藁の王 [単行本]

藁の王 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  小説家としてデビューしたものの著書は一冊だけ、しかも絶版。そんな私が関西の巨大私立大学で創作を教えることになった。小説家としての先行きへの不安や夫との対立、動機も目的もさまざまな学生たち…執筆はますます行き詰まり、教え子たちも隘路へとはまり込んでいく。教師としての自身の経験を元に、小説と格闘する人々を描いた表題作の他、女性と世界との葛藤を浮き彫りにする作品集。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  藁の王；鏡の家の針；枯草熱；蜥蜴

• 出版社からのコメント

  なぜ私は小説を書くのか、それをどう教えるのか――小説の樹海を彷徨う人々を描き、物語を追い求める全ての人々に贈る作品集。

• 内容紹介

  あの森に入れば人は王になれる。だがその後、殺される――それは小説の森。小説の新人賞を得てデビューしたものの著書は一冊だけ、しかも絶版。そんな私が大学で創作を教えることになった。だが自身の執筆は行き詰まり、教え子たちも苦悩し隘路へとはまり込んでいく。なぜ私たちは小説を志すのか――自身の経験を元に、文学の迷宮、小説の樹海を彷徨う人々を描いた表題作を始めとした渾身の作品集。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  谷崎 由依(タニザキ ユイ)
  １９７８年福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。２００７年「舞い落ちる村」で第一〇四回文學界新人賞を受賞。２０１９年『鏡のなかのアジア』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。小説の他、英米小説の翻訳も手がける。２０１５年から近畿大学文芸学部講師を務め、現在は准教授

藁の王 [単行本] の商品スペック