統治の抗争史―フーコー講義 1978-79 [単行本]
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統治の抗争史―フーコー講義 1978-79 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2018/11/17
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統治の抗争史―フーコー講義 1978-79 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    独特な用語や思考の跳躍にあふれたフーコー講義を把握するには、読み手もある深さに達する必要がある。国家理性、ポリス、都市計画、病と衛生、人口、確率・統計、エコノミー…。キーワードと共に統治という概念の抗争史を描き、講義の核心に迫る。
  • 目次

    はじめに─本書はどのような著作なのか

    序 章 統治性研究を位置づける
     一 統治の出現経緯をたどる
     二 一九七八年、七九年講義
     三 統治性をめぐるこれまでの研究

    第Ⅰ部 国家理性

    第一章 統治、統治術、君主鑑
     一 統治=人の導き
     二 司牧と近代の統治との異同
     三 君主鑑におけるエコノミー
     四 法と統治の対比
     五 統治の対象としての「物事」

    第二章 国家理性(一)─国家理性とマキャヴェリ
     一 国家理性という発明品
     二 国家理性研究の現状
     三 フーコーの議論の特徴
     四 国家理性とマキャヴェリ
     五 国家理性論における国家の保守

    第三章 国家理性(二)─クーデタと反乱
     一 ノーデのクーデタ
     二 ベイコンの反乱
     三 ベイコンとマキャヴェリの相違
     四 ホッブズの自然状態と内戦について
     五 フーコーの国家理性論の特徴

    第四章 「ウェストファリア的秩序」
     一 諸国家の競合
     二 「ウェストファリア神話」
     三 フーコーにおける「ヨーロッパの均衡」
     四 フーコーとタック
     五 力から成る世界

    第五章 ポリス論
     一 ポリス論とポリス研究の国際比較
     二 仏独ポリス/ポリツァイ研究
     三 フーコーの視点の特徴
     四 フーコーのポリス論─ポリスとはなにか
     五 ポリスが生み出す対象

    第Ⅱ部 人口

    第六章 ポリス、都市、都市計画
     一 ポリスの特権的な場としての都市
     二 都市像の変遷と都市計画urbanisme
     三 ル・メートル『首都論』
     四 人工都市リシュリュー
     五 ナントの改革プラン

    第七章 病と衛生
     一 都市の不衛生
     二 癩とペスト(一)─癩
     三 癩とペスト(二)─ペスト
     四 天然痘と接種

    第八章 人口の誕生をめぐって(一)
     一 人口をめぐる議論へのアプローチ
     二 接種は正当化されるか
     三 なぜ死亡表が重要か
     四 『死亡表』をめぐる論争
     五 人口学のはじまり

    第九章 人口の誕生をめぐって(二)
     一 古代近代論争
     二 人口という語
     三 人口と社会
     四 『人口論』の知
     五 人口学の誕生
     六 人口の衝撃
     七 ヒトという種

    第一〇章 確率・統計と人口
     一 統計学とは
     二 確率のはじまり
     三 パスカルの賭け
     四 終身年金、生命保険、死亡表
     五 社会の統計学的概念化

    補 章 ベルヌイ─ダランベール問題の迷宮
     一 問題の所在
     二 惑星軌道は神の摂理か
     三 聖ペテルブルクのパラドクス
     四 接種の判断基準
     五 ダランベールの数学観と確率

    第Ⅲ部 エコノミー

    第一一章 食糧難と穀物ポリス
     一 環境と人口
     二 食糧難
     三 穀物という主題
     四 穀物ポリス

    第一二章 穀物自由化論
     一 自由化をめぐる攻防
     二 アベイユの自由化論
     三 フランス初期経済学と商業の自由
     四 グルネーサークル
     五 チュルゴー対ネッケル

    第一三章 フーコーによる自由主義の解釈
     一 人民対人口
     二 人口の自然性(一)─重商主義
     三 人口の自然性(二)─フィジオクラット
     四 人口の自然性(三)─欲望の組み込み
     五 真理の場としての市場

    第一四章 ホモ・エコノミクス
     一 ホモ・エコノミクスの思想史
     二 情念の政治経済学
     三 究極の根拠としての利益
     四 見えざる手と統治の限界
     五 コンディヤックとエルヴェシウス
     六 ベンサム

    第一五章 統治とエコノミー
     一 公的なものと私的なもの
     二 統治の語義の変遷
     三 エコノミーの語義の変遷(一)─全き家
     四 エコノミーの語義の変遷(二)─『ヌーヴェルエロイーズ』
     五 エコノミー概念の錯綜
     六 ルソーのエコノミーポリティーク

    第一六章 市民社会
     一 統治性と市民社会
     二 古代から近世へ─政治社会としての市民社会
     三 ヒュームとルソーにおける市民社会と文明
     四 ファーガスン『市民社会史』
     五 フーコーにおける市民社会と統治

    おわりに─哲学と歴史について
    あとがき
    図版出典一覧
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    国家理性、都市計画、病と衛生、人口、確率・統計、エコノミー…。キーワードと共に「統治」概念の抗争史を描き、講義の核心に迫る。

    独特な用語や思考の跳躍にあふれたフーコーの講義を把握するには、読み手もある深さに達する必要がある。講義で言及される文献の読解、概念の研究史の確認を通し、核心的な発言の周囲にその思考が形をなすまでのプロセスを配置、大きな流れと主要概念を理解する。フーコーを「使う」のではなく、より深く「読む」ための必読書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    重田 園江(オモダ ソノエ)
    1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。現在は明治大学政治経済学部教授。専門分野は政治思想史、現代思想
  • 著者について

    重田 園江 (オモダ ソノエ)
    重田 園江(おもだ そのえ)
    1968年兵庫県西宮市生まれ. 早稲田大学政治経済学部卒業, 日本開発銀行を経て, 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得. 現在は明治大学政治経済学部教授. 専門分野は政治思想史, 現代思想. 著作に『フーコーの穴――統計学と統治の現代』(木鐸社, 2003年), 『連帯の哲学Ⅰ――フランス社会連帯主義』(勁草書房, 2010年), 『ミシェル・フーコー――近代を裏から読む』(ちくま新書, 2011年), 『社会契約論――ホッブズ, ヒューム, ルソー, ロールズ』(ちくま新書, 2013年), 訳書にイアン・ハッキング『偶然を飼いならす――統計学と第二次科学革命』(共訳, 木鐸社, 1999年)ほか.

統治の抗争史―フーコー講義 1978-79 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:重田 園江(著)
発行年月日:2018/11/20
ISBN-10:4326302712
ISBN-13:9784326302710
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:557ページ ※500,57P
縦:22cm
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