現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー [単行本]
    • 現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー [単行本]

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現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2019/03/22
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現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。
  • 目次

    まえがき

    第1章 人は震災にいかに向き合ったか――メランコリー・カタリ・喪の作業
     1 震災の衝撃とメランコリー
     2 当事者性と疚しさ
     3 当事者性とは何か――年表と歴史
     4 ハナシとカタリ
     5 話しと放し
     6 『神様2011』『恋する原発』――ハナシとカタリ⑵
     7 『馬たちよ、それでも光は無垢で』――ハナシとカタリ⑶
     8 津波と放射能汚染
     9 死者の語り
     10 『焼野まで』から

    第2章 震災後の愚行――吉村萬壱『ボラード病』にみる不謹慎者の戦略
     1 愚行とアンチ・ヒューマニズム
     2 ノンセンスと「かのように」
     3 『ボラード病』あるいは不謹慎者の戦略

    第3章 震災前から震災後を読み解く――川上未映子『ヘヴン』にみる「いじめ」
     1 震災が作家にもたらす変化とは何か
     2 震災・宗教・『ヘヴン』
     3 宗教の意味
     4 社会学の臨界点としてのいじめ
     5 「ワニとハブとひょうたん池で」――社会システムとしてのいじめ
     6 「ワニとハブとひょうたん池で」から『ヘヴン』へ
     7 コジマあるいはアウシュヴィッツを生き延びること
     8 存在の羞恥と不潔さ
     9 カントとニーチェ
     10 ニーチェ対ニーチェ
     11 コジマの答え⑴――赤面と無力さ
     12 コジマの問い⑵――なぜ「私」なのか
     13 宗教と文学

    第4章 鎮魂の行方――宮沢賢治と妹トシの言葉
     1 宮沢賢治と震災
     2 挽歌「永訣の朝」における方言をめぐって
     3標準語制定と賢治の方言観
     4 動物や霊魂は、何語で語るのか――賢治と標準語
     5 『赤い鳥』と方言
     6 童話と詩の差異
     7 死にゆく者の言葉とまことのことば
     8 トシの言葉を求めて――死者は語るのか
     9 死者との別れ

    第5章 後景化する震災――語り手の消失・不可視化
     1 風景画と事件
     2 希薄な関係性がもたらす不可視の死――『影裏』
     3 しあわせの処方――『最愛の子ども』
     4 励ましとしての小説

    終 章 視線の行方――喪失の悲しみの中に
     1 死者との距離
     2 共に見つめること――小津安二郎『麦秋』をめぐって
     3 共視体験
     4 共視と文を読むこと
     5 読むことあるいは視線の偏差について
     6 喪失と回復

    あとがき
    作品索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    川上弘美、高橋源一郎、川上未映子、松浦理英子… 作家たちは未曾有の災害にどう向き合ったのか。
  • 内容紹介

    押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    千葉 一幹(チバ カズミキ)
    1961年三重県生まれ。1990年東京大学大学院比較文学比較文化修士博士課程中退。東北芸術工科大学講師、同助教授、拓殖大学商学部教授などを経て、大東文化大学文学部教授。1998年「文学の位置―森鴎外試論」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。『宮沢賢治―すべてのさいはひをかけてねがふ』ミネルヴァ書房、2014年。2015年島田謹二記念学藝賞受賞
  • 著者について

    千葉 一幹 (チバ カズミキ)
    2021年12月現在
    大東文化大学文学部教授

現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:千葉 一幹(著)
発行年月日:2019/03/30
ISBN-10:4623085872
ISBN-13:9784623085873
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:257ページ ※252,5P
縦:20cm
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