愛の顛末―恋と死と文学と(文春文庫) [文庫]

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愛の顛末―恋と死と文学と(文春文庫) [文庫]

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出版社:文藝春秋
販売開始日: 2018/11/09
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愛の顛末―恋と死と文学と(文春文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「恋の時間、結婚の時間の中では、美点も欠点も、可愛いところも困ったところも、崇高なところもずるいところも、余すところなくさらけだされてしまう。そこにそそられるのである」。文学を深掘りする著者が、12人の作家の生きた地に足を運んだ傑作ノンフィクション。裏事情を知ると、古典を再読したくなる!
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    小林多喜二―恋と闘争
    近松秋江―「情痴」の人
    三浦綾子―「氷点」と夫婦のきずな
    中島敦―ぬくもりを求めて
    原民喜―「死と愛と孤独」の自画像
    鈴木しづ子―性と生のうたびと
    梶井基次郎―夭折作家の恋
    中城ふみ子―恋と死のうた
    寺田寅彦―三人の妻
    八木重吉―素朴なこころ
    宮柊二―戦場からの手紙
    吉野せい―相剋と和解
  • 出版社からのコメント

    秘められた恋、ストーカー的熱情、夫婦の愛憎――小林多喜二、三浦綾子、中島敦、原民喜、中城ふみ子、寺田寅彦ら十二の作家の物語。
  • 内容紹介

    『狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ』著者が見た、激しすぎる作家たち。
    恋の時間、結婚の時間、そして死までを深堀りし、作品に新たな光をあてる。(解説 永田和宏)


    目次
    1 小林多喜二――恋と闘争
    一度も関係をもたぬまま、借金を抱えた酌婦から身請けし、「闇があるから光がある」と恋文を送るほど愛したタキ。だが彼女は、自分は多喜二にふさわしくないと求婚を拒み、表に出なかった。若くして非業の死を遂げた作家と「永遠の恋人」。

    2 近松秋江――「情痴」の人
    愛欲の愚かさを描き尽くし、「情痴作家」と呼ばれた最後の文士。「あたしなどは人間の屑だ」。現代ならストーカーと呼ばれかねない女性への恋着を描き、正宗白鳥とは私娼を奪いあう。晩年に失明した秋江の棺に入れられた女性の写真とは。

    3 三浦綾子――「氷点」と夫婦のきずな
    敗戦の価値観の転換で、虚無に捉えられた綾子。二人の男性と婚約破棄。結核、そして自死の企て――絶望の果てで見出した光は、幼馴染みのクリスチャンの男性だった。彼もまた結核に倒れるが、その不思議な縁で作家人生を支える夫と巡り合う。

    4 中島敦――ぬくもりを求めて
    「男一匹頭をさげてのお願ひでございます」。「山月記」の硬質な文体とはほど遠い必死さで、恋した女を譲ってくれと、その許婚に手紙を書いた。母の愛を知らずに育った男が求めたタカは、無償の愛を注いでくれる存在だった。三十三歳の死のその日まで。


    5 原民喜――「死と愛と孤独」の自画像
    終戦の前年に妻に先立たれ、広島で被爆。この世にひとり残されて、「夏の花」の作家の心は半ば死の側にあった。中央線で自死するまでの、荒涼とした晩年を癒したのは、無垢な少女との出会いだった。「キセキダ、キセキダネー。アノヒトニアッタノハ」。

    6 鈴木しづ子――性と生のうたびと
    「夏みかん酸つぱしいまさら純潔など」――美貌で知られ、性愛を大胆に歌い、「情痴俳人」と呼ばれて戦後を駆け抜けたしづ子。戦時下に待ち続けた恋人は帰らず、黒人兵の恋人もまた命を落とす。三三歳で消息を絶つまでの句に込めた真情。

    7 梶井基次郎――夭折作家の恋
    妻帯せず、恋人も持たず、女性との交情を小説に描くこともなく、「檸檬」など独特の作品世界を作り上げて早世した梶井は、宇野千代に烈しい情熱を抱き、当時の夫・尾崎士郎と〝決闘〟した。千代が二人の内実を永遠に明かさなかった理由は。

    8 中城ふみ子――恋と死のうた
    川端康成が序文を寄せ、中井英夫が編んだ歌集『乳房喪失』はセンセーションを巻き起こした。恋多き女として知られ、乳癌の死の床にあっても年下の男性を虜にしたふみ子。中井英夫との往復書簡には、短歌の美を追求する魂の共鳴があった。

    9 寺田寅彦――三人の妻
    ひとりで逝った最初の妻、夏子。十八と十四で結婚し、結核のため隔離されたまま娘を産んで亡くなった。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    梯 久美子(カケハシ クミコ)
    1961年、熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業。2006年、『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている

愛の顛末―恋と死と文学と(文春文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:文藝春秋
著者名:梯 久美子(著)
発行年月日:2018/11/10
ISBN-10:4167911817
ISBN-13:9784167911812
判型:文庫
発売社名:文藝春秋
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:252ページ
縦:16cm
重量:142g
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