測りすぎ-社会・組織を破壊する数値信仰 [単行本]
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測りすぎ-社会・組織を破壊する数値信仰 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2019/04/02
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測りすぎ-社会・組織を破壊する数値信仰 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    教育、医療、ビジネス、行政、NPO…業績評価が組織をダメにする根本原因を分析。パフォーマンス測定への固執が機能不全に陥る原因と、数値測定の健全な使用方法を明示。巻末にはチェックリストを付す。
  • 目次

    はじめに

    Part I 議論
    1 簡単な要旨
    2 繰り返す欠陥
    一番簡単に測定できるものしか測定しない/成果ではなくインプットを測定する/標準化によって情報の質を落とす/上澄みすくいによる改竄/基準を下げることで数字を改善する/データを抜いたり、ゆがめたりして数字を改善する/不正行為

    Part II 背景
    3 測定および能力給の成り立ち
    能力給の起源の一部/実績を測定する──テイラー主義/管理主義と測定
    4 なぜ測定基準がこれほど人気になったのか
    判断への不信感/専門職批判と選択の神聖化/コスト病/組織の複雑さの中でのリーダーシップ/その抗いがたい魅力
    5 プリンシパル、エージェント、動機づけ
    ニュー・パブリック・マネジメント/外的報酬と内的報酬
    6 哲学的批判
    合理主義者の幻想/科学主義/ケドゥリーによるサッチャー批判/説明責任の急速な前進

    Part III あらゆるものの誤測定?――ケーススタディ
    7 大学
    測定基準を引き上げる──誰もが大学へ行くべきだ/勝者の数を増やせば、勝利の価値が低くなる/低い基準と増える測定/大学の実績を測定しろというプレッシャー/ランキングの激しい競争/学術的生産性を測定する/ランキングの価値と限界/大学を格付けする──スコアカード/測定基準からのメッセージ──大学は金を稼げるようになるところだ
    8 学校
    問題と、解決策と言われるもの/意図せぬ影響/データを倍増させる/能力給/決してなくならない「学力格差」/格差解消への取り組みの代償
    9 医療
    コスト抑制への経済的後押し/アメリカの医療制度を格付けする/解決策としての測定基準/成功の三つの物語/これらの成功から導き出される結論は?/より大局的な視点──測定基準、能力給、ランキング、成績表/テストケース──再入院を減らす/バランスシート
    10 警察
    11 軍
    12 ビジネスと金融
    能力給がうまくいくときと、いかないとき/金融危機/短期主義/その他の機能不全
    13 慈善事業と対外援助
    変革的vs測定可能
    補説
    14 透明性が実績の敵になるとき――政治、外交、防諜、結婚
    親密さ/政治と政府/外交と諜報活動

    Part IV 結論
    15 意図せぬ、だが予測可能な悪影響
    測定されるものに労力を割くことで、目標がずれる/短期主義の促進/従業員の時間にかかるコスト/効用の逓減/規則の滝/運に報酬を与える/リスクを取る勇気の阻害/イノベーションの阻害/協力と共通の目標の阻害/仕事の劣化/生産性のコスト
    16 いつどうやって測定基準を用いるべきか――チェックリスト

    謝辞

    索引
    原注
  • 出版社からのコメント

    測定そのものの目的化が、教育、医療、ビジネス、政府活動など様々な組織を破壊する事例をあげ、経済学者がその原因と解決策を示す
  • 内容紹介

    多くの人が漠然と感じているのは、業績評価が問題の本質を外れ、文脈を奪い、人間による判断の微妙さを軽視して、システムのメカニズムを知っている者だけの利益になっている、ということだ。本書は、この傾向がどこから来るのか、なぜこの傾向が非生産的なのか、なぜわれわれがそれを学ばないのか、をはっきりと説明している。…あらゆる管理職が読むべき本。
    ティム・ハーフォード(エコノミスト。『まっとうな経済学』)

    「測定基準の改竄はあらゆる分野で起きている。警察で、小中学校や高等教育機関で、医療業界で、非営利組織で、もちろんビジネスでも。…世の中には、測定できるものがある。測定するに値するものもある。だが測定できるものが必ずしも測定に値するものだとは限らない。測定のコストは、そのメリットよりも大きくなるかもしれない。測定されるものは、実際に知りたいこととはなんの関係もないかもしれない。本当に注力するべきことから労力を奪ってしまうかもしれない。そして測定は、ゆがんだ知識を提供するかもしれない――確実に見えるが、実際には不正な知識を」(はじめに)
    パフォーマンス測定への固執が機能不全に陥る原因と、数値測定の健全な使用方法を明示。巻末にはチェックリストを付す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ミュラー,ジェリー・Z.(ミュラー,ジェリーZ./Muller,Jerry Z.)
    アメリカ・カトリック大学歴史学部教授。専門は近代ヨーロッパの知性史、資本主義の歴史

    松本 裕(マツモト ユウ)
    翻訳家
  • 著者について

    ジェリー・Z.ミュラー (ジェリーミュラー)
    アメリカ・カトリック大学歴史学部教授。専門は近代ヨーロッパの知性史、資本主義の歴史。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙や『フォーリン・アフェアーズ』誌などへの寄稿も多数。著書 『資本主義の思想史――市場をめぐる近代ヨーロッパ300年の知の系譜』(東洋経済新報社、2018年)『測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(みすず書房、2019); Adam Smith in His Time and Ours (Princeton University Press, 1995); Capitalism and the Jews (Princeton University Press, 2010)ほか。

    松本裕 (マツモトユウ)
    翻訳者。訳書 マハジャン『アフリカ 動きだす9億人市場』(2009、英治出版)ウッドマン『フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た』(2013、英治出版)ディートン『大脱出――健康、お金、格差の起原』(2014、みすず書房)外山健太郎『テクノロジーは貧困を救わない』(2016、みすず書房)トンプソン『どうしても欲しい!――美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究』(河出書房新社、2017)レヴィンソン『例外時代――高度成長はいかに特殊であったのか』(みすず書房、2017)バーチ『ビットコインはチグリス川を漂う――マネーテクノロジーの未来史』(みすず書房、2018)ブラウン『カミングアウト――LGBTの社員とその同僚に贈るメッセージ 』(英治出版、2018)コリンガム『大英帝国は大食らい――イギリスとその帝国による植民地経営は、いかにして世界の食事をつくりあげたか 』(河出書房新社、2019)ミュラー『測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(みすず書房、2019)ほか。

測りすぎ-社会・組織を破壊する数値信仰 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ジェリー・Z. ミュラー(著)/松本 裕(訳)
発行年月日:2019/04/26
ISBN-10:4622087936
ISBN-13:9784622087939
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:211ページ ※189,22P
縦:20cm
重量:315g
その他: 原書名: THE TYRANNY OF METRICS〈Muller,Jerry Z.〉
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