戦争はウソから始まる [単行本]

戦争はウソから始まる [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  南スーダン日報問題、米朝会談、ルワンダ、ソマリアから戦争のリアルを告発。

• 目次

  はじめに
  
  第1章　日報隠蔽の深い闇〈南スーダン〉
  1．隠蔽の闇は深い.
  黒塗りの中に「着弾」「負傷」の文字
  自衛隊の頭上を砲弾、銃弾が飛び交った
  なぜ日報を隠したのか
  血で血を洗う内戦が勃発
  「戦闘ではなく衝突」とウソ
  自衛隊の作った道路へ
  未完成のジャパンブリッジ
  撤退発表の裏で
  内戦の背景に「武器と石油の取引」
  派兵したのは日本と韓国だけ
  「米国一辺倒外交」はいずれ破綻へ
  日報隠蔽の闇は深い
  コラム1　サマワだけは入れなかった
  2．紛争と貧困の現場で
  ７００ 万人以上が飢餓に直面する南スーダン
  マハド避難民キャンプ
  文字を勉強したい
  １万５千人が暮らす広大なキャンプ
  たった1カ所のこども病院で
  内戦と温暖化が原因
  コラム２　無力感が解放される時
  
  第２章　「抑止力」信仰のウソ〈米朝会談と日本〉
  歓迎すべき朝鮮半島非核化の方向
  米国核ビジネスの餌食にされる日本
  凋落する日本の報道の自由度
  武器輸出に突き進む安倍政権
  何のために危機を煽り立てるのか
  「抑止力」信仰のウソ
  
  第３章　大虐殺の背景にヘイトスピーチ〈ルワンダ〉
  「アフリカの奇跡」の国で…
  １００日間で１００万人以上
  国連ＰＫＯ部隊が駐留したが
  「フツの10カ条」というヘイトプロパガンダ
  インテラハムエの大虐殺
  ヘイトスピーチを侮ってはいけない
  風化させず、記憶し、教訓に
  武器使用も辞さず、介入して戦う国連ＰＫＯへ
  
  第４章　内戦と地球温暖化への責任〈ソマリア〉
  「ソマリアの子どもを助けてほしい」
  いざ、ソマリアへ
  エチオピアとの戦争から内戦へ
  干上がった大河
  映画「ブラックホーク・ダウン」の現場へ
  戦争と温暖化を止めるのは私たちの責任
  
  おわりに

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  西谷 文和(ニシタニ フミカズ)
  １９６０年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。２００６年度「平和共同ジャーナリスト大賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」、朝日放送「キャスト」、ラジオ関西「ばんばんのラジオショー」日本テレビ「ニュースｅｖｅｒｙ」などで戦争の悲惨さを伝えている

• 内容紹介

  南スーダン日報問題、米朝会談、ルワンダ、ソマリアから戦争のリアルを告発する！
  モリカケ疑惑に日報隠蔽、そして「赤坂自民亭」。どれも国民を愚弄するものだが、私は自衛隊による日報隠蔽が一番罪深いと思う。なぜなら南スーダンでの現実は、派兵されていた自衛隊員が大量に戦死する可能性があった事例で、それを政府は「戦闘ではなく衝突」「ジュバは安全」とウソでごまかしていたのだった。そんな「人命に関わるウソ」を隠すために、あるはずの文書をなかったことにしようとした問題だからである。本書ではとりわけ第１章の南スーダン編をお読みいただきたい。自衛隊宿営地周辺で勃発した戦闘。この事実を広くお伝えしたい(「はじめに」より）。

• 著者について

  西谷文和 (ニシタニフミカズ)
  1960年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。
  2006年度「平和共同ジャーナリスト大賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」、朝日放送「キャスト」、ラジオ関西「ばんばんのラジオでショー」日本テレビ「ニュースevery」などで戦争の悲惨さを伝えている。
  主著に『「テロとの戦い」を疑え』（かもがわ出版、2017年）、『戦争のリアルと安保法制のウソ』（日本機関紙出版センター、2015年）、『後藤さんを救えなかったか』（第三書館、2015年）など。

戦争はウソから始まる [単行本] の商品スペック