現代アートの危機―ユートピア、民主主義、そして喜劇 [単行本]
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現代アートの危機―ユートピア、民主主義、そして喜劇 [単行本]

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出版社:三元社
販売開始日: 2019/02/06
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現代アートの危機―ユートピア、民主主義、そして喜劇 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古い信仰が終わり、特権的地位を失った芸術はいま、多様性のなかに霧散している。こうしておとずれた現代アートの危機によって衰退するのは、美術界といった限られた領域にとどまらないことをミショーは鋭く指摘する。現代アートを美術的問題ではなく文化・社会的問題として提起し、20世紀末にフランスで大論争を巻き起こした本書の21世紀最新版。
  • 目次

    「カドリージュ」叢書への前書き 7
    序文 25
    第Ⅰ章 危機論争の経緯と概要 31
    Ⅰ 経緯 31
    Ⅱ 議論とそのスタイル 38
    Ⅲ 拒絶、応答、裂け目 42
    1 時代の憎悪とノスタルジー 48
    2 何でもありの支配 48
    3 民主主義の侵略 49
    4 制度? 制度だって? 50
    第Ⅱ章 危機の文脈 55
    Ⅰ 市場の危機と金銭免除の喪失 55
    Ⅱ エリート官僚、共同組合主義と模倣主義 58
    Ⅲ 大衆と芸術 66
    Ⅳ 文化財の産業的生産 72
    Ⅴ 知覚の変容、美学の変容 76
    第Ⅲ章 比較と対比:歴史の正しい使い方について 83
    Ⅰ 思想における偶像破壊、行為における偶像破壊 83
    Ⅱ 秩序への回帰? 87
    Ⅲ 退廃芸術と怪物的なもの 92
    Ⅳ 反革命の芸術 101
    Ⅴ 一九六〇年代と一九七〇年代のモダニズムについての新たな論争 110
    Ⅵ ポルノグラフィー、政治的正しさと共同体の介入 122
    第Ⅳ章 何の危機か? 127
    Ⅰ 危機とは何か? 127
    Ⅱ 市場:不安の射程 130
    Ⅲ 国際化とマゾヒズム 131
    Ⅳ 文化国家の現状 133
    Ⅴ 批評家の健康状態 134
    Ⅵ 作家の撤退 137
    Ⅶ 創造のダイナミズム 140
    Ⅷ 大衆の不在 143
    Ⅸ 信頼の喪失 145
    第Ⅴ章 救助の失敗:美的価値の擁護と行政による意味の生産 149
    Ⅰ 拒絶、基準の対立、評価軸の移動 151
    Ⅱ 遅ればせのモダニズム 155
    Ⅲ 解釈学的戦略 159
    Ⅳ メタ理論への訴求 160
    1 遅ればせのモダニズムからモダニスト的伝統主義へ:ド・デューヴ 161
    2 不在の解釈学:ディディ=ユベルマン 165
    3 象徴、象徴、象徴:ロクリッツ 170
    4 作品のノスタルジー:ミエ 174
    Ⅴ 多元主義の美学 177
    Ⅵ 作家の困惑 181
    Ⅶ 行政による意義の産出 183
    1 現代アート:文化遺産 185
    2 多元主義を援助する国家 186 
    3 ロマン主義的魔術師と創作活動の公共サービス 187
    第Ⅵ章 芸術のユートピアの終焉 191
    Ⅰ 芸術概念の危機 192
    Ⅱ ユートピアの終焉 195
    1 民主主義的市民権のユートピア 195
    2 労働のユートピア 196
    Ⅲ 市民的ユートピアの活力:ラディカルデモクラシー 198
    Ⅳ 労働のユートピアの危機 200
    Ⅴ 芸術のユートピア 203
    Ⅵ 芸術のユートピアの終焉 213
    Ⅶ いくつかの防衛戦略 215
    1 アヴァンギャルドの活動 215
    2 聖なる歴史 217
    3 美学の政治化 218
    4 象牙の塔 218
    Ⅷ 完全に死に絶えた 219
    結論 223

    訳者あとがき 237
  • 内容紹介

    逆説のようだが、芸術のための芸術とは何よりも大衆のための芸術だ
    古い信仰が終わり、特権的地位を失った芸術はいま、多様性のなかに霧散している。こうしておとずれた現代アートの危機によって衰退するのは、美術界といった限られた領域にとどまらないことをミショーは鋭く指摘する。現代アートを美術的問題ではなく文化・社会的問題として提起し、20世紀末にフランスで大論争を巻き起こした本書の21世紀世紀最新版。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ミショー,イヴ(ミショー,イヴ/Michaud,Yves)
    1944年生まれ。哲学者、美術批評家。1989‐1997年に国立パリ高等美術学校校長。また、2002年からは「総合知の大学」プロジェクトの主要なメンバーとして活躍。2003‐2009年にはフランス高等教育研究院会員。数多くの著書がある

    島本 浣(シマモト カン)
    1947年広島県生まれ。京都大学文学研究科後期博士課程(美学美術史専攻)修了。文学博士(京都大学)。京都精華大学名誉教授。2006‐2010年に学長を務める。専門は17世紀から19世紀のフランス美術・美術批評史

    中西 園子(ナカニシ ソノコ)
    1981年滋賀県生まれ。京都大学文学研究科前期博士課程(美学美術史専攻)修了。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジMFA(キュレーティング)取得。2011‐2015年愛知県美術館学芸員。現在、ロンドンを拠点にフリーランスのキュレーターとして活動
  • 著者について

    イヴ・ミショー (イヴミショー)
    Yves Michaud 1944年生まれ。哲学者、美術批評家。1989-1997年に国立パリ高等美術学校校長。また、2002年からは「総合知の大学」プロジェクトの主要なメンバーとして活躍。2003-2009年にはフランス高等教育研究院会員。著書に最初期の『ヒュームと哲学の終わり』(1983年)から近年の『市民性と誠実さ』(2017年)まで数多くの著書がある。

    島本浣 (シマモトカン)
    1947年広島県生まれ。京都大学文学研究科後期博士課程(美学美術史専攻)修了。文学博士(京都大学)。京都精華大学名誉教授。2006-2010年に学長を務める。専門は17世紀から19世紀のフランス美術・美術批評史。主要著書に『美術カタログ論:記録・記憶・言説』、『日仏「美術全集」史:美術(史)啓蒙の二〇〇年』(ともに三元社)などがある

    中西園子 (ナカニシソノコ)
    1981年滋賀県生まれ。京都大学文学研究科前期博士課程(美学美術史専攻)修了。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジMFA(キュレーティング)取得。2011-2015年愛知県美術館学芸員。現在、ロンドンを拠点にフリーランスのキュレーターとして活動。

現代アートの危機―ユートピア、民主主義、そして喜劇 の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:イヴ ミショー(著)/島本 浣(訳)/中西 園子(訳)
発行年月日:2019/01/31
ISBN-10:4883034712
ISBN-13:9784883034710
判型:A5
発売社名:三元社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:277ページ ※248,29P
縦:22cm
その他: 原書名: La crise de l'art contemporain〈Michaud,Yves〉
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