不当条項規制による契約の修正 [単行本]

不当条項規制による契約の修正 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  この議論の最先端をいくドイツ約款法を素材として、当事者・法・裁判官の各アクターが、どのような役割を果たすのかといった問題意識のもと、条項規制による契約の修正が、全体としていかなる法的枠組みによって行われるかを探求した、鮮やかな契約修正論。

• 目次

  序章
  
  〔第1部　不当条項規制の対象の画定〕
  第1章　規制対象の画定の意義と基準
  　第1節　序論
  　第2節　ドイツ学説における議論
  　第3節　ドイツ判例における規制対象の画定
  　第4節　結論
  
  第2章　事後的審査と規制対象の画定
  　第1節　序論
  　第2節　事後的審査に関する議論
  　第3節　検討
  　第4節　結論
  
  補論　差止訴訟における規制対象の画定・一部無効条項の処理
  　第1節　序論
  　第2節　ドイツ法の状況とその検討
  　第3節　日本法における問題処理
  　第4節　結論
  
  〔第2部　不当条項に代わる規律の確定〕
  第1章　時価条項判決をめぐる議論の展開
  　第1節　序論
  　第2節　第2時価条項判決前の議論
  　第3節　第2時価条項判決以降の議論
  　第4節　結論
  
  第2章　補充的契約解釈に関するその後の裁判例の展開
  　第1節　序論
  　第2節　担保目的表示
  　第3節　請求即払保証
  　第4節　価格変更条項および利率変更条項
  　第5節　美観修復条項
  　第6節　ドイツ連邦通常裁判所のその他の裁判例
  　第7節　ドイツ連邦労働裁判所の裁判例
  　第8節　結論
  
  補論　条項不顧慮型補充的契約解釈からの示唆
  
  〔第3部　救済条項の法的処理〕
  第1章　序論
  
  第2章　代替条項に関する法的状況
  　第1節　学説の状況
  　第2節　裁判例の状況
  
  第3章　救済的条項付記に関する法的状況
  　第1節　学説の状況
  　第2節　裁判例の状況
  
  第4章　結論
  　第1節　ドイツ法の検討
  　第2節　日本法への示唆
  
  終章
  
  【ドイツ法主要参照条文邦訳／参考文献一覧／事項・人名索引／判例索引】

• 内容紹介

  ●不当条項規制により契約内容はどのように修正されるのか
  
  　契約を交わした当事者は、契約内容を自由に決めることができる一方、合意した契約内容には拘束されるというのが、契約法の大原則です。しかし、その契約が法的に規制すべき内容を有していた場合、契約はどのように修正されるのでしょうか。
  　この議論の最先端をいくドイツ約款法を素材として、当事者・法・裁判官の各アクターが、どのような役割を果たすのかといった問題意識のもと、不当条項規制による契約の修正が、全体としていかなる法的枠組みによって行われるのかを探求した、鮮烈な契約修正論。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  武田 直大(タケダ ナオヒロ)
  １９８０年千葉県生まれ。現職：大阪大学大学院法学研究科准教授。２００３年京都大学法学部卒業。２００８年同大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士（法学）

• 著者について

  武田　直大 (タケダ　ナオヒロ)
  大阪大学大学院法学研究科准教授（2019年2月現在）

不当条項規制による契約の修正 [単行本] の商品スペック