ここにいる [単行本]
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ここにいる [単行本]

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出版社:白水社
販売開始日: 2018/08/18
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ここにいる [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、2013年に起こった「大阪市母子餓死事件」がモチーフになっている。当時マンションの一室で28歳の女性と3歳の息子が餓死状態で見つかり、電気とガスも止められていた。母子の孤独死は、無縁社会を象徴する事件として台湾でも大きく報じられ、衝撃を受けた著者は、舞台を台湾に置き換えて、本書を書き上げた。主人公の美君は、6歳の娘・小娟と暮らす30代の女性。あるとき、夫の阿任から暴力を受け、美君は家を出る。地下鉄で20分しか離れていない家に移り、夫からの連絡をひそかに待ちながら、夫のこと、元彼のこと、職場のこと、結婚・出産の時のことなど、過去をさまざまに思い返す。一方で、夫、元彼、同僚、親、弟、友人の独白からは、まったく異なる美君の姿が浮かび上がってくる。他者からどう見られるかを常に意識して行動し、自分が選ばれるべき人間だと自負する美君。Facebookのページを開設し、グループLINEにも参加してはいたが、つながっている人はほとんどいなかった。すれ違う意識と噛み合わない現実。美君は、しだいに自らを追い込んでいく…。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    王 聡威(ワン ツォンウェイ)
    1972年、台湾・高雄生まれ。国立台湾大学哲学科卒、同大学芸術史研究科修士。デビュー以降、台湾文学賞、宗教文学賞、打狗文学賞など、数々の文学賞を受賞。2003~05年には、甘耀明、伊格言ら7人の若手作家たちと「8P」を結成、新たな創作活動を宣言する。08年刊行の長篇小説『濱線女兒―哈瑪星思戀起(浜線の女―ハマセン恋物語)』で巫永福文学賞を受賞。雑誌編集者としても活躍しており、09年、台湾を代表する文芸誌『聯合文学』の編集長に就任

    倉本 知明(クラモト トモアキ)
    1982年、香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了、学術博士。台湾文藻外語大学助理教授。専門は比較文学。2010年から台湾・高雄在住
  • 内容紹介

    孤独死事件を台湾の異才が小説化!
     本書は、2013年に起こった「大阪市母子餓死事件」が素材になっている。当時マンションの一室で28歳の母親と3歳の息子が餓死状態で発見された。母子の孤独死は、無縁社会を象徴する事件として台湾でも大きく報じられ、衝撃を受けた著者は、舞台を台湾に置き換えて、本書を書き上げた。
     主人公の美君は、6歳の娘と暮らす30代の平凡な女性。あるとき、夫から暴力を受け、家を出る。近所に引っ越し、夫からの連絡をひそかに待ちながら、夫や元彼、職場、結婚・出産時のことなど、過去を様々に思い返す。一方で、夫、元彼、娘、親、弟、同僚、友人の独白からは、まったく異なる美君の姿が浮かび上がってくる。すれ違う意識と嚙みあわない現実。些細なきっかけから美君は周囲との関係を断っていき、しだいに自らを追い込んでいく……。
     他者からどう見られるかを常に意識して行動し、自分が選ばれるべき人間だと自負する美君。ネットやSNSが浸透し、容易に他人と深く関われる社会のなかで、なぜ母子は孤独死するに至ったのか。誰にでも起こりうる震撼の事件の全貌を独白体によって鮮烈に描き出し、現代の日常が孕む闇を射抜く傑作長篇。
     小山田浩子氏推薦!
  • 著者について

    王聡威 (オウ ソウイ)
    1972年台湾・高雄出身。国立台湾大学哲学科卒、同大学芸術史研究科修士。99年にデビュー以降、巫永福文学賞、宗教文学賞、台湾文学賞、打狗文学賞など数々の文学賞を受賞。03~05年には甘耀明、伊格言ら8人の若手作家と「8P」を結成、新たな創作活動を宣言。著書『濱線女兒─哈瑪星思戀起』(08年)、『複島』(08年)他。雑誌編集者としても活躍。09年から台湾を代表する文芸誌『聯合文学』の編集長を務めている。

    倉本 知明 (クラモト トモアキ)
    1982年香川県生まれ。立命館大学先端総合学術研究科卒、学術博士。文藻外語大学助理教授。09年から台湾在住。訳書に伊格言『グラウンド・ゼロ――台湾第四原発事故』(白水社)、蘇偉貞『沈黙の島』(あるむ)。

ここにいる [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:王 聡威(著)/倉本 知明(訳)
発行年月日:2018/08/25
ISBN-10:4560092702
ISBN-13:9784560092705
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:249ページ
縦:20cm
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