ホイッスラーと私―描かれた道筋 [単行本]

ホイッスラーと私―描かれた道筋 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ホイッスラーの亡霊と、画家ウインザー・イニスが交した濃密な対話の物語と濃厚な名画を掲載。画家の書き下ろし小説、フリーア＆サックラーギャラリー所蔵のホイッスラー作品１０５点と北斎・広重２３点。ウィンザー作品１２１点を掲載した豪華芸術集。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  ホイッスラー、ジャポニスム、唯美主義（馬渕明子）
  メッセージ（リー・グレイザー博士）
  ホイッスラーと私　描かれた道筋
  ホイッスラーのカタログ（言葉のない伝記）
  ウィンザーとの対談（インタビュアー／求龍堂）
  ウィンザーのカタログ（言葉のない伝記）
  川の道（ウィンザー・イニス）
  エピローグ　デジタル画像：そこにあるものを見る美術

• 出版社からのコメント

  世界巡り作品を創作してきたウィンザー・ジョー・イニスの作品集。

• 内容紹介

  本書はスミソニアン・フリーア＆サックラー・ギャラリー キュレイター／現コルビー大学美術館　ランダー・インスティテュート・フォー・アメリカンアート ファウンディング・ディレクターのリー・グレイザー博士の協力を得て企画。
  
  画家・彫刻家・作家として長きにわたり国際的に活動してきたウィンザー・イニスの集大成として、小説と絵画作品を組み合わせた意欲的書籍となる。
  
  本書は極めてユニークな内容で構成されている。
  
  前半には、作家としてのイニスによる書き下ろし小説「ホイッスラーと私」を掲載。
  
  ある日からイニスの画室に現れるようになった19世紀を代表する画家の一人ホイッスラーの幽霊と交わされる対話（ホイッスラーへの質問、言い争い、雑談、旅行）を通じて、巨人ホイッスラーが残した遺産をどう捉えるか、今日の芸術がそこから何を得て継承していくべきか、等の芸術論を展開する。
  小説部分には物語とともに100点以上のフリーア美術館所蔵のホイッスラー作品が掲載され、後半の画集部分ではイニス作品から厳選された121点が構成されている。
  
  また、巻末には「川の道」と称したイニスのエッセイと共に、同じくフリーア美術館が所蔵する北斎・広重の作品を23点掲載。
  
  物語と絵画で構成された、自由でダイナミックな芸術集である。
  
  図書館選書
  画家、小説家として世界を巡り作品を創作してきたウィンザー・ジョー・イニスの作品集。ホイッスラーの幽霊と芸術のあり方を語る小説と、ホイッスラーとイニスの作品を紹介する。

• 著者について

  ウィンザー・イニス (ウィンザーイニス)
  1937年、アメリカ合衆国生まれ。サンディエゴ州立大学でB.A.学位を取得、新聞社で政治部ライター、コラムニスト、編集長として働いた後、画家に転身。メキシコのサン・ミゲル・インスティチュート・アエンデでM.F.A.を取得し、芸術学科の生徒を教える。これまで母国アメリカ各地以外にも13ヵ国に滞在し制作・展示を続け、現在は韓国の済州島に居住し活動。日本では1984年に伊勢丹で個展を開催し『THE BETTER TIME』(講談社)を出版、来日時、岡本太郎との対談を行う。これまでに母国アメリカ、日本、韓国で多数の作品集を刊行。

ホイッスラーと私―描かれた道筋 [単行本] の商品スペック