精神障害を哲学する―分類から対話へ [単行本]
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出版社:東京大学
販売開始日: 2018/09/27
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精神障害を哲学する―分類から対話へ [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

      第I部 狂気と精神医学の哲学

    第1章 狂気と理性
       1 古代のギリシアとローマにおける狂気と哲学
       2 共通感覚の概念
       3 狂気と理性の他者
       4 ロックと共通感覚
       5 カントによる「あたまの病気」の分類の試み
       6 感覚の錯覚と理性の欺瞞
       7 他者の視点の取得と共通感覚
       8 狂気と理性的主体

    第2章 近代の疾病概念と精神医学の成立――精神医学はなぜ常に「遅れている」のか
       1 シデナムの疾病概念
       2 存在論的な疾病概念の否定と器官‐機能主義
       3 局在論者と器官‐機能主義
       4 病原体理論の確立と存在論的疾病概念
       5 一八世紀後半以降における狂気の分類体系の整備
       6 「精神医学」という語の登場
       7 専門分化と病院――精神医学の専門化は遅れたのだろうか
       8 クレペリンの疾病概念

    第3章 生物学的アプローチと精神病理学
       1 脳機能局在論
       2 脳機能局在論への反応
       3 ヤスパースと現象学的精神病理学――精神障害をもつ人の経験を理解するとはどういうことなのか
       4 現象学的精神病理学の展開と限界
       5 薬物療法と精神病理学

      第II部 精神障害の概念と分類

    第4章 認知症、統合失調症、自閉症の系譜学――統合失調症と自閉症はなぜ重要な精神障害となったのか
       1 知的障害と認知症
       2 統合失調症の概念形成
       3 統合失調症とスティグマ
       4 自閉症の系譜学

    第5章 DSMとICD――精神障害を分類する試みの現代史
       1 ICD‐6における「精神および行動の障害」の章の登場
       2 DSM‐IとDSM‐II
       3 DSM‐IIIと記述的アプローチ
       4 潜在的に生物学主義的な医学モデルと新クレペリン主義
       5 スピッツァーによる非生物学主義的な医学モデルと精神障害の定義
       6 DSM‐5とディメンジョナル・アプローチ
       7 DSM/ICD体系の終焉(?)とRDoCプロジェクト

    第6章 精神障害の哲学――「自然種」と「有害な機能不全」モデル
       1 精神障害は自然種か
       2 自然種とボイドのHPC種
       3 クーパーの自然種概念
       4 ウェイクフィールドの「有害な機能不全」モデル
       5 個人化モデルとしての機能不全モデル

    第7章 同性愛と精神障害の概念
       1 精神障害の定義の諸条件
       2 同性愛をめぐって

      第III部 地域精神医療と当事者

    第8章 地域精神医療と対話的アプローチ
       1 生物・心理・社会モデル再考
       2 精神病院の位置づけの変化
       3 脱施設化と地域精神保健への移行
       4 イタリア・トリエステモデル
       5 オープンダイアローグ
       6 オープンダイアローグとニード適合型アプローチ
       7 オープンダイアローグを支える制度と研究

    第9章 当事者による活動
       1 Alleged Lunatics’ Friend Society
       2 ピアサポート/セルフヘルプグループ
       3 Consumer/survivor運動――解放とケア
       4 リカバリーの思想

    第10章 当事者研究のインパクト
       1 「当事者」の概念
       2 当事者研究の誕生
       3 当事者研究のコンテクスト
       4 当事者研究と現象学
       5 反精神医学と当事者研究
       6 当事者研究の展開
       7 当事者研究の意義

    終 章 精神障害と精神医学の行方

    Philosophy of Mental Disorder: From Classification to Dialogue
    Kohji ISHIHARA
  • 内容紹介

    精神障害とは何か.精神医学とはどのような実践なのか.哲学史における狂気の概念や現代の分類・診断の変遷を分析し,「オープンダイアローグ」 などの対話的アプローチ や「当事者研究」の意義を探究することによって,精神医学の未来を探る.
    【推薦文】「「病院」から「地域」へ,「診断」から「当事者」へ,「分類」から「対話」へ.哲学者の透徹した視座が,精神医学の現状と未来を鮮やかに描き出す」――斎藤環(精神科医、筑波大学教授)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石原 孝二(イシハラ コウジ)
    1967年生まれ。1996年東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了、博士(文学)。1997年北海道大学文学部助教授。2007年東京大学大学院総合文化研究科准教授
  • 著者について

    石原 孝二 (イシハラ コウジ)
    東京大学大学院総合文化研究科教授

精神障害を哲学する―分類から対話へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:石原 孝二(著)
発行年月日:2018/09/18
ISBN-10:4130101374
ISBN-13:9784130101370
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:312ページ ※274,38P
縦:20cm
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