生きられる死―米国ホスピスの実践とそこに埋め込まれた死生観の民族誌 [単行本]
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生きられる死―米国ホスピスの実践とそこに埋め込まれた死生観の民族誌 [単行本]

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出版社:三元社
販売開始日: 2018/10/04
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生きられる死―米国ホスピスの実践とそこに埋め込まれた死生観の民族誌 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    文化人類学は、「我われ自身の死」について何を語ることができるのか?現代社会の死生観研究のフィールドを米国のホスピスケアの現場に見いだし、「その人らしい死」はいかに生成されるのか、本書はその理論的枠組みを提出した意欲作であり、自身も医療ソーシャルワーカーとして患者・家族・医療者と向き合いつつ紡ぎあげられた。がんと共に生きることがより身近になった今こそ読みたい一冊。
  • 目次

    序 文 船曳建夫…………… vii
    まえがき 石丸奈加子…………… xii

    第1部 「我われの死」の文化人類学を求めて…………… 1
    第1章 本書の前提と問題意識…………… 3
     1-1 文化人類学と死 4
     1-2 我われ自身の死と向きあうために:終末期ケアの文化人類学の射程 16

    第2部 米国ホスピスにおけるフィールドワーク…………… 25
    第2章 米国におけるホスピス運動:フィールドワークの前提…………… 27
     2-1 ホスピスとホスピス運動 28
     2-2 伝統からセント・クリストファー・ホスピスへ:コミュニティとしてのホスピス 34
     2-3 英国から米国へ:哲学としてのホスピス 46
     2-4 確かな財源を求めて:サービスとしてのホスピス 64
     2-5 小結 74
    第3章 米国ホスピスの素顔…………… 79
     3-1 調査対象とした2つのホスピス 80
     3-2 米国ホスピスの1日:フィールドワーカーの視点から 90
     3-3 多職種チームを構成する専門家たち 103
      3-3-1 医師 104
      3-3-2 看護師 106
      3-3-3 ソーシャルワーカー 108
      3-3-4 スピリチュアル・ケア・コーディネーター 113
      3-3-5 介護助士 116
      3-3-6 ボランティア・コーディネーターとボランティア 118
      3-3-7 遺族ケア・コーディネーター 122
      3-3-8 その他の専門家 124
     3-4 ケアの流れ:受け入れから退出まで 125
      3-4-1 ケアの手順 125
      3-4-2 ホスピスの受け入れ条件 125
      3-4-3 初回訪問 127
      3-4-4 ケアプランの作成 128
      3-4-5 多職種チーム会議 131
      3-4-6 別れの時 136
    第4章 医療用麻薬の活用:薬に埋め込まれた死生観…………… 139
     4-1 医療用麻薬がもたらす差異 141
     4-2 負の側面が安定に資する可能性 152
     4-3 見えないことによる拘束 166
    第5章 教育という解決:ホスピスケアにおける教えと学び…………… 171
     5-1 教えと学びの関係 173
     5-2 米国ホスピスにおける教育の性格 176
     5-3 ホスピスケアの2つの方向性 182
     5-4 日本のホスピスケアを巡って 185

    第3部 実践の特性:死はいかに扱われるか…………… 189
    第6章 ホスピスが看るものと見ないもの…………… 191
     6-1 遠景としての死から近景としての死へ 192
     6-2 全人的苦悩 195
      6-2-1 身体的苦悩 197
      6-2-2 心理的苦悩 200
      6-2-3 社会的苦悩 201
      6-2-4 霊的苦悩 202
     6-3 実践に映り込むスタッフのまなざし 208
     6-4 スタッフの関心の所在 221
    第7章 終末期ケアが構築する時間…………… 225
     7-1 死と時間 226
     7-2 長い予測と短い予測 228
     7-3 「自然な」過程を支える技術 240
     7-4 ルーティンの再編が構築する時間 243
    第8章 終末期の文脈を形作る力…………… 247
     8-1 死と権威に関するこれまでの議論 248
     8-2 患者と専門家のケアの主導権をめぐる均衡 254
     8-3 権威の分解:専門家間の分業と患者―家族間の力学 265
     8-4 権威の分解がもたらした死の文脈の新しい様相 268

    補遺 1 終末期ケアの現場に紛れ込んだ異邦人として……… 271
     はじめに:米国の「在宅ホスピス」から 273
     1 説得力と違和感 273
     2 選択と責任 275
     3 ホスピスからケアを学ぶ 278
    補遺 2 「従う」「求める」から「向き合う」関係へ:講座「患者の声を医療に生かす」がめざしたもの………… 283
     1 患者会の多彩な機能とその相互作用 285
     2 患者の声の3相 289
     3 第3の声の可能性 292

    文献表 ………… 295

    ホスピス、その可能性と危うさ:解説にかえて 松岡秀明………… 309
    喪の作業:本書の成立について 渡邊日日………… 317

    索 引 ………… 325
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    服部 洋一(ハットリ ヨウイチ)
    1974年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻文化人類学コース)博士課程単位修得満期退学。社会福祉士、文化人類学者。米国および日本における終末期医療やホスピスプログラムのフィールドワークを通じた医療福祉領域を専門に研究とその実践に携わった。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学21世紀COE特任研究員、東日本国際大学福祉環境学部講師を経て、2008年より静岡県がんセンター研究員兼ソーシャルワーカーとしてがん患者やその家族の支援に従事。2009年4月より地方公務員(静岡県地方公務員医療社会福祉職)への採用が内定したが、3月27日に心不全(致死性不整脈)により急逝した。享年36
  • 出版社からのコメント

    「その人らしい死」はいかに生成されるのか。癌と共に生きる事が身近になった今こそ読みたい一冊。「死の文化人類学」の再構築。
  • 内容紹介

    文化人類学は、「我われ自身の死」について何を語ることができるのか?
    現代社会の死生観研究のフィールドを米国のホスピスケアの現場に見いだし、「その人らしい死」はいかに生成されるのか、本書はその理論的枠組みを提出した意欲作であり、自身も医療ソーシャルワーカーとして患者・家族・医療者と向き合いつつ紡ぎあげられた。がんと共に生きることがより身近になった今こそ読みたい一冊。
  • 著者について

    服部洋一 (ハットリヨウイチ)
    1974年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻文化人類学コース)博士課程単位修得満期退学。社会福祉士、文化人類学者。米国および日本における終末期医療やホスピスプログラムのフィールドワークを通じた医療福祉領域を専門に研究とその実践に携わった。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学21世紀COE特任研究員、東日本国際大学福祉環境学部講師を経て、2008年より静岡県がんセンター研究員兼ソーシャルワーカーとしてがん患者やその家族の支援に従事。2009年4月より地方公務員(静岡県地方公務員医療社会福祉職)への採用が内定したが、3月27日に心不全(致死性不整脈)により急逝した。享年36。

生きられる死―米国ホスピスの実践とそこに埋め込まれた死生観の民族誌 の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:服部 洋一(著)/服部洋一遺稿刊行委員会(編)
発行年月日:2018/09/25
ISBN-10:4883034674
ISBN-13:9784883034673
判型:A5
発売社名:三元社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:335ページ
縦:21cm
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