すべての戦争は自衛から始まる(講談社文庫) [文庫]
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出版社:講談社
販売開始日: 2019/01/16
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すべての戦争は自衛から始まる(講談社文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    侵略を目的として軍隊を持つ国はない。あくまで自衛のための軍隊。それは世界共通だ。イスラエルの軍隊の名称は「国防軍」。アメリカのペンタゴンは「国防総省」で、中国は「人民解放軍」。しかし自衛の意識は簡単に肥大する。歴史がそれを証明する。この国が再び戦争を選ばないために。注目の論考、遂に文庫化。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1章 すべての戦争は自衛から始まる(南京大虐殺、被害者は三〇万人でも一五万人でも(端的に言えば)どっちでもいい;北朝鮮の戦勝記念館には「自衛」のメッセージが溢れていた ほか)
    第2章 「自分の国は血を流してでも守れ」と叫ぶ人に訊きたい(冷戦時代の産物だった抑止力は、こうしてまた息を吹き返した;平和で頭がボケているからこそ、気軽に「血を流す覚悟」などと口にできるのだ ほか)
    第3章 戦争の責任はA級戦犯だけにあるのではない(橋下市長の慰安婦問題発言は、女性はもちろん、男性をも蔑むものだ;タイトルを勝手につけるな。批判するなら最後まで読め。絶対にまとめるな ほか)
    第4章 それでもこの国は、再び「戦争」を選ぶのか(最大の自衛とは、安全を脅かす存在を洩らすことなく消滅させることである;治安維持法制定時の新聞を見て実感、この国はまた同じ時代をくりかえす ほか)
    エピローグ 日の丸の小旗を振りながら粛々と集団は動く
  • 出版社からのコメント

    20世紀における大きな戦争はすべて「自衛意識」から発動した。過去に学ばず、加害の記憶を消し、この国は再び「戦争」を選ぶのか。
  • 内容紹介

    歴史上、多くの戦争が自衛意識から始まった。ナチス最高幹部だったヘルマン・ゲーリングは「戦争を起こすことはそれほど難しくない」と述べている。「国民に対し、我々は攻撃されかけているのだと危機感をあおり、平和主義者には愛国心が欠けていると非難すればいい」と。安倍政権は危機を誇張して「抑止力」や「自衛」の必要性を訴えている。「集団化」が加速するこの国は、その意味を深く考えないまま流されてしまうのか。
    だから、「戦争はダメ!」と言い続けなければならない。いや、それでは足りない。「戦争はダメ!」だけではダメなのだと言わなければ。なぜなら、それだけでは「戦争を回避するために抑止力を高める」とか「戦争を起こさないように自衛力を身につける」などのレトリックに対抗できなくなる。我々は戦争の被害だけでなく加害の記憶を刻む必要がある。被害と加害の二つの視点を重ねることで、普通に市井に生きていた人が、なぜあれほど残虐な行為に耽ることができたのか、そのメカニズムが明らかになる。理由までは行き着けないにしても、人間とはそんな存在なのだと実感することができるようになる。戦争の悲惨さ、残酷さが初めて、立体的な姿で立ち現れる。
    繰り返す。多くの戦争は自衛の意識から始まる。あの国を侵略してやろうなどと始まる戦争はほとんどない。そして自衛の意識が発動したとき、被害の記憶だけでは踏みとどまれない。加害の記憶から目をそむけず、何度でも自分に刻みこむ。それを自虐史観と呼びたければ呼べばよい。胸を張って自虐する。この国が、再び「戦争」を選ばないために。
    今、最注目の論考、待望の文庫化!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森 達也(モリ タツヤ)
    1956年広島県生まれ。映画監督、作家、明治大学特任教授。’98年にオウム真理教信者達の日常を追うドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン国際映画祭などに正式招待される。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。’16年には、佐村河内守の「ゴーストライター問題」を題材に撮影した『FAKE』が大きな話題を呼ぶ。作家としては、’10年に刊行した『A3』で第33回講談社ノンフィクション賞を受賞
  • 著者について

    森 達也 (モリ タツヤ)
    1956年広島県生まれ。映画監督、作家、明治大学特任教授。98年にオウム真理教信者達の日常を追うドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン国際映画祭などに正式招待される。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。2016年には、佐村河内守の「ゴーストライター問題」を題材に撮影した『FAKE』が大きな話題を呼ぶ。作家としては、2010年に刊行した『A3』で第33回講談社ノンフィクション賞を受賞。他にも、『放送禁止歌』『いのちの食べかた』『ドキュメンタリーは嘘をつく』『死刑』『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』など注目作多数。

すべての戦争は自衛から始まる(講談社文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:森 達也(著)
発行年月日:2019/01/16
ISBN-10:4065143101
ISBN-13:9784065143100
旧版ISBN:9784478029251
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:299ページ
縦:15cm
その他:『すべての戦争は自衛意識から始まる』加筆・修正・改題書
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