想起の文化―忘却から対話へ [単行本]
    • 想起の文化―忘却から対話へ [単行本]

    • ¥5,720172 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
想起の文化―忘却から対話へ [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003083368

想起の文化―忘却から対話へ [単行本]

価格:¥5,720(税込)
ゴールドポイント:172 ゴールドポイント(3%還元)(¥172相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/01/28
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

想起の文化―忘却から対話へ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    移民問題と右派台頭に揺れるドイツ。ホロコースト犠牲者の想起に向けられる不満や批判を、記憶文化論の第一人者が、徹底的に検証し、出自や国境を越えた想起の可能性を問う。対話的想起への挑戦。2018年に夫ヤン・アスマンとドイツ出版協会平和賞を共同受賞。
  • 目次

    凡例

    序 論


    忘却,黙殺,想起

    第一章 記憶研究の諸問題
     個人的記憶と集合的記憶
     歴史と記憶
     文化的記憶
     アイデンティティとのつながり
     〈想起の文化〉という概念の意味

    第二章 ドイツ人の家族の記憶を作ること――果てしない物語?
     沈黙を破る――ZDF三部作『我らの母たち,我らの父たち』
     沈黙の潜伏期――ドイツの戦後史についてのヘルマン・リュッベのテーゼ
     終止線と分離線
     外在化と内在化
     ホロコーストの想起のクレッシェンド

    第三章 ドイツの想起の文化の諸問題
     想起の世界チャンピオン?
     解釈の支配権と被害者気取り――世代間の衝突としての想起の文化
     否定的な創建神話としてのホロコースト
     想起し終えたのか?
     儀礼化
     ポリティカル・コレクトネス
     モラル化と歴史化


    ドイツの想起の文化の実践領域

    第四章 ドイツの二つの独裁制の想起
     東ドイツの想起――ドイツ特有の道?
     ドイツの二つの独裁制についての語り
     過去の保持と過去の克服
     東ドイツの被害者の想起
     東ドイツの想起をヨーロッパ化すること

    第五章 移民社会の中での想起
     市民権としての否定的想起?
     民族の逆説と国民的記憶の多元化
     二〇一一年一一月四日の衝撃
     集団指向の人間嫌い
     差異と類似のあわいの共感


    トランスナショナルな視点

    第六章 被害者競争
     排他的な被害者言説と包括的な被害者言説
     ヨーロッパの分裂した記憶
     悔恨の政治
     歴史の傷
     マルチディレクショナル・メモリー

    第七章 トラウマ的な過去と付き合うための四つのモデル
     想起するか,忘れるか
     対話的に忘れること
     決して忘れないために想起すること
     克服するために想起すること
     対話的に想起すること


    結び――新たな想起の文化の諸前提



    訳者あとがき
  • 出版社からのコメント

    ホロコースト犠牲者の想起に対する不満や批判を徹底検証し,出自や国境を越えた想起の可能性を問う.
  • 内容紹介

    いつまで想起し続けねばならないのか?――右派台頭と移民社会の到来に揺れるドイツで、ホロコースト犠牲者の追悼をめぐる論争は激しさを増している。想起することへの様々な批判や不快感・倦怠感を、記憶文化論の第一人者が徹底的に検証。出自や国境を越えた新たな想起の可能性を問う。(著者は2018年にドイツ出版協会平和賞を夫と共同受賞)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    アスマン,アライダ(アスマン,アライダ/Assmann,Aleida)
    1947年、ドイツ・ガッダーバウム(現ビーレフェルト市)生まれ。コンスタンツ大学名誉教授(英語文学・一般文学)。マックス・プランク研究賞(2009)、エルンスト・ローベルト・クルティウス賞(2011)、カール・ヤスパース賞(2017、ヤン・アスマンと共に)、バルザン賞(2017、ヤン・アスマンと共に)、ドイツ出版協会平和賞(2018、ヤン・アスマンと共に)などを受賞

    安川 晴基(ヤスカワ ハルキ)
    1973年、広島県生まれ。名古屋大学大学院人文学研究科准教授。専攻はドイツ文学
  • 著者について

    アライダ・アスマン (アライダアスマン)
    アライダ・アスマン(Aleida Assmann)
    1947年,ドイツ・ガッダーバウム(現ビーレフェルト市)生まれ.コンスタンツ大学名誉教授(英語文学・一般文学).主な著書に『想起の空間』(1999),『過去の長い影』(2006),『記憶のなかの歴史』(2007)など.マックス・プランク研究賞(2009),エルンスト・ローベルト・クルティウス賞(2011),カール・ヤスパース賞(2017,ヤン・アスマンと共に),バルザン賞(2017,ヤン・アスマンと共に),ドイツ出版協会平和賞(2018,ヤン・アスマンと共に)などを受賞.

    安川 晴基 (ヤスカワ ハルキ)
    安川晴基(やすかわ はるき)
    1973年,広島県生まれ.名古屋大学大学院人文学研究科准教授.専攻はドイツ文学.訳書に,アライダ・アスマン『想起の空間--文化的記憶の形態と変遷』(水声社,2007),ヤン・アスマン『エジプト人モーセ--ある記憶痕跡の解読』(藤原書店,2017)などがある.

想起の文化―忘却から対話へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:アライダ アスマン(著)/安川 晴基(訳)
発行年月日:2019/01/25
ISBN-10:4000237365
ISBN-13:9784000237369
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:270ページ ※265,5P
縦:22cm
その他:原書第2版 原書名: DAS NEUE UNBEHAGEN AN DER ERINNERUNGSKULTUR:Eine Intervention,2nd ed.〈Assmann,Aleida〉
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 想起の文化―忘却から対話へ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!