現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) [全集叢書]
    • 現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) [全集叢書]

    • ¥6,600198 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月4日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003060794

現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) [全集叢書]

村井 龍治(編著)長上 深雪(編著)筒井 のり子(編著)
価格:¥6,600(税込)
ゴールドポイント:198 ゴールドポイント(3%還元)(¥198相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月4日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2018/11/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人口減少、貧困・格差の拡大等、現在の日本社会には、大きな課題が多数存在している。その背景や構造を明らかにした上で、制度統合、多職種連携、市民参画等を事例に、「社会福祉政策」と「福祉現場」が乖離している現状を分析したのが本書である。「社会福祉政策」と「福祉現場」の乖離を解消するための方策と、現代社会において求められる「福祉」について考察するとともに、政策と現場のつながりを重視したソーシャルワーカー養成のあり方についても検討した一冊。
  • 目次

    まえがき

    序 章 現代福祉の諸相――今、問われている「福祉」の存在意義(村井龍治)
     1 現代社会の福祉問題
     2 日本における社会事業教育の始まり
     3 戦後の福祉専門職養成の歴史的系譜
     4 多様化・複雑化する福祉問題に対応できる専門職養成への挑戦


     第Ⅰ部 現代社会の諸相と社会福祉政策の行方
      
    第1章 社会構造の変化に社会福祉政策は対応できるのか――「『我が事・丸ごと』地域共生社会」をめぐる動向から(長上深雪)
     1 地域格差を伴った少子高齢化と人口減少社会――社会構造の変化
     2 貧困の拡大による国民生活の基盤の脆弱化――生活不安・困難の深まり
     3 社会的に放置された貧困問題
     4 「『我が事・丸ごと』地域共生社会」の本質
     5 地域住民の「主体性」と「責務」――「地域包括ケア強化法」の真意
     6 「地域共生社会」政策に至るまでの社会福祉政策
     7 「地域共生社会」政策をめぐるせめぎ合い
      
    第2章 自立支援による生活保護制度の変容――個人化される貧困問題(砂脇 恵)
     1 生活保護制度における自立
     2 労働能力者の生活保護への包摂と自立支援
     3 「貧困問題」は「個人の問題」?――自立支援策の問題性
      
    第3章 介護保険制度と障害福祉サービス制度統合の問題――高齢障害者のサービス利用の事例から(髙松智画)
     1 介護保険制度改定における統合の検討
     2 障害者自立支援法創設以降の統合の検討
     3 統合は今後どうなるのか
     4 改定を繰り返す介護保険制度との統合
      
    第4章 大規模災害における地域福祉の役割――福島県・原子力災害による避難住民支援から(筒井のり子)
     1 災害と地域福祉の視点
     2 東日本大震災と原子力発電所事故による被災状況
     3 双葉郡の町村社協による地域福祉ビジョンの策定
     4 災間期における地域福祉の課題
      
    第5章 「市民による社会貢献」と社会的企業――自発的社会福祉の先駆性の発揮に向けて(川中大輔)
     1 苦悶する社会福祉の先端――ポスト工業化と社会的排除
     2 求められる「市民による社会貢献」の事業化
     3 社会的企業としての発展方向
     4 社会的企業による変革の波及
     5 「出現する未来」から求められる備え――緩やかに進行する危機の中で


     第Ⅱ部 現代社会に求められるソーシャルワーカーの養成と支援
      
    第6章 幅広い実践力を持つ支援者の育成と多職種連携――包括的支援に対応するソーシャルワーカーの養成(山田 容)
     1 包括的支援と多職種連携
     2 コンピテンシーの概要
     3 コンピテンシーの再検討
     4 多職種連携時代のソーシャルワーカーの養成
      
    第7章 レジデンシャルワークの専門性――ケアワークからの考察(土田美世子)
     1 生活型福祉施設の役割と機能の経過
     2 ケアによる他者の支援
     3 生活型施設における利用者支援
     4 生活型施設におけるソーシャルワークとケアワーク
     5 ケアワークの類型
     6 レジデンシャル・ソーシャルワークの成立に向けて
      
    第8章 ソーシャルワーカーを支えるための支援――卒後教育における大学の役割(荒田 寛)
     1 スタートラインに立つ卒業生
     2 卒後研修としての「龍谷大学PSW研究会」の開催
     3 社会福祉の現場における新人ソーシャルワーカーの課題
     4 ソーシャルワーカーに期待する実践力
     5 大学の教育と卒後教育
     6 専門職を支えるネットワークの体系化に向けて
     7 社会福祉の現場から学ぶ


     第Ⅲ部 社会福祉課題を越えるための取り組み――実践現場からの報告
      
    第9章 地域包括支援センター社会福祉士によるソーシャルワーク実践――実践・政策・専門性の視点から(吉岡祐紀)
     1 ソーシャルワーク実践の3つの困難性
     2 地域ネットワークを活かしたソーシャルワーク実践
     3 地域包括支援センターに求められる役割の変化――政策の視点から
     4 チームアプローチにおける社会福祉士の位置づけ
     5 ソーシャルワーク実践力向上のための課題整理――ヒアリング調査を通して
     6 立体的なソーシャルワーク実践の可能性
     7 ゆらぎながら前を向く姿勢の重要性

    第10章 地域における成年後見・権利擁護支援システムの構築(桐高とよみ)
     1 ソーシャルワークと権利擁護支援
     2 地域の権利擁護支援における相談機関の役割――甲賀・湖南成年後見センターぱんじーの事例から
     3 甲賀・湖南成年後見センターぱんじーの実践
     4 利用者本人の生活を中心に置いた支援体制の構築――相談事業からみる権利擁護支援の課題
     5 地域共生社会と権利擁護支援――成年後見制度利用促進法による地域連携ネットワーク
     6 社会福祉士が権利擁護支援に関わる意義
      
    第11章 障害者・家族が自分で人生を切り開くための相談活動――社会福祉専門職が持つエンパワメントの視点が生み出すもの(坂本 彩)
     1 自分が価値を置く人生を送る
     2 「家族依存」を軸にした社会の仕組みの中で
     3 自分でも気がついていなかった「願い」
     4 実践者の自己形成をも創り出す
     5 生存権保障に深く関わる社会福祉実践が作り出す社会

    第12章 「生活困窮者支援」に社会福祉協議会が取り組む意義(山口浩次)
     1 経済的困窮・社会的孤立に関する相談援助の増加――「生活困窮者支援」に取り組む背景
     2 多様な社会資源と連携した生活困窮者自立支援事業
     3 「三方よし」の生活困窮者自立支援事業――利用者・地域・行政・社協の視点から
     4 社会福祉協議会における専門職の役割
      
    終 章 問われる「福祉」の存在意義と専門職教育――政策と現場をつなぐ大学の役割(筒井のり子)
     1 なぜ、今、「福祉」の存在意義を問わねばならないのか?
     2 本書における13の問題提起
     3 政策と現場をつなぐ――龍谷大学の取り組み



    あとがき
    索  引
  • 出版社からのコメント

    地域共生社会とどう向き合うか。政策の批判的検討と専門職養成・実践現場の事例を基に、「福祉」の「いま」を分析。
  • 内容紹介

    人口減少、貧困/格差の拡大等、現在の日本社会には、大きな課題が多数存在している。その背景や構造を明らかにした上で、制度統合、多職種連携、市民参画等を事例に、「社会福祉政策」と「福祉現場」が乖離している現状を分析したのが本書である。 
    「社会福祉政策」と「福祉現場」の乖離を解消するための方策と、現代社会において求められる「福祉」について考察するとともに、政策と現場のつながりを重視したソーシャルワーカー養成のあり方についても検討した一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村井 龍治(ムライ リュウジ)
    1952年生。1981年龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、龍谷大学社会学部教授

    長上 深雪(オサカミ ミユキ)
    1956年生。1987年龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。現在、龍谷大学社会学部教授

    筒井 のり子(ツツイ ノリコ)
    1958年生。1983年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了。現在、龍谷大学社会学部教授
  • 著者について

    村井 龍治 (ムライ リュウジ)
    *2018年11月現在 龍谷大学社会学部教授

    長上 深雪 (オサカミ ミユキ)
    2018年11月現在 龍谷大学社会学部教授

    筒井 のり子 (ツツイ ノリコ)
    2018年11月現在 龍谷大学社会学部教授

現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:村井 龍治(編著)/長上 深雪(編著)/筒井 のり子(編著)
発行年月日:2018/11/30
ISBN-10:4623083756
ISBN-13:9784623083756
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:281ページ
縦:22cm
他のミネルヴァ書房の書籍を探す

    ミネルヴァ書房 現代社会における「福祉」の存在意義を問う―政策と現場をつなぐ取り組み(MINERVA社会福祉叢書〈59〉) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!