老いと踊り [単行本]
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老いと踊り [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2019/02/18
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老いと踊り [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    誰もが避けられない「老い」。年齢を重ねたダンサーを起用したピナ・バウシュやジャドソン教会派、100歳を超えても踊り続けた大野一雄、老いを成熟とみなす能や踊りの分析をとおし、長時間労働と規律化が可能であるがゆえに近代で理想とされた「若い」身体の価値を再考、脱主体、脱近代を孕む身体の可能性を探る。
  • 目次

    はじめに

    序章 老いのパフォーマティヴィティ──老いる踊り手、老いない踊り[中島那奈子]
     はじめに
     一 技術的な転回──生政治と老い
     二 美学的転回──老いの美学
     三 芸術的転回──老いと踊りの文化横断的研究

    第Ⅰ部 踊りの遺産

    第1章 制作と稽古と継承のはざま──ピナ・バウシュの《春の祭典》が遺したもの[ガブリエレ・ブラントシュテッター](古後奈緒子・針貝真理子訳)
     はじめに
     一 《春の祭典リハーサル》──市田京美とのバウシュのリハーサルについて
     二 《春の供犠》 ──コンテクストと伝達の作法
     おわりに

    第2章 老いと舞踊の哲学──絶対的他者としての老者の舞[貫成人]
     はじめに
     一 老いの実相
     二 老いをめぐる歴史の諸層
     三 老いの哲学
     四 老いと舞踊──弱さを逆手にとること

    第3章 ダンスにおける痛みの身体[イヴォンヌ・レイナー](外山紀久子訳)
     はじめに
     一 私の場合
     二 老いていくパフォーマーたちとどう創作するか?
     おわりに

    第4章 コンテンポラリーダンス、長寿、人生の意味[ラムゼイ・バート](越智雄磨訳)
     はじめに
     一 老いをめぐる様々な言説
     二 消費主義と老い
     三 老いとダンス・パフォーマンスのポテンシャル
     四 カウンターカルチャーとダンス
     五 新自由主義時代の抵抗の場としてのダンス
     おわりに

    第Ⅱ部 伝統での老いとポスト・ジェネレーション

    第5章 上演の考古学──メレディス・モンクの《少女教育再訪》とレノーラ・シャンペーン作、出演によるソロ・パフォーマンス作品《メモリーの物置》[レノーラ・シャンペーン](常田景子訳)
     はじめに
     一 メレディス・モンクの《少女教育》を再訪する
     《メモリーの物置》シノプシス(二〇一四年)
     《メモリーの物置》(二〇一四年、東京での上演のためのソロ・パフォーマンス台本)

    第6章 論説と鼎談──日本舞踊と老い
     一 老いと舞踊[渡辺保]
     二 老いる未来と若返る伝統[花柳寿南海×花柳大日翠×渡辺保]
     三 解題[中島那奈子]

    第7章 日本における「老い」と「踊り」[尼ヶ崎彬]
     はじめに──二つの問題
     一 「老い」とは何か
     二 「衰退」としての老い
     三 「年功」としての老い
     四 「余生」としての老い
     五 老いた身体──大野一雄の場合
     おわりに──展望

    第Ⅲ部 グローバル化する老いのダンスドラマトゥルギー

    第8章 老女と少女の物語[やなぎみわ](文責・中島那奈子)
     はじめに──美術と演劇の並走
     一 「マイ・グランドマザーズ」
     二 「グランドドーターズ」
     三 「フェアリーテール」
     四 「ウィンドスウェプト・ウィメン・シリーズ」
     五 《関寺小町》の舞踊について
     六 日本の老女の表象
     七 《日輪の翼》

    第9章 日本の神話と儀礼における翁童身体と舞踊[鎌田東二]
     はじめに──談山神社「談山能」(二〇一四年五月一三日開催)における《翁》と「摩多羅神面」から
     一 老いの神性としての「翁」神──『八幡愚童訓』の事例
     二 日本の神話と儀礼における「老い」と「若」の表象──霊性の軸としての「翁童」表象~稲荷神・猿田彦神・八幡神
     三 翁童身体の原像としてのスサノヲ神とスサノヲの持つ三種の神宝──生太刀・生弓矢・天詔琴
     四 「神道」とは何か?
     五 世阿弥と禅竹における《翁》の神学と神仏習合舞踊としての「申楽」
     おわりに──隔世遺伝としての能と舞踏(Buto)

    第10章 老いを巡るダンスドラマトゥルギー[中島那奈子]──ライムント・ホーゲの終わりなき《An Evening with Judy》
     はじめに
     一 ピナ・バウシュからライムント・ホーゲへ
     二 《An Evening with Judy》
     三 芸の構造
     四 踊りを見る人から踊る人へ──老いを巡るダンスドラマトゥルギー


    第11章 大野慶人のレクチャー・パフォーマンス《命の姿》について──「老い」と舞踏はどこで出会う?[國吉和子] 
     はじめに
     一 JADE ’93のこと
     二 大野慶人 一九六九─一九九九─二〇一五
     三 不動と硬直
     四 《花と鳥》三様
     五 舞踏の芸能化
     六 土方巽の「衰弱体」
     おわりに
     
    番外編

    第12章 旅立ちの日のための「音楽」(ダンスも含む)[外山紀久子]
     はじめに──老いと死、見えざるもの
     一 ミュージック・タナトロジー、ふたつの事例
     二 「気」とダンス、踊る主体は誰か
     三 老いの身体とダンス
     おわりに──自己解放(脱植民地化×「和」あるいは祈り)

    あとがき
  • 内容紹介

    老いたダンサーは引退すべき? 若い身体=美? 強さや効率性を至上命題としない新しい主体を、老いと踊りの問題を通して探る。

    年齢を重ねたダンサーを起用したピナ・バウシュやジャドソン教会派、100歳を超えても踊り続けた大野一雄、老いを成熟とみなす能や踊りの分析をとおし、長時間労働と規律化が可能であるがゆえに近代で理想とされた「若い」身体の価値を再考、脱主体、脱近代的な身体の可能性を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中島 那奈子(ナカジマ ナナコ)
    ダンス研究者、ドラマトゥルク、日本舞踊師範。ドラマトゥルクとして国内外の実験的舞台作品に関わり、2017年北米ドラマトゥルク協会エリオットヘイズ賞特別賞受賞

    外山 紀久子(トヤマ キクコ)
    1957年生まれ。埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授
  • 著者について

    中島 那奈子 (ナカジマ ナナコ)
    中島 那奈子(なかじま ななこ) 
    ダンス研究者, ドラマトゥルク, 日本舞踊師範. ドラマトゥルクとして国内外の実験的舞台作品に関わり, 近年のプロジェクトに「ダンスアーカイブボックス@TPAM2016」, 「イヴォンヌ・レイナーを巡るパフォーマティヴ・エクシビジョン」京都芸術劇場春秋座がある. 編著に The Aging Body in Dance (Routledge, 2017), 共著に Dance Dramaturgy (Palgrave Macmillan, 2015), 「老いと踊りとスピリチュアリティ」(鎌田東二編『スピリチュアリティと芸術・芸能』ビイング・ネット・プレス2016). 2017年北米ドラマトゥルク協会エリオットヘイズ賞特別賞受賞.

    外山 紀久子 (トヤマ キクコ)
    外山 紀久子(とやま きくこ) 
    1957年生まれ. 埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授. 主著に『帰宅しない放蕩娘:舞踊のモダニズムとポストモダニズム』(勁草書房, 1999), 編著に 『musica mundana:気の宇宙論・身体論』(埼玉大学教養学部リベラル・アーツ叢書6, 2015), 論文に「〈絵画の終焉〉論以後の身体」(『美学』第202号, 2000), 「掃除ポイエーシス」(西村清和編『日常性の環境美学』勁草書房, 2012), 「ポストモダンダンスと現代美術:《トリオA》のエニグマをめぐって」(『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実』田中正之編, 竹林舎, 2017)ほか.

老いと踊り [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:中島 那奈子(編著)/外山 紀久子(編著)
発行年月日:2019/02/20
ISBN-10:4326800607
ISBN-13:9784326800605
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:382ページ ※377,5P
縦:22cm
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