家族心理学ハンドブック [単行本]
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家族心理学ハンドブック [単行本]

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出版社:金子書房
販売開始日: 2018/10/11
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家族心理学ハンドブック [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    Ⅰ 家族とは

    1 社会としての家族~社会の内なる家族・家族の内なる社会
     はじめに
     社会の内なる家族
     格差社会を象徴する家族機能の変化
     個人から見た社会
     おわりに

    2 文化としての家族
     「家族」観を特徴づける家族体験──困難な「家族」の定義
     家族の多様性と変化可能性──変化が家族研究のターゲット
     「家族アイデンティティ」 ──『誰があなたの家族ですか?』
     社会の変化と連動する家族の変化 ──個人化の進行,凝集性と永続性の低下へ
     人間家族の進化的基盤と高い知能による 多様な「家族」の創出
     家族の変化の基盤は「家族文化」 ──生き方の問題
     親(母)子中心の家族文化 ──夫は「父親になる」が「父親をする」から降りて「稼ぎ手」に
     成人子と親との関係──パラサイトと親孝行の見直し
     個人ごとに異なる家族文化──家族文化の差は夫婦間にも
     家族文化の点検──最適性追求の過渡期
     ワーク・ライフ・バランスは<ケアの女性化>からの脱皮が 必須──性を超えて経済的自立とケアの心と力を──ネリ

    3  ジェンダーと家族
     家制度から男女平等へ
     働き方から見る性差
     夫婦間格差
     男性の心理
     平等な性役割分担への道

    4 感情と家族
     愛し合っているのになぜ苦悩が生じるのか?
     家族の中ではきだされる感情
     家族の中でのみこまれる感情
     家族の健康のために

    5  日本語と家族
     グローバル化と日本の家族
     日本語の会話
     現代家族の会話

    Ⅱ家族心理学の基礎理論

    1  家族心理学とはなにか
     21世紀の家族心理学
     家族心理学の独自性
     家族心理学の社会的役割

    2  精神力動論
     はじめに
     精神力動について
     自我機能から見た常態と病態
     精神分析と家族──エディプス・コンプレックスと阿闍世コンプレックス
     おわりに

    3 システム論
     システム理論,その基礎から発展
     システム論とサイバネティックス
     「家族」システムを用いた研究視点の特徴
     システム理論の臨床的活用
     システム理論/サイバネティックスから社会構成主義への転換

    4  認知行動論
     認知行動療法
     不安障害
     双極性障害
     強迫性障害
     パーキンソン病
     慢性疼痛
     薬物使用
     おわりに

    5  ナラティヴ論(物語理論)
     ナラティヴの基本的な考え方
     家族理解と支援へのナラティヴ

    6 ネットワークと家族~インターネット時代の人間関係 
     ネットワークとは
     インターネットによるコミュニケーション
     自律性の増加──「縁」からインターネットへ
     互酬性──情報から絆へ
     希薄化する人間関係──SNSの危うさ

    7 脳の発達とアタッチメント
     はじめに
     親の養育とアタッチメント
     アタッチメントシステムを担う脳
     虐待と脳の発達──アタッチメントの障がい
     おわりに

    Ⅲ家族発達と援助

    1 新婚期
     新婚期夫婦の理想と現実
     家族ライフサイクルから見た新婚期夫婦の課題と危機
     夫婦間適応に影響を及ぼすさまざまな要因

    2  乳幼児を育てる時期とは
     養育のためのシステムづくり
     親にとっての子ども──授かるから,つくるへ
     母親・父親を取り巻く状況と子どもの養育
     母親,父親にとっての仕事と家庭
     養育のためのシステム作りをどう支えるか

    3  学童期の子どもを育てる時期
     はじめに
     学童期の子どもとその家族の発達課題
     現代(いまどき)の学童期の子どもが抱えやすい問題とその援助
     学童期の子どもを育てる家族への援助

    4 思春期・青年期の子どもを育てる時期
     アイデンティティと関係性
     思春期・青年期の子どもを持つ家族の発達的課題
     青年期家族の問題
     家族支援の実際
     家族支援の重要性

    5 中年期・老年期
     子どもの巣立ちと夫婦関係
     成人子と老親における役割逆転
     老年期の家族と対人的ネットワーク
     家族介護と看取りをめぐる問題


    Ⅳ 現代家族の特徴

    1 多様化する家族
     多様化の軸
     生殖補助医療
     同性婚の家族と課題
     ステップ・ファミリーの現状と課題

    2 ワーク・ライフ・バランスと家族
     育児と少子化
     介護
     夫婦関係

    3 子育て家族の支援
     親子関係の成立
     家族システムの中での子育て
     親子関係の相互性
     「気になる」子どもの保護者支援

    4 子どものいない家庭と不妊問題
     はじめに
     子どものいない家庭の諸相
     不妊と不妊治療(生殖医療)の現状
     家族心理学的視点から不妊問題を理解する
     まとめ──子どものいない家庭を理解するということ

    5  障がいを持つ子どもと家族
     はじめに
     家族のライフサイクルとストレス
     きょうだいへの影響
     虐待の問題
     家族機能の回復や成長に向けた援助
     今後の方向性

    6  児童虐待
     はじめに
     児童虐待とは
     しつけと虐待の違い
     対応件数にみる特徴
     要因
     歴史的経緯
     対応と介入
     課題

    7  DVについて
     DVとは
     DVの歴史
     DVの現状
     被害後の行動
     DV支援の問題点
     被害者への影響と回復
     DV防止に役立つ視点

    8  離婚・再婚~親が離婚した子どもの支援も含めて
     離婚の現状とその背景
     子どもにとっての親の離婚
     再婚の状況とその課題
     離婚や再婚を経験する子ども・家族に向けた支援

    9  家族と貧困
     はじめに──家族と貧困
     貧困とは──絶対的貧困と相対的貧困
     見えづらい日本の貧困 ──子ども・母子家庭・老人の高い相対的貧困率
     貧困の世代間連鎖と悪循環
     貧困の連鎖の悪循環を断ち切るための施策

    10  災害と家族
     はじめに
     理論的枠組み
     家族としての被災経験
     家族支援モデル
     今後の課題

    11  非行・犯罪と家族
     はじめに
     家庭内暴力事例(再構成)
     家庭内暴力のメカニズム(本事例)
     夫婦間の暴力
     児童虐待(ネグレクトと身体的暴力)
     いじめ,仲間はずれ
     衝動統制の問題
     欲求の充足と情緒の安定
     親密な関係

    12  高齢者虐待
     はじめに
     事例から見る高齢者虐待
     模擬事例から高齢者虐待の内容を考える
     高齢者虐待の現状と高齢者虐待防止法
     心理職に求められる高齢者虐待防止支援

    Ⅴ 家族療法の理論と技法

    1  家族療法の歴史
    家族療法の誕生──伝統的人間観の挑戦
    家族研究から家族療法へ──研究成果と実践の相互作用
    現代の家族療法──わが国における発展

    2 家族療法の過程
     基礎技法 家族面接の基本
     はじめに
     家族療法の理論
     基礎技法 家族面接の基本
     家族面接の過程
     家族療法の技法

    3  構造的モデル
     はじめに
     家族の構造と変化
     問題
     境界
     パワー
     ケース検討と介入プラン

    4 多世代モデル(文脈療法)
     家族療法における多世代モデル
     文脈療法とは
     文脈療法における4つの次元
     文脈療法における家族の機能
     多方向への肩入れ(multidirected partiality)

    5 コミュニケーションモデル
     コミュニケーションモデルの主要概念
     おわりに

    6 解決志向ブリーフセラピー(Solution Focused Brief Therapy)~解決に光を当てる
     概略:SFBTとは
     歴史
     SFBTの基本
     ゴールについて
     例外を探すということ
     SFBTにおける「質問」
     コンプリメント
     SFBTのセラピストのスタンス

    7  心理教育的アプローチ
     心理教育的アプローチとは
     心理教育的アプローチの歴史的背景
     心理教育的アプローチの実際
     まとめと展望

    8 ナラティヴ・アプローチ
     ナラティヴと心理療法
     さまざまな「ナラティヴ・アプローチ」
     ポストモダン・セラピーとしてのナラティヴ・アプローチ

    9 統合的アプローチ
     はじめに
     統合的エコシステミック家族療法の考え方
     統合的問題中心療法 (IPCT:Integrative Problem-Centered Therapy)
     おわりに

    Ⅵ 個別領域における家族支援

    1 保育現場での乳幼児と家族の支援
     支援の対象
     保育現場での相談構造の特徴
     保育相談支援
     コンサルテーションの方法
     親子関係の修復につながるフィードバックのあり方

    2  児童生徒に対する学校臨床における家族支援
     児童生徒に対する学校臨床──スクールカウンセラーの導入
     児童生徒への支援としての保護者面接
     保護者の不安に対する家族療法的アプローチ
     学校臨床における家族支援の実際

    3 大学での学生相談における家族支援
     これまでの学生相談の家族とのかかわりと位置づけ
     学生・家族の変化と現在の大学事情
     学生支援の視点の転換──家族との積極的な関与へ
     学生相談に家族心理学・家族療法的視点から提供されるもの
     現在の学生相談実践の課題と家族支援の交点

    4 社会福祉領域における家族援助
     子ども家庭福祉領域における家族援助の現状
     子ども家庭福祉領域における家族援助の課題
     労働者のストレスと産業メンタルヘルスケア

    5 産業領域における家族支援
     産業メンタルヘルスにおける3つの予防と4つのケア
     職場復帰支援
     システムにおける支援者の機能役割
     システムズアプローチの活用
     産業メンタルヘルスケアにおける家族支援の重要性

    6 医療現場における家族支援~他職種との連携から
     「見立て」にかかわる家族関係理解
     心理アセスメントに表れる家族関係
     医療機関における家族とのかかわり
     医療現場での他職種との連携

    7  非行少年に対する家族支援
     少年非行をどのように理解するか
     非行少年の家族の特質
     家族支援の基本
     おわりに──逆説には逆説を

    8 犯罪者への支援とその家族
     法改正による取り組みの変化
     「指導プログラム」による支援
     家族・社会との「つながり」という支援
     高齢犯罪者への支援
     加害者支援の課題
     加害者家族への支援

    9 非行少年・犯罪者の社会復帰と家族
     非行・犯罪の促進又は抑止要因としての家族
     非行・犯罪の抑止要因としての 家族への実践的なはたらきかけ
     変貌する家族と今後の日本における少年非行・犯罪への対応のあり方

    10 社会的養護
     社会的養護のシステム
     児童福祉施設の種類と家族支援
     社会的養護の家族支援

    Ⅶ 法と倫理

    1  恋愛と結婚をめぐる法と倫理~婚姻,DV防止法,ストーカー規制法,離婚,夫婦別姓,事実婚,同性婚,国際結婚など
     婚姻
     夫婦別姓
     事実婚(内縁)
     同性婚
     離婚
     DV防止法
     ストーカー規制法
     国際結婚

    2 出産と家族をめぐる法と倫理
     はじめに
     法における「出産」(出生)
     非配偶者間人工生殖
     性別の取扱いの変更審判を受けた者の場合

    3 児童とその家族をめぐる法と倫理
     はじめに──倫理について
     守秘義務について
     児童虐待防止法の変遷
     子どもの最善の利益
     守秘義務を超える正当な理由
     通告義務
     早期発見努力の義務
     要保護児童対策地域協議会
     児童虐待への対応──まとめ
     発達障害──ライフステージに応じた支援

    4 少年非行といじめをめぐる法と倫理
     少年非行の時代的推移
     攻撃性の質的変容と現代型いじめ
     いじめとは──いじめ防止対策推進法
     学校における法的アプローチと臨床的アプローチの協働

    5 介護と家族をめぐる法と倫理~成年後見制度,介護保険制度,高齢者虐待,インフォームド・コンセント,年金など
     成年後見制度
     介護保険制度
     高齢者虐待
     インフォームド・コンセント
     年金

    6 死と家族をめぐる法と倫理
     はじめに
     法における「死」
     尊厳死・安楽死
     相続・遺言

    7 社会的弱者とその家族をめぐる法~貧困問題を中心に
     はじめに
     貧困の概念について
     貧困をめぐる法──生活保護制度の概要
     生活保護制度が家族との関係で問題となる場面
     おわりに

    Ⅷ 家族研究法

    1  家族アセスメント
     はじめに
     家族アセスメントの概要
     まとめと課題

    2  調査研究
     横断調査──「他の家族にも当てはまるのか?」 に答える手法
     縦断調査──「別の時期にも当てはまるのか?」 に答える手法
     実験的介入──「異なった条件にも当てはまるのか?」 に答える手法
     意義づけ──研究質問が価値を持つために

    3 質的研究
     はじめに
     質的研究とは
     質的研究におけるデータ収集から分析,テクスト化まで
     おわりに

    4 家族療法の理論・技法に関する研究
     ヴィクトリア大学グループによるコミュニケーション研究
     2者関係のコミュニケーション研究
     3者関係以上のコミュニケーション研究
     おわりに

    5 家族療法の事例研究
     はじめに
     事例研究の意義
     家族療法の事例研究
     おわりに

    引用・参考文献
    索引
    執筆者一覧
  • 出版社からのコメント

    人の心を「家族」という集団の人間関係に焦点を当て読み解く。学会の30年以上の研究と実践を踏まえた考え方・技法を、一挙に紹介。

家族心理学ハンドブック [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:金子書房
著者名:日本家族心理学会(編)
発行年月日:2019/01/25
ISBN-10:4760824219
ISBN-13:9784760824212
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:499ページ
縦:22cm
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