ネットカフェの社会学-日本の個別性をアジアから開く [単行本]
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ネットカフェの社会学-日本の個別性をアジアから開く [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2019/03/16
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ネットカフェの社会学-日本の個別性をアジアから開く の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本のネットカフェはなぜ個室なのか。アジア九都市との比較研究を通して、日本のネットカフェの特異性とコミュニケーションの可能性を探る。
  • 目次

    序 言
    目 次
    凡 例

    序 章 アジアのインターネット利用の比較と方法的問題
     1 アジアのデジタルディバイドとネットカフェ――統計的問題
     2 各国のインターネットとネットカフェ――比較社会学的問題
     3 研究手法――マッピング・フィールドワーク・インタビュー・言説
     分析
     4 ネットカフェという場所の比較の意味と意義――先行研究との比較
     から

     Ⅰ 日本のネットカフェからアジアへ向けて

    第1章 個室で一人きりになりたくて――現代日本のネットカフェの風景
     1 個別ブースという特殊性
     2 選好される個別ブースと困難な個室化
     3 怖い場所でのくつろぎ方

    第2章 日本におけるネットカフェの変遷――新聞の言説分析から
     1 インターネットとネットカフェの黎明期
     2 好きなことが何でもできる空間としてのネットカフェと犯罪の言説
     3 場所の価値とコミュニティの希望という夢

    第3章 日本のネットカフェが開く問題圏――誰とどのようにインターネットを利用するのか
     1 静寂のネットカフェ
     2 臭いについて
     3 共にあることの現代的な困難

    第4章 娯楽の場としてのネットカフェ――東アジア諸国のネットカフェの風景
     1 「複合文化施設」との対比から
     2 建設工事現場の片隅で
     3 学校から離れて

    第5章 ケアの実践者/対象者とネットカフェ――東南アジア諸国のネットカフェの風景1
     1 「カナダビザの取得をアシストします!」
     2 ハイハイする子どもをおとなしくさせるために
     3 「オンラインゲーム厳禁!」

    第6章 現代メディア技術の問いとネットカフェ――東南アジア諸国のネットカフェの風景2
     1 型落ちのパソコン、待ち合わせの国際電話、つながらないSkype
     2 今日は昼まで営業できなかったんだよ、なぜなら
     3 宿題の格差を埋めるために

     Ⅱ 東アジア・東南アジアのネットカフェから日本に向けて

    第7章 誰がためにゲームはある――韓国におけるネットカフェ
     1 オンラインゲームと韓国
     2 ソウルのネットカフェ密集地域
     3 様々な人々のためのゲーム

    第8章 娯楽はどのように提供されるか――中国におけるネットカフェ
     1 中国を論じるということ、中国大都市部のネットカフェを論じると
     いうこと
     2 北京・天津・上海のネットカフェと集中地域の種差
     3 ネットカフェにおける娯楽

    第9章 郊外化する店舗とその裏側――台湾におけるネットカフェ
     1 台湾のIT産業とネットカフェの郊外化
     2 場所に根差された裏側、時間に根差された裏側
     3 台湾のネットカフェは安親班たりうるか?

    第10章 移民の歌と託児所――香港におけるネットカフェ
     1 香港のネットカフェと地域差
     2 移動する人々と香港のネットカフェ
     3 ネットカフェに響く移民の歌

    第11章 多民族国家と統合という課題 ――シンガポールにおけるネットカフェ
     1 シンガポールの民族編成とネットカフェの集中地域
     2 それぞれの民族の、それぞれの民族による、それぞれの民族のため
     のネットカフェ
     3 ネットカフェが語るもう一つの分断

    第12章 英語と電圧安定器――フィリピンにおけるネットカフェ
     1 人材の送り出し国としてのフィリピン
     2 英語の功罪とネットカフェの地域への受容
     3 「ネットカフェは私たちの夢と可能性を実現させただろうか?」

    第13章 ガラス張りの空間と恥――タイにおけるネットカフェ
     1 ガラス張りの空間
     2 観光とネットカフェ
     3 恥ずかしさの対価

    終 章 比較研究――グローバリゼーション下の歓待のために
     1 娯楽の公正な分配はどのように果たされうるか
     2 ケアとメディアはどのようにかかわりうるか
     3 より良いメディア技術の利用はどのようなものでありうるか
     4 共にメディアを用いる人々とどのような関係が結ばれうるか


    あとがき
    初出一覧
    参考文献・資料
    索 引
  • 出版社からのコメント

    日本のネットカフェはなぜ個室なのか。アジア九都市との比較研究を通してネットカフェの特異性とコミュニケーションの可能性を探る。
  • 内容紹介

    日本のネットカフェはなぜ個室なのか

    アジア九都市との比較研究を通して、日本のネットカフェの特異性とコミュニケーションの可能性を探る。

    「ネットカフェ難民」という言葉に象徴される、〈分断〉〈排除〉〈自己責任論〉。
    それは、他者からの抑圧以上に、自分自身からの疎外として立ち現れる。

    一方、他のアジア九都市のネットカフェは、日本とは異なる様相を帯びて、様々なかたちで人々に開かれている。

    〈共にあること〉の困難を抱えた現代社会において、オンラインとオフラインの境界「ネットカフェ」に、コミュニケーションの可能性を探る。

    図書館選書
    日本のネットカフェはなぜ個室なのか。アジア九都市との比較研究を通して、日本のネットカフェの特異性とコミュニケーションの可能性を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    平田 知久(ヒラタ トモヒサ)
    1979年生まれ。2008年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。京都大学大学院文学研究科研究員(グローバルCOE)などを経て、群馬大学社会情報学部准教授
  • 著者について

    平田 知久 (ヒラタ トモヒサ)
    1979年生まれ。2008年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。京都大学大学院文学研究科研究員(グローバルCOE)などを経て、現在、群馬大学社会情報学部准教授。著作に、“ The Double Digital Divide and Social Inequality in Asia: Comparative Research on Internet Cafes in Taiwan, Singapore, Thailand, and the Philippines” (M. Ragnedda and G. W. Muschert (eds.), 2013, The Digital Divide: The Internet and Social Inequality in International Perspective . Routledge)、「アジアを移動する人々とネットカフェの風景」(佐藤卓巳編『岩波講座 現代――第9巻 デジタル情報社会の未来』岩波書店、2016年)、「インターネットカフェという場所――マニラ首都圏の事例からみ…

ネットカフェの社会学-日本の個別性をアジアから開く の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:平田 知久(著)
発行年月日:2019/03/22
ISBN-10:4766425901
ISBN-13:9784766425901
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:389ページ ※366,23P
縦:22cm
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