9条の挑戦-非軍事中立戦略のリアリズム [単行本]

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9条の挑戦-非軍事中立戦略のリアリズム [単行本]

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出版社:大月書店
販売開始日: 2018/11/17
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9条の挑戦-非軍事中立戦略のリアリズム [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    集団的自衛権はダメでも、個別的自衛権ならよいのか?専守防衛、PKO、自衛隊、日米安保条約…改憲論議をもう一歩深めるための必読書!
  • 目次

    第1章 憲法9条の防衛戦略  (伊藤 真)

     1 はじめに

     2 軍隊を持つのか持たないのか――安全保障政策を検証する
      (1)「国民の生命や財産を守るためには、軍隊が必要だ」
      (2)「近隣諸国の軍事力増強に現実的に対応するためには軍隊が必要だ」
         近隣諸国との武力衝突の歴史 / 中国による侵略の脅威 / 北朝鮮による侵略の脅威
      (3)「攻められないように軍隊を持つべきだ」
      (4)「独立した主権国家である以上、自分の国を自分で守る軍隊は必要だ」
      (5)「専守防衛に徹する条件で軍隊を持つべきだ」
         自衛の名の下の侵略 / 個別的自衛権の危うさ / 文民統制 / 軍隊を持つことによる国民生活への影響
      (6)非軍事中立戦略という安全保障政策
         軍隊は何を守るのか / 軍事力によらない安全保障 / 攻められたらどうする? / 日本の叡智

     3 自衛隊は合憲か違憲か――憲法9条の解釈論を整理する
      (1)戦争違法化の歴史
         第二次世界大戦まで / 国連憲章の武力不行使原則 / 武力不行使原則の例外
      (2)日本国憲法9条1項の解釈
         「戦争の放棄」の消極目的と積極目的 / 放棄される「戦争」の拡張 / 侵略戦争の放棄
      (3)日本国憲法9条2項の解釈
         「前項の目的を達するため」とは / 戦力とは / 自衛権 / 交戦権の否認 / 2項の先駆性
      (4)自衛隊の合憲性
         自衛隊違憲論 /政府の立場 / 憲法学説における最近の合憲論 / 自衛隊の合憲性に関する判例

     4 非軍事中立戦略から見た自衛隊憲法明記の弊害
      (1)自衛隊違憲論の立憲的意味
      (2)軍事力の拡大
      (3)国防国家への傾斜
      (4)国防目的による人権制約へ
      (5)自衛隊の憲法明記を議論する際に注意すること


    第2章 憲法学は何を主張してきたか  (神原 元)

     1 はじめに

     2 小林直樹教授の「憲法九条の政策論」(1975年)
        「憲法九条の政策論」が書かれた頃の状況 / 「国防」の目的とは何か / 現代防衛論批判 / 日米安保体制批判 / 自主防衛論の虚妄 / 非軍事による国防 / まとめ

     3 深瀬忠一教授らの「総合的平和保障基本法試案」(1987年)
        「総合的平和保障基本法試案」提案の背景 / 基本法という手法 / 自衛隊をどうするか / 軍縮プログラムと国連中心の平和維持機能強化、そして世界連邦構想へ / まとめ

     4 水島朝穂教授の「自衛隊の平和憲法的解編構想」(1997年)
        ポスト冷戦期の平和構想 / 冷戦後の自衛隊の「存在理由」 / 自衛隊解編構想の概要 / 安保条約はどうするか / まとめと「解編」公表後の世界情勢

     5 非軍事中立戦略は現代に通用するか
        冷戦構造崩壊後の状況 / 核戦争の脅威は終わっていない / 安保条約は有効か / 自主防衛論は適用可能か / 自衛隊は「改編」すべきか、それとも「解編」すべきか/ 基本法方式の有効性 / 国連との関係をどうすべきか / まとめ

     6 本章のまとめと結論


    第3章 日米同盟と「専守防衛」のひずみ  (布施 祐仁)

     1 安全保障の「リアリズム」と「理想」
        軍事力で防衛するのが「不向き」な国 / 本格的な侵略の可能性は低い / 「軍備撤廃」の理想は放棄してはならない

     2 憲法9条の「原点」

     3 ゆがめられた「専守防衛」
        米軍防衛に踏み出した「シーレーン防衛」 / 米世界戦略に組み込まれる自衛隊 / 日本を再軍備させたアメリカの意図

     4 米軍依存と「見捨てられる恐怖」
        「専守防衛」はアメリカの打撃力とセット / アメリカが打撃力を行使する保証はない / 「見捨てられる恐怖」か「巻き込まれる恐怖」か

     5 周辺国の「脅威」にどう向き合うか
        自衛隊も「矛」を持つ? / 中国の海洋進出に対抗する「列島線防衛」 / 「中国海軍封じ込め」は日本防衛に必要か

     6 日本の安全保障政策はどうあるべきか
        アメリカ依存から脱し、真の「専守防衛」に / 北東アジアの集団安保体制と非核兵器地帯を

     7 自衛隊員に対する責任


    第4章 等身大の安全保障論  (伊藤 真・神原 元・布施祐仁)

     1 9条をさかのぼる
        両親は戦争体験世代 / 西ドイツでの生活と愛国心 / 冷戦終結 / 湾岸戦争以後 / 宮田光雄著『きみたちと現代』と非武装中立 / 軍隊は自己増殖するもの/ すでにある自衛隊 / 1995年、広島と沖縄 / 防衛政策をどこまで戻すのか 

     2 安全保障とは何なのか
        膨らみつづける防衛費 / 希少資源の分配が政治の本質 / 納税者の自覚 /  貧困と排外主義 / 象徴化した安全保障 / 安全保障イコール軍事ではない

     3 9条改憲で何が変わるのか
        まちがいなく変わる自衛隊 / 「必要な自衛の措置」は無限大 / 徴兵制の可能性 / 自衛隊員のPTSDを内包する社会 / 民主主義を非民主的なもので守るのか? / 等身大の安全保障
  • 出版社からのコメント

    世界6位の海岸線、人口減少、グローバルな経済活動、膨らむ赤字国債――日本の現実を直視し、軍事によらない防衛戦略を構想する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 真(イトウ マコト)
    1958年生まれ。弁護士、伊藤塾塾長、日弁連憲法問題対策本部副本部長

    神原 元(カンバラ ハジメ)
    1967年神奈川県生まれ。弁護士。自由法曹団常任幹事

    布施 祐仁(フセ ユウジン)
    1976年生まれ。ジャーナリスト、「平和新聞」編集長
  • 著者について

    伊藤 真 (イトウ マコト)
    1958年生まれ。弁護士、伊藤塾塾長、日弁連憲法問題対策本部副本部長。著書に『増補版 赤ペンチェック 自民党憲法改正草案』(大月書店)ほか多数。

    神原 元 (カンバラ ハジメ)
    1967年生まれ。弁護士。著書に『ヘイト・スピーチに抗する人びと』(新日本出版社)など。

    布施 祐仁 (フセ ユウジン)
    1976年生まれ。ジャーナリスト、「平和新聞」編集長。著書に『経済的徴兵制』(集英社新書)『主権なき平和国家』(共著、集英社クリエイティブ)『日報隠蔽』(共著、集英社)ほか。

9条の挑戦-非軍事中立戦略のリアリズム [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:大月書店
著者名:伊藤 真(著)/神原 元(著)/布施 祐仁(著)
発行年月日:2018/11/15
ISBN-10:4272211196
ISBN-13:9784272211197
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:255ページ
縦:19cm
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