ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治 [単行本]
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ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治 [単行本]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2018/08/28
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ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    『存在と時間』はどう書き継がれるべきか?ハイデガーの思考に拠りつつ、それを超えて哲学に意味を見出すことはいかにして可能か?日本のハイデガー研究を牽引する著者が、カント、マルクス、アリストテレスの今日的読み直しも含め、言語、世界、死、時間、技術、労働、政治といった問題群に真正面から切り込んだ全16章の探究。「愉しい学問」の実践!
  • 目次


    凡 例

    第Ⅰ部 自己と世界

    第一章 ハイデガーにおける形式的暗示について
     一 語り方の問題
     二 「解釈学的直観」の生成
     三 『存在と時間』における問いの構造とその遂行意味

    第二章 死の明証
     一 死に関するデモクラシーと、死の管理体制
     二 死を飼い馴らすことと、死によって飼い馴らされること
     三 死の経験可能性と、死のリアリティー
     四 他者の死と、そのひとごとならなさ
     五 「我死につつ在る」という語りと、その遂行的明証性

    第三章 自発性の回路  『存在と時間』における世界概念の再検討
     一 ハイデガーの「世界」概念の問題性
     二 「適所を得させること」と「自己を指示しむけること」
     三 自発性の回路としての「有意義性」

    第四章 感受性と主体  カントの尊敬論から
     一 「主体」という問題
     二 主体における自己服従の回路
     三 感受性と主体──支配と服従の間

    第五章 哲学的言説のパフォーマティヴな性格について
     一 現象学の方法的アポリア?
     二 「ふるまい」としての語り
     三 パフォーマンスとしての哲学
     四 気分とレトリック

    第Ⅱ部 時間とその有意義性

    第六章 配慮される時間  ハイデガーの世界時間論
     一 世界と時間
     二 世界時間という蝶番
     三 世界時間のまったき構造

    第七章 時計と時間
     一 時間が「客観的」に与えられる現場
     二 尺度としての時計
     三 〈尺度するモノ〉と〈尺度されるモノ〉
     四 尺度における反照規定
     五 時計と時間

    第八章 時間の有意義性について
     一 陳腐な教訓か、時間論の根本問題か
     二 時間の有意義性の意味するもの
     三 有限性と〈死への存在〉
     四 限りある〈いのち〉の限りなさ
     五 有限性への抵抗と、時間のエコノミー

    第九章 技術と生産  ハイデガーからマルクスへ
     一 ハイデガーとマルクス?
     二 技術への問い
     三 集立と資本
     四 時間のテクノロジー
     五 テクネーはスコレーのために

    第Ⅲ部 哲学と政治

    第十章 哲学の実存  ハイデガーとアリストテレス
     一 実存の哲学と哲学の実存
     二 理論と実践の対立の起源へ
     三 ソフィアかフロネーシスか
     四 観照的生と近代

    第十一章 ハイデガーにおける学問と政治  『ドイツの大学の自己主張』再読
     一 「ハイデガー問題」とは何であったか
     二 『ドイツの大学の自己主張』は何を主張しているか
     三 「学問の原初的本質」はどこまで原初的か
     四 ハイデガー問題からソクラテス問題へ

    第十二章 労働のゆくえ  「ハイデガーからアーレントへ」の途上
     一 ハイデガーのマルクス論と労働概念
     二 勤労奉仕を奨励する学長
     三 労働の擬似存在論
     四 労働批判としての「総かり立て体制」論
     五 労働者はどこへ?

    第十三章 出来事から革命へ  ハイデガー、ニーチェ、アーレント
     一 始まりの思索者たち
     二 反時代的な脱現在化から、近代そのものの批判へ
     三 大いなる出来事としての哲学革命
     四 新しきものへの自由──将来は原初にやどる
     五 『出来事について』から『革命について』へ

    第Ⅳ部 哲学の可能性

    第十四章 共‑脱現在化と共‑存在時性  ハイデガー解釈の可能性
     一 存在者と存在、物と世界
     二 『存在と時間』における存在者論
     三 「もとでの存在」の問題点と、脱現在化
     四 物の「共‑脱現在化」の働き
     五 物は何を語るか──『マルテの手記』の一節から
     六 本来性と非本来性との絡み合い──渡邊二郎の解釈
     七 『存在と時間』における「共‑存在時性」の問題群
     八 「隔世代倫理」へ──原爆ドームを手がかりに
     九 「反‑存在時性」の爛熟──3・11以後

    第十五章 政治に対する哲学する者たちの応答可能性 ハイデガーの事例を手がかりに
     一 ある戦中と戦後の間──『注記』拾い読み
     二 準備的考察──責任の所在
     三 政治に対する哲学する者たちの応答可能性
     四 われわれの政治責任

    第十六章 『存在と時間』はどう書き継がれるべきか
     一 夢を追い続けて
     二 では、どのようにして書き継ぐか
     三 「前半」はどう終わっていたか
     四 二通りの暫定的結論めいたもの
     五 「時間性のある本質上の時熟可能性」
     六 歴史性と時間内部性の絡み合い
     七 四方界の反照‑遊戯
     八 共‑存在時性の問題群

    あとがき
    初出一覧
    人名索引
    著作名索引
    事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森 一郎(モリ イチロウ)
    1962年埼玉県生まれ。東北大学情報科学研究科教授。専攻は近現代ドイツ哲学、現代における哲学の可能性
  • 出版社からのコメント

    『存在と時間』はどう書き継がれるべきか。時間、技術、労働、政治の問題をめぐって書き続けられた、全16章の「愉しい学問」の実…
  • 内容紹介

    『存在と時間』はどう書き継がれるべきか? ハイデガーの思考に拠りつつ、それを超えて哲学に意味を見出すことはいかにして可能か? 日本のハイデガー研究を牽引する著者が、カント、マルクス、アリストテレスの今日的読み直しも含め、言語、世界、死、時間、技術、労働、政治といった問題群に真正面から切り込んだ全16章の探究。「愉しい学問」の実践!
  • 著者について

    森 一郎 (モリ イチロウ)
    1962年埼玉県生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同博士課程中途退学。東京大学文学部助手、東京女子大学文理学部専任講師、助教授、教授を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。博士(文学)。専攻は近現代ドイツ哲学、現代における哲学の可能性。著書に、『死と誕生──ハイデガー・九鬼周造・アーレント』(東京大学出版会、第21回和辻哲郎文化賞・学術部門受賞)、『死を超えるもの──3・11以後の哲学の可能性』(東京大学出版会)、『世代問題の再燃──ハイデガー、アーレントとともに哲学する』(明石書店)、『現代の危機と哲学』(放送大学教育振興会)、共編著に、『ハイデガー読本』『続・ハイデガー読本』(法政大学出版局)、訳書に、ハイデッガー『ブレーメン講演とフライブルク講演 ハイデッガー全集第79巻』(創文社)、アーレント『活動的生』(みすず書房、第52回日本翻訳文化賞受賞)、ニーチェ『愉しい学問』(講談社学術文庫)、など。

ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:森 一郎(著)
発行年月日:2018/08/25
ISBN-10:4588130250
ISBN-13:9784588130250
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:442ページ ※431,11P
縦:20cm
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