どんぐりの生物学-ブナ科植物の多様性と適応戦略(学術選書<088>) [単行本]
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どんぐりの生物学-ブナ科植物の多様性と適応戦略(学術選書<088>) [単行本]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2019/04/06
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どんぐりの生物学-ブナ科植物の多様性と適応戦略(学術選書<088>) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    どんぐりは、ブナ科の植物が着ける果実である。ブナ科が作る森は、北半球の温帯から亜熱帯、熱帯まで様々な環境下に広がり、どんぐりの形や生態も多様性に富んでいる。本書は、古植物学や分類学、形態学、生態学など様々な側面から、どんぐりとは何か?を検証し、昆虫や動物、菌類など様々な生物と関係しながら進化してきた、その特性を明らかにする。どんぐりについて知ることは、森の生態系について知ることでもある。
  • 目次

    口 絵
    はじめに

    第I章 ブナ科植物の誕生と分化
    1 白亜紀後期―ブナ科植物の誕生
    2 古第三紀―ブナ科植物の多様化と現生属の出現
    3 新第三紀―気候の寒冷化に伴う針葉樹・落葉樹混交林の拡大とブナ科フロラの変遷
    4 化石から見たどんぐりと動物との共進化
    コラム1 世界最大のどんぐりは?

    第II章 ブナ科植物の多様性
    1 ブナ科植物の分類
    2 多様性の地理的パターン
    3 日本列島における多様性の特徴
    4 各属の分布と分類
    コラム2 奇妙などんぐり

    第III章 どんぐりの形態学
    1 果皮とへその構造
    2 種子の構造
    3 花の形
    4 奇妙な受精過程
    5 複雑な花序
    6 送粉様式
    7 子房の成長―果実へ
    8 殻斗の起源
    9 花序殻斗と花殻斗
    10 ブナ科の系統と殻斗の進化
    11 果実の散布

    第IV章 ブナ科植物の芽生え
    1 実生の多様性
    2 地上子葉性と地下子葉性
    3 実生の形態
    4 発芽
    5 地上茎の伸長
    6 実生の初期成長戦略
    コラム3 へそから根を出すどんぐり

    第V章 どんぐりと昆虫
    1 どんぐりと昆虫の密接な関係
    2 虫えい形成昆虫
    3 どんぐりを食べる鱗翅目昆虫―蛾の仲間
    4 どんぐりを食べる鞘翅目昆虫―ゾウムシとキクイムシ
    5 ブナ科の属ごとに見た堅果食昆虫相の特徴

    第VI章 どんぐりと哺乳類・鳥類
    1 分散貯蔵散布
    2 物理的防御
    3 化学的防御
    4 タンニン
    5 タンニンの影響とげっ歯類の対抗戦略
    6 物理的防御と化学的防御のトレードオフ
    7堅果の散布をめぐる植物と哺乳類の戦略的駆け引き
    8 マスティングと昆虫・小型哺乳類
    9 どんぐりと中・大型哺乳類
    10 どんぐりと鳥類
    11 哺乳類や鳥類による種子散布距離
    コラム4 ところ変われば大きさも変わる -どんぐりのサイズの地理的クライン-

    VII章 ブナ科植物と菌類
    1 病原菌
    2 菌根菌
    3 外生菌根菌とブナ科植物の共生
    4 菌根ネットワーク
    5 樹木の実生再生と菌類
    6 植生における“科の優占”と菌類

    第VIII章 ブナ科植物の分布と植生
    1 ブナ科植物と植生群系
    2 南アジアの熱帯におけるブナ科植物の植物地理
    3 タイ北部インタノン山における植生の垂直分布
    4 タイ北部インタノン山におけるブナ科植物の垂直分布
    5 ボルネオ島の植生
    6 ボルネオ島におけるブナ科植物の垂直分布
    コラム5 南西諸島の森とブナ科の植物

    用語解説
    引用文献
    索 引
  • 出版社からのコメント

    どんぐりが実るブナ科植物は、多くの場所で森の優占種となっている。そんな身近な植物たちの生態や形態の意外なの多様性を1冊に。
  • 内容紹介

    どんぐりは、ブナ科の植物が着ける果実である。ブナ科が作る森は、北半球の温帯から亜熱帯、熱帯まで様々な環境下に広がり、どんぐりの形や生態も多様性に富んでいる。本書は、古植物学や分類学、形態学、生態学など様々な側面から、どんぐりとは何か?を検証し、昆虫や動物、菌類など様々な生物と関係しながら進化してきた、その特性を明らかにする。どんぐりについて知ることは、森の生態系について知ることでもある。

    図書館選書
    どんぐりが実るブナ科植物は,北半球の温帯から亜熱帯、熱帯にわたり,多雨地から乾燥地まで,様々な環境条件の場所に生育し,多くの場所で森の優占種となっている.身近な植物たちの生態や形態の意外なほどの多様性を1冊に。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    原 正利(ハラ マサトシ)
    1957年東京都に生まれる。1979年東京農工大学農学部環境保護学科卒業。1984年東北大学大学院理学研究科生物学専攻の全課程を修了し、理学博士の学位取得。専門は森林生態学、植生学。1986年千葉県教育庁文化課博物館準備室に入り、県立中央博物館の開設準備に携わる。同博物館開館(1989年)後、植物科長、環境科学研究科長、生態・環境研究部長、分館海の博物館分館長等を経て2017年退職。この間、Ecological Research編集委員、千葉大学客員准教授、国立歴史民俗博物館客員教授、千葉県生物学会副会長等を務める
  • 著者について

    原 正利 (ハラ マサトシ)
    1957年 東京都に生まれる
    1979年 東京農工大学農学部環境保護学科卒業
    1984年 東北大学大学院理学研究科生物学専攻の全課程を修了し,理学博士の学位取得.専門は森林生態学,植生学.
    1986年 千葉県教育庁文化課博物館準備室に入り,県立 中央博物館の開設準備に携わる.同博物館開館(1989年)後,植物科長,環境科学研究科長,生態・環境研究 部長,分館海の博物館分館長等を経て2017年退職.この間,Ecological Research編集委員,千葉大学客員准教 授,国立歴史民俗博物館客員教授,千葉県生物学会副会長等を務める.
    著書に『ブナ林の自然誌』(平凡社),『ヘイウッド花の大百科事典』(共訳,朝倉書店)など.

どんぐりの生物学-ブナ科植物の多様性と適応戦略(学術選書<088>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:原 正利(著)
発行年月日:2019/04/05
ISBN-10:4814002084
ISBN-13:9784814002085
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:305ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:1cm
重量:370g
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