宗教と社会の戦後史 [単行本]
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宗教と社会の戦後史 [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2018/09/25
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宗教と社会の戦後史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    私たちは「二重の時間性」を生きてきた。戦後を徹底させる動きと、戦前に回帰する動き。この二つが重層する特異な戦後史。その間を揺れ動く「宗教」。その過去・現在・未来を解き明かす。
  • 目次

    はじめに(堀江宗正)

    序章 戦後七〇年の宗教をめぐる動き――いくつかの転機を経て(堀江宗正)
     1 いくつかの転機
     2 社会構造の変化から見た戦後宗教史
     3 終戦か敗戦か
     4 逆コースの戦後政治
     5 国家神道の象徴的復興
     6 靖国問題と国家神道の中心の転換
     7 反共と宗教
     8 戦後の平和主義と宗教
     9 一神教批判の台頭
     10 三・一一後の左傾化?
     11 オウム真理教事件と公明党の位置づけの変化

    I部 理論編――戦後宗教史を読むための視座

    1章 近代の規範性と複合性――「世俗化」概念の再検討と丸山眞男の近代化論(上村岳生)
     1 はじめに
     2 近代的宗教のモデル――「市民宗教」と「公共宗教」
     3 丸山眞男における近代化と宗教
     4 複合的近代のなかの宗教

    2章 政権与党と宗教団体――自民党と保守合同運動,公明党と創価学会の関係を通して(伊達聖伸)
     1 はじめに
     2 戦後日本における「宗教」の位置
     3 宗教団体と政治の関係――構造と類型
     4 神道政治連盟と保守合同運動――国家神道の復活か,脱宗教的な国民運動か
     5 創価学会と公明党の軌跡――「政教一致」から自民党との連立政権成立まで
     6 右傾化のなかの自公連立と宗教的なものの行方
     7 おわりに

    3章 戦後宗教史と平和主義の変遷(中野 毅)
     1 忘れられた戦後宗教史――国家と宗教とのはざまで
     2 日本国憲法に表現された平和主義
     3 宗教的平和主義の諸類型
     4 戦後日本における平和主義の変遷
     5 おわりに

    II部 歴史編――国家と宗教の関係性

    4章 国家神道復興運動の担い手――日本会議と神道政治連盟(島薗 進)
     1 はじめに
     2 「天皇中心の国家」復興運動・日本会議・神社本庁
     3 神社本庁と神道政治連盟
     4 神政連と神宮の真姿顕現
     5 式年遷宮への首相参列
     6 おわりに

    5章 靖国神社についての語り――明治維新百五十年で変わりうるか(小島 毅)
     1 はじめに
     2 靖国問題は文化の相違によるものか
     3 靖国神社の起源
     4 靖国神社の英霊たち
     5 怨親平等から怨親差別へ
     6 朱子学の歴史認識と靖国神社へ
     7 おわりに――靖国史観解消への一里塚

    6章 忠魂碑の戦後――宗教学者の違憲訴訟への関与から考える(西村 明)
     1 はじめに
     2 箕面忠魂碑違憲訴訟とは
     3 柳川啓一の忠魂碑理解――東京地裁における証人調書から
     4 柳川説と忠魂碑訴訟のコンテクスト
     5 むすびにかえて――忠魂碑の現在

    III部 教団編――諸宗教の内と外

    7章 キリスト教と日本社会の間の葛藤と共鳴――宗教的マイノリティが担う平和主義(小原克博)
     1 はじめに――戦後を振り返るための基本的背景
     2 戦前における国家と社会
     3 戦後社会とキリスト教
     4 日本における一神教批判
     5 犠牲をめぐるキリスト教と国家の論理
     6 おわりに

    8章 戦後の仏教をめぐる言説と政治――近代性,ナルシシズム,コミュニケーション(川村覚文)
     1 はじめに
     2 近代と仏教
     3 「戦後」をめぐる「捩れ」と仏教
     4 「戦後」社会における「仏教」をめぐるポリティクス
     5 おわりに

    9章 新興宗教から近代新宗教へ――新宗教イメージ形成の社会的背景と研究視点の変化(井上順孝)
     1 はじめに
     2 戦後七〇年の変化の波
     3 研究視点の変容
     4 新宗教研究から何が見いだされたのか
     5 宗教研究のフロンティアとしての新宗教研究
     6 二一世紀の新宗教研究の課題

    終章 宗教と社会の「戦後」の宿題――やり残してきたこととその未来(黒住 真・島薗 進・堀江宗正)
     からみあう世俗化と宗教復興
     権威主義による社会的組織の解体
     ゲノッセンシャフトとしての教団
     国家からの超越性と責任
     「国家神道」と対峙するもの――地域・いのち・スピリチュアリティ
     「新しい社会運動」としての公共宗教
     農業・産業・宗教
     受苦のスピリチュアリティ
     自己無化・自己犠牲と他者への強制
     批判と反省
     儒教と神道の結合
     明治一五〇年をどうとらえるか――富国強兵と環境破壊
     アジアとの関係,移民受入,排外主義
     国家共同体を超える公共性のスピリチュアリティ

    年表・宗教と社会の戦後史


    Post-War History of Religion and Society in Japan
    Norichika HORIE, Editor
  • 内容紹介

    世俗化と宗教復興,この相反する動きは,実は同時進行していた! 本書は戦後日本の宗教と社会の関係を,このパラドクシカルな動きから理解する.政教分離の建前のもと,国家と宗教はどう関係してきたか,教団はそれにどう適応してきたか.見逃されてきた課題は何なのか.日本社会の転機を根本から問う.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    堀江 宗正(ホリエ ノリチカ)
    1969年生まれ。2000年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士(文学)。2001‐2013年聖心女子大学専任講師・准教授。2013年‐現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は宗教学、死生学、スピリチュアリティ研究
  • 著者について

    堀江 宗正 (ホリエ ノリチカ)
    東京大学大学院人文社会系研究科准教授

宗教と社会の戦後史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:堀江 宗正(編)
発行年月日:2019/04/19
ISBN-10:4130104128
ISBN-13:9784130104128
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:371ページ ※348,23P
縦:20cm
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