混沌の共和国-「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール [単行本]
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混沌の共和国-「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2019/03/30
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混沌の共和国-「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール の 商品概要

  • 目次

    0 「文明化の使命」の時代とその文化:序にかえて  柳沢史明

     一 アフリカ彫刻とキリスト教宣教師
     二 パリ植民地博覧会とカトリック宣教団パビリオン
     三 「文明化の使命」と共和国的理念
     四 「文明化の使命」の時代を生きる
     五 本書の構成と内容

    I 第三共和政成立期における宗教と人種

    1 転換期の言説(ディスクール):ライシテ(laïcité)とフランスの優位性  江島泰子

     一 脱宗教化(ライシザシオン)と植民地化の時代  
     二 転換期の言説(ディスクール)

    2 ゴビノーとフィルマン:二つの人種理論  長谷川一年

     一 はじめに
     二 ゴビノー『人種不平等論』
     三 フィルマン『人種平等論』
     四 ゴビノー、フィルマン、そして現代

    3 郷愁と愛国心:レオン・カーアン『ユダヤの生活』にみる第三共和政期のユダヤ系フランス人  鈴木重周

     一 はじめに
     二 ユダヤ系フランス人としてのレオン・カーアン
     三 「ユダヤ文学」としての『ユダヤの生活』
     四 愛国心と反ユダヤ主義
     五 結びにかえて

    II 「植民地文学」と「ルポルタージュ」

    4 共和国内の二つの「他者」:アンドレ・ドゥメゾンとルイ=フェルディナン・セリーヌにおけるアフリカとユダヤ  吉澤英樹

     一 はじめに:第三共和政における他者の扱い
     二 セリーヌとドゥメゾンのアフリカ体験と文学作品におけるアフリカの表象
     三 両大戦間期における「植民地文学」の機能
     四 二人の作家の反ユダヤ主義と対独協力
     五 結びにかえて

    5 交差する視線から浮かび上がる植民地アフリカ:ジョルジュ・シムノンとジョゼフ・ケッセルのルポルタージュ作品から  ラファエル・ランバル/野村昌代(訳)

     一 はじめに
     二 白人の支配の終わり
     三 スタンレーの足跡を追って
     四 アフリカの自然がもつ再生効果
     五 シムノン:アフリカに関する物語の迷蒙を打破する人
     六 エキゾチシズムの崩壊
     七 万人に平等の尊厳と公正
     八 結  論

    III 宣教師たちのみた植民地アフリカ

    6 芸術と宗教を介した植民地(主義)的歩み寄り:G・アルディとフランス領西アフリカ  柳沢史明

     一 序:植民地的文脈のなかのアフリカ芸術
     二 植民地状況下における宗教的基盤:アルディがみたアフリカ芸術の展望
     三 植民地地域における芸術の管理
     四 植民地における宗教とその植民地主義的対処の三分類
     五 サブサハラ・アフリカにおける宗教への対応と芸術の役割
     六 「原住民芸術」の覚醒とAOFの状況に対するアルディの認識
     七 芸術と宗教を介した植民地主義的な「歩み寄り」
     八 結びにかえて

    7 宣教博物館:アフリカの器物の地位について  ロリック・ゼルビニ/中野芳彦(訳)

     一 はじめに
     二 宣教行為の学術的争点としての器物
     三 保存=展示のプロセス
     四 使用法の変化:新たな空間、新たな儀礼

    8 宣教師と植民地化:モンゴ・ベティの二つの小説から  砂野幸稔

     一 アフリカ文学と宣教師
     二 植民地支配下のカメルーンとモンゴ・ベティ
     三 「福音伝道」の脱神話化
     四 アフリカ人社会の矛盾と変化
     五 結びにかえて

    跋:共和国フランスの国民統合と普遍的人間像をめぐる駆け引き

    あとがき
  • 出版社からのコメント

    共和国の理念が謳われる一方、植民地主義や人種主義が高まったフランス第三共和政期の言説を通じて当時の思想、文化、表現を再考する
  • 著者について

    柳沢 史明 (ヤナギサワ フミアキ)
    1979年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門は美学芸術学、アフリカ近代美術史。
    主な著作に『〈ニグロ芸術〉の思想文化史――フランス美術界からネグリチュードへ』(水声社、2018)、『西洋近代の都市と芸術――パリII近代の相克』(竹林舎、2015、共著)など。

    吉澤 英樹 (ヨシザワ ヒデキ)
    1970年生。パリ第三大学大学院博士課程修了。現在、南山大学外国語学部教授。専門は20世紀フランス語圏文化・文学。
    主な著作に、Pierre Drieu la Rochelle(L'Harmattan, 2015)、『ブラック・モダニズム――間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化をめぐって』(未知谷、2015、編著)など。

    江島 泰子 (エシマ ヤスコ)
    1956年生。リヨン第二大学大学院博士課程修了。現在、日本大学法学部教授。専門はフランス19世紀文学。
    著作に『神の人――19世紀文学における司祭像』(国書刊行会、2015)、『世紀末のキリスト』(国書刊行会、2002)、Le Christ fin de sècle(Du Lérot, 2000)、『デリダと死刑を考える』(白水社、2018、共著)など。

混沌の共和国-「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版
著者名:柳沢 史明(編著)
発行年月日:2019/02
ISBN-10:4779513669
ISBN-13:9784779513664
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:290ページ
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