中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) [全集叢書]
    • 中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) [全集叢書]

    • ¥2,64080 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003083554

中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) [全集叢書]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:80 ゴールドポイント(3%還元)(¥80相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/01/19
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「李陵」「光と風と夢」などで知られる作家・中島敦は、少年期を日本統治下の朝鮮で過ごし、のちに南洋庁編修書記としてパラオ諸島に暮らした経験を持つ。そこで中島は何を感じ、何を考えたのか。これらの体験は中島の表現や作品世界にどう反映されているだろうか。二つの植民地経験を追体験することを通じて、二〇世紀前半に多くの日本人が植民地支配とかかわったことの意味を改めて問い直す。
  • 目次

     刊行にあたって
     中島敦略年譜

    プロローグ――中島敦・スティーヴンソン・植民地体験

    第Ⅰ章 中島敦の朝鮮(一九二二-三三年)
     一 京城中学校・第一高等学校時代
      「水原豚」の話
      三・一五事件
      「D市七月叙景」
     二 京城――「一九二三年の一つのスケッチ」
      関東大震災と朝鮮人殺害
      「北方行」
     三 「虎狩」――「両班」と反日朝鮮民族運動
      「虎狩」行
      「趙大煥」
     四 中島敦の朝鮮
      朝鮮体験の反芻
      持ちつづけた朝鮮・中国への関心

    第Ⅱ章 南洋庁編修書記,中島敦(一九四一-四二年)
     一 パラオの南洋庁へ
      南洋庁着任
      土方久功
      南洋群島視察旅行
      『南島巡航記』を読む
     二 田口卯吉の「南島巡航」(一八九〇年)
      南島商会
      鈴木経勲
      グアム島
      パラオ諸島
      スペインのポナペ島支配
      マタラニーム叛乱
      ポナペ島での交易
     三 ドイツ統治下のポナペ島(一八九九-一九一四年)
      ドイツのポナペ島領有
      ジョカージ叛乱(一九一〇-一一年)
     四 日本軍による南洋諸島占領と南洋庁の設置
      松岡静雄によるポナペ島占領(一九一四年)
      南洋諸島統治の開始
      南洋庁の設置(一九二二年)
      長谷部言人のジョカージ訪問(一九一五年)
     五 ポナペ島の中島敦
      ジョカージ「島民部落」訪問
      「犬肉食」

    第Ⅲ章 「光と風と夢」――サモアのスティーヴンソンと中島敦
     一 マーシャル諸島ヤルート島
      椰子と流人の島
      ドイツのマーシャル諸島統治(一八八五-一九一四年)
     二 サモアのスティーヴンソン(一八九〇-九四年)
      サモアへ
      サモアの政体と政争
      海軍練習艦「筑波」のサモア訪問
      軍艦「金剛」のサモア訪問
      『ヴァイリマからの手紙』
      ヴァイリマ農園の日々
      海を泳ぐ南洋の豚
      「ヴァイリマの家族」
      ドイツ人との対立
      サモアの「叛乱者」マタアファの「大饗宴」
     三 マタアファのヤルート島流刑とその後(一八九三-一九一二年)
      サモア政争の帰結
      マタアファのヤルート島流刑
      マタアファの娘
      真水と野菜の無い島
      グラハム・バルフォアのマタアファ訪問
      クレーマーのマタアファ訪問
      マタアファの帰島
      ドイツとアメリカによるサモア分割(一八九九年)
     四 ヤルート島の中島敦
      「夢の国」?
      「スティヴンスンやロティの世界」
      八島嘉坊(ヤルート島カブア)
      マタアファのこと

    第Ⅳ章 南洋に生きた人びと
     一 「内南洋」に生きた日本人たち
      トラック諸島の森小弁
      ポナペ島の関根仙太郎
      パラオ諸島の日本人たち
     二 トラック諸島の中島敦
      トラック諸島公学校視察
      『ミクロネシア民族誌』を読む
      『過去の我南洋』を読む
     三 書かれなかった「クバリの伝記」――ある南洋標本「コレクター」の一生
      ポーランド一月蜂起(一八六三年)
      ゴドフロイ博物館の標本「コレクター」に
      パラオ諸島コロール島
      インフルエンザの流行
      バベルダオブ島マルキョクにて
      最初のポナペ島滞在
      帰国の途に
      再びポナペへ,そして結婚
      パラオで現地民と共に
      マルキョクの大首長レクライの「特使」として
      ニューギニアへ
      ニューギニア会社のプランテーション管理
      ポナペ島での死(一八九六年)
      クバリの妻アナのその後
      書かれなかった「クバリの伝記」

    第Ⅴ章 中島敦の南洋
     一 迫りくる戦争の影(一九四一-四二年)
      南洋に迫る戦争の影
      日米開戦(一九四一年一二月八日)
      バベルダオブ島視察旅行
     二 「文明と未開」,「近代化」
      南洋を見る目
      委任統治と現地民教育
      「文明と未開」
      「雞」
      「近代化」
      「沖縄」
      帰京と死(一九四二年一二月四日)

    エピローグ――植民地体験の追体験

     文献一覧
     あとがき
     人名索引

    【コラム】
     1 「土人」という言葉
     2 中島敦をめぐる「文学的夢想」
     3 「コレクター」(ザムラー)
     4 ナンマトル遺跡
     5 ウンポンの地理的位置
     6 クバリの妻アナとその父親
     7 アルコロンの石柱列遺跡(ストーン・モノリス)
  • 出版社からのコメント

    朝鮮と南洋――作家・中島敦の二つの植民地体験を糸口に,戦争と植民地支配をめぐる諸問題を問い直す.
  • 内容紹介

    「李陵」「光と風と夢」などで知られる作家・中島敦は、少年期を日本統治下の朝鮮で過ごし、のちに南洋庁編修書記としてパラオ諸島に赴任した経験を持つ。これらの体験は、中島の表現、作品世界にどう反映され、どのような意味を持ったのか。中島の二つの植民地経験を追体験することを通じて、戦争と植民地支配をめぐる諸問題を問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小谷 汪之(コタニ ヒロユキ)
    1942年生。東京大学文学部東洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(史学)。インド史専攻。東京都立大学名誉教授
  • 著者について

    小谷 汪之 (コタニ ヒロユキ)
    小谷汪之(こたに ひろゆき)
    1942年生.東京大学文学部東洋史学科卒業,同大学院人文科学研究科博士課程中退.博士(史学).インド史専攻.東京都立大学名誉教授.
    著書に,『マルクスとアジア――アジア的生産様式論争批判』(青木書店),『歴史の方法について』(東京大学出版会),『大地の子――インドの近代における抵抗と背理』(東京大学出版会),『インドの中世社会――村・カースト・領主』(岩波書店),『歴史と人間について――藤村と近代日本』(東京大学出版会),『罪の文化―― インド史の底流』(東京大学出版会),『インド社会・文化史論――「伝統」社会から植民地的近代へ』(明石書店),『「大東亜戦争」期出版異聞――『印度資源論』の謎を追って』(岩波書店),Western India in Historical Transition(New Delhi, Manohar)など.

中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:小谷 汪之(著)
発行年月日:2019/01/17
ISBN-10:4000283863
ISBN-13:9784000283861
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:226ページ ※222,4P
縦:19cm
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 中島敦の朝鮮と南洋―二つの植民地体験(シリーズ日本の中の世界史) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!