自閉症スペクトラム児の遊戯療法-「「自閉症的不安」を乗り越える」という視点から [単行本]
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自閉症スペクトラム児の遊戯療法-「「自閉症的不安」を乗り越える」という視点から [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2019/02/20
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自閉症スペクトラム児の遊戯療法-「「自閉症的不安」を乗り越える」という視点から の 商品概要

  • 目次

    序 章 自閉症スペクトラムの遊戯療法の研究動向と課題
    1 自閉症スペクトラムとは
    2 研究動向
    3 歴史的変遷
    (1)児童の分裂病としての理解─1950年代頃─
    (2)心因説,後天性の情緒障害としての理解─1960年代頃─
    (3)心因説の否定と言語・認知障害説への転換─1960年代末期から1970年代頃─
    (4)発達障害説の定着,高機能群への注目─1980年代頃─
    (5)関係性の障害という視点からの理解─1990年代頃─
    4 課  題
    (1)遊びのイメージ表現と象徴的理解の不成立
    (2)日常生活との不連続性,治療中心主義による混乱
    (3)非指示的・絶対受容の不適合と養育者への非難・偏見の増長
    5 本書の目的と構成
    (1)目  的
    (2)方法と構成

    第1章 自閉症児の遊戯療法における遊びとその過程を理解する視点の検討
    1 本書の自閉症理解
    2 本書における自閉症の遊戯療法の基本的見解
    (1)発達支援的なかかわりの場
    (2)人との関係の体験の積み重ねの場
    (3)共有体験によって共同世界へと導く場
    3 自閉症児の遊戯療法の効果
    (1)効果をどう考えるか
    (2)実感として得られる効果
    (3)発達的危機を乗り越えたという実感
    4 自閉症の発達的危機と不安
    (1)自閉症の発達的危機の背景
    (2)自閉症の不安の特徴
    (3)共同性の未獲得という視点からみた不安─「自閉症的不安」の定義─
    5 「『自閉症的不安』を乗り越える」という視点
    (1)「自閉症的不安」への防衛としての症状─【遮断世界】─
    (2)「『自閉症的不安』を乗り越える」という視点の導出
    6 提示する事例の「自閉症的不安」と概要
    (1)提示する事例の「自閉症的不安」と概要
    (2)施設の概要
    (3)実践の背景と限界
    (4)倫理的配慮

    第2章 事例1 感覚やモノへの不安─恐怖のシャワー室に「参上!」したA君─
    1 問題と目的
    2 事例の概要
    (1)生育歴
    (2)面接構造
    3 遊戯療法の経過
    4 考  察
    (1)各期の考察
    (2)快の情動をもたらすものから「不安に立ち向かう安全基地」へ
    (3)養育者との関係をなぞる体験

    第3章 事例2 規則性のない「人」とかかわることへの不安─数字に親和性の強いB君─
    1 問題と目的
    2 事例の概要
    (1)生育歴
    (2)発達・知能検査の結果
    (3)面接構造
    3 遊戯療法の経過
    4 考  察
    (1)各期の考察
    (2)数字遊びの意味─B君にとって数字とは何か─
    (3)自閉対象としての数字から移行対象としての数字へ

    第4章 事例3 母子の外の世界への不安─癇癪で母親を二人の世界に閉じこめたC君─
    1 問題と目的
    2 事例の概要
    (1)生育歴
    (2)面接構造
    3 遊戯療法の経過
    4 考  察
    (1)各期の考察
    (2)C君の体験とセラピストの役割
    (3)母親の体験とセラピストの役割

    第5章 事例4 「個」として世界に存在することへの不安─両親がいないと現実世界から姿を消すD君─
    1 問題と目的
    2 事例の概要
    (1)生育歴
    (2)面接構造
    3 遊戯療法の経過
    4 考  察
    (1)各期の考察
    (2)遊びの意味とセラピストの役割
    (3)母親との関係からセラピストとの関係への移行過程
    (4)遊戯療法の母親への影響

    第6章 事例5 周囲の世界に合わせて生きることへの不安─箱庭で共存世界を作ったE君─
    1 問題と目的
    2 事例の概要
    (1)生育歴
    (2)知能検査の結果
    (3)面接構造
    3 遊戯療法の経過
    4 考  察
    (1)各期の考察
    (2)内側から流れる時間を共に生きる体験
    (3)発達障害児の箱庭療法における体験の可能性

    第7章 総合的考察
    1 5つの事例の遊戯療法過程のまとめ
    2 生活における遊戯療法の場の特性
    (1)【遮断世界】と【共同世界】
    (2)非日常性
    (3)【前共同世界】
    (4)日常生活との連続性
    3 セラピストの積極的関与のあり方
    (1)【遮断世界】から【前共同世界】への移行におけるセラピストの積極的関与のあり方
    (2)【前共同世界】におけるセラピストの積極的関与のあり方
    4 「『自閉症的不安』を乗り越える」遊戯療法の臨床的仮説モデル
    (1)理論的背景と定義
    (2)展開過程モデル
    (3)本モデルの適用─「自己・私・主体」の生成を目指す遊戯療法論との連関─
    5 本研究の限界と今後の課題
  • 出版社からのコメント

    遊戯療法は自閉症児に何ができるのか。遊戯療法を通して彼らが主体的に世界を理解していこうとする様相を事例研究をもとに論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    古市 真智子(フルイチ マチコ)
    中部大学現代教育学部准教授。博士(学術)(神戸大学)
  • 著者について

    古市 真智子 (フルイチ マチコ)
    中部大学現代教育学部准教授。博士(学術)(神戸大学)。主著に,『カウンセリングと教育相談』(あいり出版, 2012,共著),『障害者の『こころ』―育ち,成長,かかわり―』(学術図書出版社, 2007,共著),『ぼくも,みんなといっしょに―特別な教育的支援を必要とする子らの対応と教員養成系大学の役割―』(学術図書出版社, 2006,共著)など。

自閉症スペクトラム児の遊戯療法-「「自閉症的不安」を乗り越える」という視点から の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:古市 真智子(著)
発行年月日:2019/02/10
ISBN-10:4779513502
ISBN-13:9784779513503
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:22cm
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