詩画制作論の系譜 [単行本]
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詩画制作論の系譜 [単行本]

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出版社:三元社
販売開始日: 2019/03/07
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詩画制作論の系譜 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代ギリシア以来、文学・芸術運動を牽引してきた作品制作論。その歴史的展開をたどることは、思考の枠組みを規定しかつ変容させる言語と人間との関わりを問いなおす契機となる。文学・芸術運動を牽引してきた作品制作論の歴史的展開。
  • 目次

    序 9

    ■第一部 プラトンの模倣論からコウルリッジの創造的イマジネーションまで 15
    序章 16
    第一章 プラトンの模倣論の背景 ―文字文化との対決 18
    序 18
    第一節 『ファイドロス』の中心問題 22
    第二節 書きもの批判 30 
    第三節 ソクラテス・プラトンの立場 37
    第四節 文字文化批判と模倣論 40
    第五節 ソクラテスとプラトン、それぞれの立場 45
    a 対話と対話篇 45  b 物語(ミュートス) 47  c イデア論 48 d 空間モデルの心 51
    結び 53
    第二章 キケロによる模倣論の変容 56
    序 56
    第一節 問題の所在 57
    第二節 『弁論家』へと至る理想の弁論家像 61
    第三節 キケロにおけるspecies 64
    第四節 『弁論家』(9-10)とベッローリのイデア論 73
    結び 86
    第三章 ドライデンの発想論 90
    序 90
    第一節 「絵画と詩との比較」の概要 98
    第二節 古典弁論術の詩画論への適用とその改変 102
    第三節 「発想」と天分、詩的霊感 106
    第四節 『アエネイス』献呈の辞における発想論 114
    結び 121
    第四章 創造的イマジネーション概念の成立におけるシェイクスピア『夏の夜の夢』の役割 126
    序 126
    第一節 問題の所在 128
    第二節 シェイクスピアの時代までの「ファンタジー」、「イマジネーション」概念史 135
    第三節 シェイクスピア自身による「イマジネーション」、「ファンシー」、「ファンタジー」概念 144
    第四節 誤解の由来、およびその副産物 152
    結び 163
    第五章 コウルリッジのイマジネーション論 166
    序 166
    第一節 コウルリッジのイマジネーション論解釈 168
    a イマジネーションとファンシーとの区別、および創造性の問題 168 b ファンシー 172 c 第二のイマジネーション 174  d 第一のイマジネーション 177
    第二節 コウルリッジにおける推論の方法論とイマジネーション論 182 
    a 「法則」と「理論」 182  b 理性の二重性 185 c 「方法の原理」における理性論とイマジネーション論との類比 188  d イマジネーション論の成立と『失楽園』 190
    結び 195
    終章 196

    ■第二部 ポーの詩論とその背景 199
    序章 200
    第一章 「構成の哲学」とその瞞着 202
    序 202
    第一節 「構成の哲学」の個々の論点とその思想的背景 204
    a プロット論 204  b 効果ないし印象の統一 205  c 作品の長さ 209  d 唯美主義 210 e 美とメランコリー 212  f リフレイン 213  g 恋人の死を悼む男という主題 217 h 後ろからの制作 218  i 舞台設定 219  j 意味の底流 221
    第二節 「構成の哲学」における瞞着―イマジネーション論の隠蔽 222
    結び 227
    第二章 詩的イマジネーション論の形成過程 228
    序 228
    第一節 「ドレイク・ハレック評」 229
    第二節 『アルシフロン』評 234
    第三節 「ロングフェローのバラッド」 239
    第四節 ウィリス評 247
    第五節 例外的な「イマジネーション」概念の用法 250
    結び 256
    第三章 イマジネーション論の思想的背景 258
    序 258
    第一節 「アルンハイムの地所」における造園論 259
    第二節 「メスメリズムの啓示」とイマジネーション論 262
    第三節 「メスメリズムの啓示」の思想的背景 268
    a デカルト、モア、グランヴィル 268  b エピクロス、シラノ 272  c メスメリズム 277
    第四節 個物の融解と言葉 278
    結び 284
    第四章 イマジネーション論と推論の方法論 286
    序 286
    第一節 「モルグ街の殺人」における命題群の解析 289
    第二節 モルグ街の殺人事件と分析力 292
    第三節 演繹、帰納、イマジネーションに基づく推論 298
    a 演繹、帰納における発見性の欠落 300  b 演繹、帰納における真実性の欠落 301  c 新奇な仮説を形成する蓋然的推論の意義 304  d アブダクション 306
    第四節 コウルリッジのイマジネーション論との比較 310
    結び 315
    終章 318

    ■第三部 ポーの詩論のフランス絵画論への転換とフランス芸術の変容 321
    序章 322
    第一章 ボードレールの美術批評におけるポーの影響 324
    序 324
    第一節 一八五〇年代までのフランス芸術の状況 325
    第二節 美の変容 336
    a 異様さの称揚 336  b 抽象美への接近 341  c 「超自然主義」 346
    第三節 唯美主義 352
    第四節 イマジナシオン論 354
    第五節 ポーとの思想的相違 360
    結び 365
    第二章 ボードレールによるヴァーグナー受容とその思想的背景 366
    序 366
    第一節 ヴァーグナーの芸術論―「未来音楽」を中心に 367
    第二節 ボードレールとヴァーグナーとの思想的接触(一) 375
    第三節 ボードレールとヴァーグナーとの思想的接触(二) 385
    結び 392
    第三章 マラルメと「構成の哲学」 ―印象主義を越えて 396
    序 396
    第一節  「構成の哲学」の影響と「印象主義」の成立 397
    第二節 虚無と美 412
    第三節 象徴主義への道 421
    第四節 ポーとの思想的相違 424
    結び 427
    第四章 偶像化されたボードレールとシュルレアリスムへの展開 430
    序 430
    第一節 印象主義擁護論 431
    第二節 ジャポニスム 436
    第三節 象徴主義とランボー 440
    第四節 シュルレアリスム 447
    結び 454
    終章 456

    ■第四部 一九世紀後半の詩画制作論の変容に関する原理的考察 459
    序章 460
    第一章 推論形式と詩画制作運動 464
    序 464
    第一節 合理論と経験論とが芸術運動に与えた影響 465
    第二節 第三の推論形式と芸術 478
    結び 481
    第二章 ポーの思想と大乗仏教 484
    序 484
    第一節 諸事物の実在性 487
    第二節 人間の心の二重性 491
    第三節 言葉の限界と意義 494
    第四節 仮構的世界 497
    第五節 個人性 500
    結び 504
    第三章 大乗仏教と中世の和歌 -西洋近代詩論との類比 506
    序 506
    第一節 時代背景 507
    第二節 天台三諦説と和歌 -慈円と藤原俊成 511
    第三節 歌詠みと歌作り 519
    第四節 真言密教と和歌 -西行 525
    第五節 定家の和歌 532
    結び 536
    第四章 西洋近代文化の変容と現代 538
    序 538
    第一節 ジャポニスム再考 540
    第二節 言語学的問題 548
    第三節 心理学的問題 556
    a 神的性質の希薄化 557  b 制作における無意識や狂気 559  c 作品の享受者への影響 563
    第四節 制作者の消失 568
    結び 580

    終章 584
    結語 587
    あとがき 594
  • 内容紹介

    古代ギリシア以来、文学・芸術運動を牽引してきた作品制作論。その歴史的展開をたどることは、思考の枠組みを規定しかつ変容させる言語と人間との関わりを問いなおす契機となる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊達 立晶(ダテ タツアキ)
    1966年、大阪生まれ。信州大学人文学部人文学科比較文学専攻卒業、神戸大学大学院文学研究科博士前期課程芸術学芸術史専攻修了、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程美学文芸学単位取得退学。博士(文学)。現在、同志社大学文学部美学芸術学科教授
  • 著者について

    伊達立晶 (ダテタツアキ)
    1966年、大阪生まれ。信州大学人文学部人文学科比較文学専攻卒業、神戸大学大学院文学研究科博士前期課程芸術学芸術史専攻修了、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程美学文芸学単位取得退学。博士(文学)。現在、同志社大学文学部美学芸術学科教授。

詩画制作論の系譜 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:伊達 立晶(著)
発行年月日:2019/02/25
ISBN-10:4883034755
ISBN-13:9784883034758
判型:B5
発売社名:三元社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:文学総記
言語:日本語
ページ数:615ページ ※598,17P
縦:22cm
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