家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学 [単行本]
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家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学 [単行本]
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家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学 [単行本]

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出版社:その他
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家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    介護を頑張りすぎることへの問題提起。患者の人生や性格に合わせた介護が求められる現在の認知症。患者をよく知るからこそ、家族は悩み、憤り、反省する。認知症を理解し、介護へと導かれ、患者との関係を再構築するまでの家族の営みを丹念に描く。
  • 目次

    はじめに
    序章 新しい介護、新しい問題
    1 認知症とは何か
    2 認知症ケアの何が変わったのか
    3 医療社会学の視点
    4 介護が抱える問題と社会学が抱える問題
    5 患者の人生

    1章 認知症の概念分析へ――本書が問うもの
    1 家族はなぜ介護を担うのか
    2 家族はどのような規範を身に着けていくのか
    3 認知症の概念分析
    4 フィールドとデータ

    2章 認知症に気づく――何が、なぜ「おかしい」のか
    1 気づきへの注目
    2 気づきのプロセスを問う
    3 Kとその家族
    4 いかにして気づいたのか
    5 なぜ気づけなかったのか
    6 争点として立ち現れる、相手の人生

    3章 患者にはたらきかける――「より良い介護」を目指して
    1 より良い介護の基準はどこにあるのか
    2 反省する家族への注目
    3 Lとその家族
    4 はたらきかけの基準
    5 患者本人による人生の意味づけ
    6 家族による人生の再構築
    7 専門的知識が求める日常的知識

    4章 悩みを抱える/相談する――規範を再構築する
    1 家族会で相談する
    2 認知症概念に基づく責任の帰属
    3 認知症概念がもたらす規範
    4 認知症患者のプロトタイプ
    5 悩みのあり方の変化
    6 「社会的なもの」としての家族会メンバーの悩み

    5章 他の介護者に憤る――介護家族による「特権的知識のクレイム」
    1 患者の「本当の姿」をめぐる対立・葛藤
    2 専門職に対して憤るとき
    3 家族に対して憤るとき
    4 新しい認知症ケアがもたらす対立・葛藤

    終章 新しい認知症ケア時代を生きる――悩みが映し出すもの
    1 新しい認知症ケア時代だからこそ介護を担う家族
    2 介護家族が身に着けていく規範
    3 人生それ自体の再構築
    4 介護家族の悩みから見えるもの
    5 介護する人、される人へ

    コラム
    1 「私らがずっとやってきたことだよね」
    2 気づけなかった後悔を受け止める
    3 「一人ひとりの思いと力」を見つけること
    4 悩みを聞く場の尊さ
    5 ただの「認知症ケア」を目指して


    おわりに
    参考文献
    人名索引
    事項索引
  • 出版社からのコメント

    介護を頑張りすぎることへの問題提起――患者の人生や性格に合わせた介護が求められる現在の認知症。患者をよく知るからこそ、家族は
  • 内容紹介

    介護を頑張りすぎることへの問題提起。

    患者の人生や性格に合わせた介護が求められる現在の認知症。患者をよく知るからこそ、家族は悩み、憤り、反省する。認知症を理解し、介護へと導かれ、患者との関係を再構築するまでの家族の営みを丹念に描く。

    ――はじめにより
     彼ら家族たちは介護保険サービスを利用しながらも、何らかの形で介護を担っていた。彼らは例えば、日常的にケアマネジャーと介護の方針についてすり合わせ、患者が通う通所介護施設(デイサービス)を訪問して日々の様子を観察し、サービス内容に意見を申し立てていた。……
     これから事例として紹介するように、彼らは介護の中で、悩むこと、憤ることを繰り返す。頼れるプロがいながらも、そして「介護はプロに」と思いながらも、彼ら家族は介護に、いわば巻き込まれていってしまう。……
     私が注目するのは、「認知症」という病だ。そこに、「家族はなぜ介護してしまうのか」という謎を巡る、重要な論点が隠されている。
     鍵となるのが、患者個々人の「その人らしさ(personhood)」に関する知識だ。患者本人を介護の中心に据え、多様な専門職がかかわる介護の体制がつくられるからこそ、介護家族の知識が頼られ、介護にかかわらざるを得なくなってしまう。
     ……そんな彼らが、何を目指し、何に苦悩しながら介護をしていたのか。社会学の立場から、きちんと分析をしておきたい。

    〈おしらせ〉

    ●本書には、紙版と電子版があります。

    ●本書(紙版)をご購入いただいた方のうち、視覚障害、肢体不自由などのため、本書のテキストデータが必要な方には、メールによる添付ファイルにて提供いたします。お名前・ご住所・お電話番号・メールアドレスを明記した用紙と「テキストデータ引換券」(コピー不可)を同封し、下記宛先までお送り下さい。

    ●テキストデータの利用は、点訳・音訳の場合に限り認めます。内容の改変や流用、転載、第三者への譲渡、その他営利を目的とした利用はお断りします。

    〒606-0031京都市左京区岩倉南桑原町56
    世界思想社「家族はなぜ介護してしまうのか」編集担当
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木下 衆(キノシタ シュウ)
    1986年、大阪市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)。現在、大阪市立大学都市文化研究センター研究員、東京都健康長寿医療センター研究所非常勤研究員ほか。専門は医療社会学、家族社会学

家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:世界思想社 ※出版地:京都
著者名:木下 衆(著)
発行年月日:2019/02/15
ISBN-10:4790717267
ISBN-13:9784790717263
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:241ページ
縦:19cm
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