ODAダムが沈めた村と森―コトパンジャン・ダム反対25年の記録 [単行本]
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ODAダムが沈めた村と森―コトパンジャン・ダム反対25年の記録 [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2019/02/20
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ODAダムが沈めた村と森―コトパンジャン・ダム反対25年の記録 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    政府開発援助(ODA)は、途上国を助けてあげる良いことだと宣伝されてきた。まさか援助国の日本が裁判で訴えられる事態となることは、多くの人々には意外であった。ODAは、無駄遣いや役立たない援助とか、汚職・わいろの温床、途上国の借金漬けなどの問題が指摘されることはあっても、深刻な被害がおきていることは日本国内に知らされていなかった。インドネシアのコトパンジャン・ダム裁判は、強制立ち退きを強いられた2万人以上の被害者と自然環境破壊が大量に生み出され、多くの人々が苦しんでいることを白日の下にさらけ出すことになった。本書は、8396人という日本の裁判史上最大の原告団と日本での裁判を支援する支援者・弁護団によって闘われたコトパンジャン・ダム裁判の全記録である。
  • 目次

    はじめに--コトパンジャン裁判が示したもの 3
    第1章 コトパンジャン・ダムと被害の実態 15
    1 コトパンジャンはどんなところか・16
    2 コトパンジャン裁判の背景・21
    3 コトパンジャン・ダムプロジェクト・26
    4 住民移転の実相・29
    5 ダム本体工事の開始・32
    6 ダム工事の進行・35
    7 OECFの委託による住民調査・39
    ア 土地収用及び住民移転の手続きについて・39
    イ 社会的・経済的影響の調査・42
    8 湛水の実行・45
    第2章 裁判では何が問われたのか 47
    1 コトパンジャン裁判の経緯・48
    2 住民たちが提起した争点・53
    3 明らかになった事実経緯と国・JBICらの責任・56
    ⑴ 詳細設計について・56
    ⑵ 融資審査について・58
    ⑶ 第一次円借款契約の締結について・61
    ⑷ 現地住民への説明等・63
    ⑸ インドネシア現地からの告発・65
    ⑹ 日本政府の対応・70
    ⑺ 付された条件を無視したコンサルタント契約締結への同意・73
    4 移転後の住民たちが置かれた状況・75
    5 移転の問題点・78
    6 裁判闘争の意義・82
    第3章 さまざまな壁を乗り越えてきた裁判支援 87
    1 相互の交流で達成された提訴・88
    2 「村ぐるみ」の決起・93
    3 招請の意義・95
    4 画期的な住民の闘い・100
    5 日本の国会議員の現地調査・104
    6 被害者住民に寄り添った弁護団・109
    7 次々と現れた通訳者・114
    8 「何とかする、何とかなる」で乗り切った事務局・117
    9 「意見対立」を乗り越えて・121
    第4章 現地の困窮は引き継がれている 125
    1 母系社会の崩壊がもたらしたもの・126
    2 移転経過の概要・128
    3 タンジュン・パウ村の移転前後・132
    4 ムアラ・タクス村の移転前後・135
    5 新世帯へのインタビュー・138
    6 調査結果をどう見るか・141
    ⑴ タンジュン・パウ村・141
    ⑵ ムアラ・タクス村 ・145
    7 新世帯の生活安定が課題・149
    第5章 ODAの本質とは何か 153
    1 ODAとは・155
    2 ODAの本質・159
    3 戦後賠償の実態・162
    4 一九九二年ODA大綱・167
    5 二〇〇三年ODA大綱・169
    6 開発協力大綱とは・171
    7 ODAと安全保障の結びつき・177
    8 ODAの廃止へ・181
    第6章 コトパンジャン裁判に関わって 183
    コトパンジャン・ダム問題との関わり・184
    ジュビリー関西ネットワークとコトパンジャン・ダム・188
    赤道を越えた、これが?/十五年前の取材から・192
    地域に根づいた支援を取り組んで・196
    自然の権利について・199
    〝情けは人の為ならず〟・202
    インドネシア現地訪問、来日者のアテンド、キャンペーン行動を重ねて・206
    問題は何も解決していない︱︱原告の声・210

    あとがき 212
    資 料 215
    1 コトパンジャン裁判関連年表 216
    2 訴状(第1次)より 232
    3 東京高裁判決要旨 233
    4 高裁判決への抗議声明(「支援する会」) 236
    5 高裁判決への抗議声明(弁護団) 239
    6 最高裁判決への抗議声明(「支援する会」) 241
    7 最高裁判決への抗議声明(弁護団) 243
  • 出版社からのコメント

    政府開発援助(ODA)は、途上国のためなのか?インドネシアのコトパンジャン・ダム裁判は強制立ち退きと自然破壊を明るみに。
  • 内容紹介

    政府開発援助(ODA)は、途上国を助けてあげる良いことだと宣伝されてきた。まさか援助国の日本が裁判で訴えられる事態となることは、多くの人々には意外であった。ODAは、無駄遣いや役立たない援助とか、汚職・わいろの温床、途上国の借金漬けなどの問題が指摘されることはあっても、深刻な被害がおきていることは日本国内に知らされていなかった。
     インドネシアのコトパンジャン・ダム裁判は、強制立ち退きを強いられた2万人以上の被害者と自然環境破壊が大量に生み出され、多くの人々が苦しんでいることを白日の下にさらけ出すことになった。
     本書は、8396人という日本の裁判史上最大の原告団と日本での裁判を支援する支援者・弁護団によって闘われたコトパンジャン・ダム裁判の全記録である。

    図書館選書
    政府開発援助(ODA)は、途上国を助けてあげる良いことだと宣伝されてきた。しかしインドネシアのコトパンジャン・ダム建設は、が2万人以上強制立ち退きを強いられた。本書は、コトパンジャン・ダム裁判の全記録である。
  • 著者について

    コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会 (コトパンジャンダムヒガイシャジュウミンヲシエンスルカイ)
    「コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会」は、2001年12月7日に結成された。ODAが人権侵害を引き起こしたこと、よってODAを廃止すること、そして被害からの回復を求めること、およびコトパンジャン・ダム被害者住民の闘いを支援することを設立趣旨に掲げている。史上初となるODAを問うコトパンジャン・ダム裁判が2002年9月に開始され、「支援する会」はこの裁判の支援に踏み出した。
    コトパンジャン・ダム裁判は、コトパンジャンの住民たちが被った社会・経済・文化的な被害を回復するための闘いである。「支援する会」は被害者住民とともに、「援助」の名のもとに生活と自然環境を破壊した日本政府・援助機関の責任を追及してきた。
    さらに「支援する会」は、支援活動の積み上げと反ODAの取り組みを通じて新しい運動体である「戦略ODAと原発輸出に反対する市民アクション」(略称、コアネット、2014年12月結成)の立ち上げにも寄与した。
    「支援する会」は、裁判を通じて結ばれた被害者住民との連帯を今後も継続させていく。

ODAダムが沈めた村と森―コトパンジャン・ダム反対25年の記録 の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会(著)
発行年月日:2019/02/28
ISBN-10:4846119033
ISBN-13:9784846119034
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:244ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
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