テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) [文庫]
    • テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) [文庫]

    • ¥1,69451 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003083602

テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) [文庫]

価格:¥1,694(税込)
ゴールドポイント:51 ゴールドポイント(3%還元)(¥51相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/01/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    テレビは本当に「一億総白痴化」をもたらしたのか?それとも、「一億総博知化」をもたらし得るものなのか。戦前・戦後にまたがる「放送教育運動」の軌跡を通して、従来の娯楽文化論/報道論ではなく、“教養のメディア”としてのテレビ史を論じ、その可能性を浮かび上がらせた画期的著作。
  • 目次

    凡 例


    序 章 「テレビ的教養」を求めて
     教育的テレビ観と「教養のテレビ」/「一億総白痴化」と「一億総中流意識」/教育=教養+選抜


    第一章 国民教化メディアの一九二五年体制

    1 放送メディアの連続性
     「日本の現代」を映すテレビ/視聴覚教育か、聴視覚教育か/アマチュア無線のナショナリズム/教化宣伝のラジオ放送
    2 学校放送と戦時教育の革新
     「放送教育の父」西本三十二/一九三五年全国学校放送開始/学校放送の「役に立った戦争」
    3 戦争民主主義と占領民主主義
     教育民主化のプロパガンダ/軍隊教育―社会教育―放送教育/広報教育学と日本放送教育協会


    第二章 テレビの戦後民主主義

    1 軍事兵器から家庭電化へ
     テレビの一九四〇年体制/国産技術の巻き返し/アメリカの「視覚爆弾」
    2 一億総白痴化と教育テレビの誕生
     「六メガ」娯楽と「七メガ」教育の日米決戦/学校現場からの放送文化批判/水野正次の革新と抵抗/「テレビこじき」のプロレスごっこ/一億総白痴化論の系譜/《何でもやりまショー》という植民地的民族性/大宅壮一の文化的植民地論
    3 日本的教育テレビ体制の成立
     電波争奪戦と一億総博知化運動/日本教育テレビ(NET)の成立/白根孝之のテレビ教育国家/田中角栄とスプートニクの衝撃/世界に冠たる教育テレビ体制/科学技術専門教育局の「メガTONネット」


    第三章 一億総中流意識の製造機

    1 テレビっ子の教室
     電波に僻地なし?/静かな教育革命/テレビっ子の階級性/「壁のない教室」への抵抗/教育における「メディア論の貧困」/テレビ大国の「期待される人間像」/教室の近代化と日本列島改造
    2 教室テレビと放送通信教育
     テレビが教室にやって来た/西本・山下論争のメディア論/テレビの「バナナ化」/《セサミストリート》のテレビ的手法
    3 「入試のない大学」の主婦たち
     勤労青年の教育機会/有閑主婦の教養趣味/民放教育専門局の消滅/「テレビ的教養観」調査/社会教育の終焉


    第四章 テレビ教育国家の黄昏

    1 ファミコン世代のテレビ離れ
     テレビ文化の空虚な明るさ/「全員集合」文化の終わり/ファミコンの「小さな物語」/〇歳児からの学歴無用論
    2 ビデオの普及と公共性の崩壊
     ビデオ革命の衝撃/「ナマ・丸ごと・継続」利用の破綻/新自由主義の規制緩和と公共性の動揺/映画教育の消滅と放送教育の限界/コンピュータ時代の情報教育/ハイビジョン教育の狂騒
    3 生涯学習社会の自己責任メディア
     生涯学習の台頭と学校放送の空洞化/「ゆとり教育」の逆説/「放送教育の世紀」の閉幕


    終 章 「テレビ的教養」の可能性
     文化細分化のテレビ論/社会関係資本の衰弱/情報弱者のメディア・リテラシー/教養のセイフティ・ネット/「学力崩壊」と「一億総白痴化」リバイバル/エンター・エデュケーションの公共性/一億総博知化の夢へ


    引用文献
    あとがき
    岩波現代文庫版あとがき――「テレビの未来へ進むためのバックミラー」
    解説 テレビに何を期待できるか……………藤竹 暁
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    テレビは本当に「一億総白痴化」をもたらしたのか? 〈教養のメディア〉としてのテレビ史を活写する.
  • 内容紹介

    テレビは本当に「一億総白痴化」をもたらしたのか? それとも、「一億総博知化」をもたらし得るものなのか――。戦前・戦後にまたがる「放送教育運動」の軌跡を通して、従来の娯楽文化論/報道論ではなく、〈教養のメディア〉としてのテレビ史を論じ、その可能性を浮かび上がらせた画期的著作。(解説=藤竹 暁)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐藤 卓己(サトウ タクミ)
    1960年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。著書に『『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性』(岩波書店、日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞)、『言論統制―情報官・鈴木康三と教育の国防国家』(中公新書、吉田茂賞受賞)、『ファシスト的公共性―総力戦体制のメディア学』(岩波書店、毎日出版文化賞受賞)など
  • 著者について

    佐藤 卓己 (サトウ タクミ)
    佐藤卓己(さとう たくみ)
    一九六〇年生まれ.京都大学大学院博士課程単位取得退学.国際日本文化研究センター助教授などを経て,現在,京都大学大学院教育学研究科教授.専攻はメディア史,大衆文化論.著書に『『キング』の時代│国民大衆雑誌の公共性』(岩波書店,日本出版学会賞受賞,サントリー学芸賞受賞),『言論統制│情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書,吉田茂賞受賞),『輿論と世論│日本的民意の系譜学』(新潮選書),『青年の主張│まなざしのメディア史』(河出ブックス),『ファシスト的公共性│総力戦体制のメディア学』(岩波書店,毎日出版文化賞受賞)など.

テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:佐藤 卓己(著)
発行年月日:2019/01/16
ISBN-10:4006003994
ISBN-13:9784006003999
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:社会
言語:日本語
ページ数:428ページ ※423,5P
縦:15cm
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 テレビ的教養―一億総博知化への系譜(岩波現代文庫) [文庫] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!