精神科医が完成させた唯一無二の思想劇が、ここに幕を開く。
  • 目次

    はじめに
    第一章 魔術と科学のあいだの揺動:15~17世紀
    1 ルネサンスの創造的非理性
    2 魔女狩り
    3 魔女狩りと闘う医師ヴァイヤー
    4 ケプラーの神秘天文学
    5 魔術と科学のあいだ
    第二章 非理性の噴出:18世紀
     1 スウェーデンボルグ問題
     2 無意識の発見
     3 モーツァルトという陰翳
     4 反復するラプトゥス (1):ベートーヴェンの場合
     5 反復するラプトゥス (2):ヘルダーリンの場合
     6 ラプトゥス、その病理性と生命性
    第三章 アポロンとディオニュソスの相剋:19世紀
     1 《第九》以後に創造すること
     2 ロマン主義芸術のラプトゥスに襲われた世代
     3 夢幻恍惚と痙攣発作と
     4 癲癇/ヒステリー/緊張病
     5 ボードレールにとってのドラクロワ
     6 ヴァーグナーとボードレール
     7 『罪と罰』出現以降の創造
     8 印象派絵画の悪夢
     9 ゴッホはモネをどう見ていたか
     10 《ニーベルングの指環》全曲初演
     11 ヴァーグナー問題と〈ヒステリー〉問題
     12 『カラマーゾフの兄弟』の出現
    第四章 非理性の稲妻:20世紀への架橋
     1 ニーチェの場合
     2 いかなる「病気」がニーチェを創造者にし、そして破壊したのか
     3 ゴッホの場合
     4 『夢解釈』の出現
     5 シュレーバーは妄想者か、夢幻者か
     6 ニジンスキーという現象
     7 超人の舞踏と〈緊張病〉
    第五章 人類のゆくえ:20世紀以降
     1 『自我とエス』
     2 創造する連帯の舞台としての〈エス〉
     3 ナチズム
     4 ヤスパースの歴史眼
     5 来たるべき「枢軸時代」の兆候?
     6 「カラマーゾフシチナ」の現代性
     7 「枢軸時代」と「反-枢軸時代」
     8 「反ー枢軸時代」の不透明性を生きる
    書 誌
    あとがき
    人名・作品名索引
  • 出版社からのコメント

    魔女狩りの焔が飛び散る15世紀からナチズムの狂乱に至る20世紀まで。大地を揺るがしつつ展開された天才たちによる創造の精神史!
  • 内容紹介

    魔女狩りの嵐が吹き荒れる15世紀から、「魔術」と「科学」が分岐する17世紀、その結果として「非理性」が噴出を始める18世紀を経て、ベートーヴェンの《第九》で開始され、ヴァーグナーの《ニーベルングの指環》を生み出す19世紀、そして「非理性」を特異な形で先鋭化させたナチスを登場させた20世紀へ──。第一級の精神科医が放つ、500年間に及ぶヨーロッパ精神史!


    レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519年)が《モナ・リザ》を描き、デジデリウス・エラスムス(1466-1536年)が『痴愚神礼讃』を世に問うた16世紀初頭、ヨーロッパには「魔女狩り」の嵐が吹き荒れていた。「ルネサンス」と呼ばれる時代は、決して「文芸復興」という言葉で表しきれるものではない。そこには理性を完璧なまでに超越してしまうものを夢見る「非理性的創造者」が生み出され、のちの世界を翻弄していくことになる──。
    本書は、『魔女の槌』なる書物が出現して「魔女狩り」の焔が点火される15世紀から、ナチスの狂乱が演じられる20世紀まで、500年に及ぶ精神史を描き出そうとする前人未到の試みである。
    ヨハネス・ケプラー(1571-1630年)とルネ・デカルト(1596-1650年)が活躍した17世紀を経て、混沌としていた「魔術」と「科学」の境界が確定されていく。その結果として起きたのは、皮肉にも「科学」から排除された「非理性」の噴出だった。そうして18世紀には、イマヌエル・カント(1724-1804年)をも魅了したエマヌエル・スウェーデンボルグ(1688-1772年)が現れ、やがてヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-91年)という天才が生まれた。
    噴出した非理性は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827年)の《第九》(1824年初演)とともに19世紀を迎え、ついにリヒャルト・ヴァーグナー(1813-83年)を出現させる。その流れは、やがてアドルフ・ヒトラー(1889-1945年)という存在をもたらしたが、その傍らでは、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90年)が、フョードル・ドストエフスキー(1821-81年)が、そしてフリードリヒ・ニーチェ(1844-1900年)が火花を散らせていた──。
    幾多の天才たちを生み出した「創造の星」たる地球は、その後、どんな道をたどったのか? そして、21世紀を迎えた今、これからどこに向かおうとしているのか? 停滞期に入ったとさえ感じられる今、人類の来し方と行く末を考えるために。第一級の精神科医が放つ、誰も目にしたことのないヨーロッパ精神史。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    渡辺 哲夫(ワタナベ テツオ)
    1949年、茨城県生まれ。東北大学医学部卒業(医学博士)。都立松沢病院、東京医科歯科大学、栗田病院、稲城台病院などを経て、現在、いずみ病院(沖縄県うるま市)勤務。専門は、精神病理学
  • 著者について

    渡辺 哲夫 (ワタナベ テツオ)
    1949年、茨城県生まれ。東北大学医学部卒業(医学博士)。都立松沢病院、東京医科歯科大学、栗田病院、稲城台病院などを経て、現在、いずみ病院(沖縄県うるま市)勤務。専門は、精神病理学。
    主な著書に、『シュレーバー』(筑摩書房)、『死と狂気』(ちくま学芸文庫)、『〈わたし〉という危機』(平凡社)、『20世紀精神病理学史』(ちくま学芸文庫)、『祝祭性と狂気』、『フロイトとベルクソン』(以上、岩波書店)など。
    主な訳書に、ジークムント・フロイト『モーセと一神教』(ちくま学芸文庫)、ダニエル・パウル・シュレーバー『ある神経病者の回想録』(講談社学術文庫)など。

創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:渡辺 哲夫(著)
発行年月日:2018/08/10
ISBN-10:4065126681
ISBN-13:9784065126684
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:325ページ
縦:19cm
他の講談社の書籍を探す

    講談社 創造の星―天才の人類史(講談社選書メチエ) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!