ものかげの雨 [単行本]

ものかげの雨 [単行本] の 商品概要

• 出版社からのコメント

  心の澱みから立ち昇る名状しがたい不安と怖れ、そして官能。異色の短篇集。

• 内容紹介

  第１回林芙美子文学賞佳作の表題作「ものかげの雨」と、新作３篇を収録。４作品に通底する老いのテーマとともに、人間の悲喜こもごもと心の機微をときにユーモラスに、ときに官能的に、見事に描き切った傑作短篇集。

• 著者について

  高倉　やえ (タカクラ　ヤエ)
  1937年生まれ。東京女子大学英米文学科卒業。大学卒業後、結婚。二人の娘の子育てを終えた後、通訳者・翻訳者養成学校ISS(現・ISSインスティチュート)に入学。1983年卒業後、会議通訳者として活躍。これまでに、アジア人口会議、北京女性会議、日・米・欧教科書会議、北方生物会議など多くの会議を担当。2015年、第1回林芙美子文学賞佳作（小説「ものかげの雨」）。著書に『天の火』（梨の木社刊）、『星月夜』『雪の朝』（角川書店刊）ほか。2016年『早稲田文学2016年夏号』に「クワエクンケ スント ベラ」を発表。

ものかげの雨 [単行本] の商品スペック