「外国人嫁」の台湾―グローバリゼーションに向き合う女性と男性(台湾学術文化研究叢書) [単行本]
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「外国人嫁」の台湾―グローバリゼーションに向き合う女性と男性(台湾学術文化研究叢書) [単行本]

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出版社:東方書店
販売開始日: 2018/08/31
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「外国人嫁」の台湾―グローバリゼーションに向き合う女性と男性(台湾学術文化研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    東南アジアから台湾へやってくる「外国人嫁」たち。本書は90年代台湾に流布していた「定説」―結婚できない台湾農村部の男性と貧しい低開発国の女性の結婚は「社会問題」である―へ当事者・行政側へのインタビュー、新聞・テレビ報道の分析を通じて挑んだ著作である。「外国人嫁」を対象にした研究は、やがてグローバリゼーションのなかに生きる著者自らの人生へとリンクし、「外国人嫁」の自立と台湾社会そのものの変容をめざす「実践式研究」となった。
  • 目次

    日本語版序文
    序(ジョー・R・フィーギン)
    自序

    第一章 イントロダクション――物語・伝記・学術・実践
     ある光景
     疑念
     「さとり」とまなざしの転移
     黄昏の鐘
     リンゴの甘み――アメリカンドリームの種
     「外国人嫁」――一つの鏡
     夢から悪夢へ――自己への投影
     客観性をこえたラディカル経験論へ
     学術的トレーニングと記述の他者化
     我が身をそこに置いて
     私の立場

    第二章 探索への道
     研究のはじまり
     データの収集
     実践式研究を継続的運動の一部分に
     主なフィールド――美濃

    第三章 真実の社会的構築――公的理解の構築
     自省
     「真実」の社会的構築
     公的理解の構築
     台北経済貿易代表処のつくる「社会問題なるもの」
     サービス対象の構築

    第四章 真実の社会的構築――アイデンティティの構築
     自省
     結婚における当事者
     社会問題の被害者
     「台湾人夫」のアイデンティティ構築
     「外国人嫁」のアイデンティティ形成

    第五章 真実の社会的構築――マスメディアによる構築
     自省
     社会問題の原因
     女性のイメージ
     男性のイメージ
     真実の社会的構築をめぐるパワーゲーム
     真実の構築がもつ構造的性質

    第六章 資本のグローバル化と商品化された国際結婚
     自省
     資本のグローバル化と「結婚移民」
     台湾・東南アジア依存関係の形成
     資本主義化のねじれ発展と「結婚移民」の発生
     国際結婚が資本のグローバル化から受けるフィードバック
     国際結婚――国際分業の個人的関係化とジェンダー関係化
     小結

    第七章 識字の教室、姉妹の教室
     自省
     「外国人嫁識字教室」の実践式研究プロセス
     「外国人嫁識字教室」が教えてくれるのは
     実践式研究からの社会研究
     自己批判のすすめ

    第八章 課題・情勢・展望
     自省
     結婚の「誠実なフィクション」
     結婚――家族の事柄
     個人主義のロマンス――解放か孤立か
     「自己」と「他者」の構築
     横断性――異/同の合一
     反省は始まり 実践の道行きへ

    日本語版のための補章

    訳者あとがき(前野清太朗)
    解説(横田祥子)
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    東南アジアから台湾へ毎年何千人とやってくる「外国人嫁」。著者は、台湾にあって疎外された存在である「外国人嫁」を「他者」として観察・研究するのではなく、自身の経験に照らし合わせ類似性を自覚しながら現状を分析し、中国語学習教室の設立など「外国人嫁」の自立と団結を促す活動につなげていく「実践式研究」を推進してきた。本書ではその歩みを綴るとともに、貧しい低開発国の女性と結婚できない台湾農村部の男性という「劣った者」同士が結びつき、社会問題を生み出しているとの「定説」について、行政職員へのインタビューや新聞・雑誌・テレビ番組の分析を通して検証する。さらに「外国人嫁」現象をグローバルな経済システム内の国際移動のひとつとして位置づける。解説:横田祥子
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    夏 暁鵑(カ ギョウケン)
    世新大学社会発展研究所教授。専門領域は国際移民、市民権、エンパワーメント、社会運動に関する実践を交えた研究。1994年より「外国人嫁」の研究に取り組む。研究と実践の両立をめざし1995年に高雄県美濃鎮(現・高雄市美濃区)に「外国人嫁識字教室」を開講した。2003年には過去「外国人嫁」とよばれた新住民女性が参与する「南洋台湾姉妹会」を結成。以降、移民/移民労働者に関わる専門家・民間団体と連携しつつ人権運動・社会運動に関わるとともに、台湾国外の組織幹部をつとめる

    前野 清太朗(マエノ セイタロウ)
    東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程。専門領域は農村社会学・社会史、「地域おこし」の社会学

「外国人嫁」の台湾―グローバリゼーションに向き合う女性と男性(台湾学術文化研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:東方書店
著者名:夏 暁鵑(著)/前野 清太朗(訳)
発行年月日:2018/08/31
ISBN-10:4497218147
ISBN-13:9784497218148
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:393ページ
縦:22cm
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