哲学の話(学術選書<086>) [全集叢書]
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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2019/02/18
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哲学の話(学術選書<086>) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    哲学は私たちの人生に深くかかわる問題を扱い、大学のなかだけで論じられるべきものではない。古代ギリシアに誕生した哲学は多様な意味を担っていた。近世になってデカルトは哲学を一本の木に喩え、その果実は日々の生活にこの上もなく役立つものと考えたが、近代科学の発展とともに、幹の物理学や枝の医学をはじめ、もろもろの学問が次第に“哲学の木”から独立していった。何が残るのか?現代における哲学の尽きない価値を明らかにする。
  • 目次

    読者のみなさんへ

    第一話……哲学とは何か―はじめの始まり
    1 なぜ問われるのか
    2 辞書的意味をこえて
    3 求められている意味
    4 「哲学とは何か」を考えるために

    ちょっと長い間奏 日本語で「哲学」
    1 翻訳語としての「哲学」
    2 西周の講義
    3 「希賢学」から「哲学」へ
    4 「哲学」と「理学」
    5 西周以後―「哲学」という日本語の定着

    第二話……哲学の旅立ち
    1 「ピロソピアー」の伝承
    2 哲学の創始者はピュタゴラスか?
    3 ヘラクレイトスの断片
    4 ソロンについて
    5 ペリクレスの演説
    6 論文「古い医術について」
    7 ソクラテスの発言

    第三話……ソクラテスの罪?
    1 「哲学者」という呼称
    2 ソクラテスの仕事とは?
    3 何を知らないのか
    4 プラトンの初期作品
    5 哲学するのは若い時だけか?
    6 ソクラテスの主張
    7 魂(プシューケー)と徳(アレテー)
    8 徳の重要性
    9 哲学者ソクラテス
    10 活動としての哲学
    11 倫理学者ソクラテス?

    第四話……伝統の始まり
    1 プラトンとアリストテレス
    2 プラトンに見られる「哲学」の用語法
    3 学問としての哲学
    4 ソクラテスからプラトンへ
    5 哲学者と見物好きの人
    6 哲学者とイデア
    7 イデアの存在
    8 自然研究をこえる問題

    第五話……作られた哲学史
    1 プラトンのあと
    2 アリストテレスの哲学概念
    3 最初の哲学者はタレス?
    4 作り出された哲学史
    5 アリストテレスによる哲学の分類
    6 形而上学の由来
    7 デカルトの哲学概念
    8 哲学と近代科学

    第六話……哲学の終焉
    1 論理実証主義の視点
    2 命題の種類
    3 倫理的命題、形而上学的命題、美的判断
    4 哲学の役割
    5 ふり返って

    第七話……これからの哲学―読むこと、対話すること、生きること
    1 哲学の仕事
    2 何を探求するのか
    3 哲学の方法―読むこと、対話すること
    4 生きること

    第八話……哲学とは何か―終わりの始まり
    1 「始まり」について
    2 「哲学の話」という表題
    3 哲学とは、哲学の効用とは
    4 「洞窟の比喩」より
    5 二つの「始まり」

    引用文献について
    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    そもそも哲学って何?その始まりから平明なことばで説き起こし、終焉を主張されるにいたってなお、哲学が果たすべき役割について語る
  • 内容紹介

    哲学は私たちの人生に深くかかわる問題を扱い、大学のなかだけで論じられるべきものではない。古代ギリシアに誕生した哲学は多様な意味を担っていた。近世になってデカルトは哲学を一本の木に喩え、その果実は日々の生活にこの上もなく役立つものと考えたが、近代科学の発展とともに、幹の物理学や枝の医学をはじめ、もろもろの学問が次第に<哲学の木>から独立していった。何が残るのか? 現代における哲学の尽きない価値を明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    朴 一功(パク イルゴン)
    大谷大学文学部教授。1953年京都市生まれ。京都大学文学部哲学科卒、同大学院博士課程学修退学、博士(文学)。ケンブリッジ大学古典学部客員研究員、甲南女子大学人間科学部教授を経て、2005年より現職。専門は古代ギリシア哲学
  • 著者について

    朴 一功 (パク イルゴン)
    大谷大学文学部教授
    1953年 京都市生まれ。京都大学文学部哲学科卒、同大学院博士課程学修退学、博士(文学)。ケンブリッジ大学古典学部客員研究員、甲南女子大学人間科学部教授を経て、二〇〇五年より現職。専門は古代ギリシア哲学。座右の銘は、「自分のことをすること」(プラトン)。

    【主な著訳書】
    『西洋哲学史(古代・中世編)』(共著、ミネルヴァ書房)、『イリソスのほとり』(共著、世界思想社)、『魂の正義』(京都大学学術出版会)、翻訳として、アリストテレス『ニコマコス倫理学』(京都大学学術出版会)、『詩学』(新版『アリストテレス全集』18所収、岩波書店)、プラトン『饗宴/パイドン』(京都大学学術出版会)、『エウテュデモス/クレイトポン』(京都大学学術出版会)、『エウテュプロン/ソクラテスの弁明/クリトン』(共訳、京都大学学術出版会)など

哲学の話(学術選書<086>) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:朴 一功(著)
発行年月日:2019/02/20
ISBN-10:4814001878
ISBN-13:9784814001873
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:303ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:360g
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