「内心の自由」の法理 [単行本]
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「内心の自由」の法理 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/03/16
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「内心の自由」の法理 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「内心の自由」はどこまで保障されるべきか。「信教の自由」や「思想・良心の自由」をめぐる膨大な裁判例を、三段階審査などを用いて整理・分析し、新たな審査手法を開拓。研究・実務のさらなる発展に大きく寄与する論文集。
  • 目次

    序 章 本書の関心・対象・考察方法
     1 本書の関心
     2 「大きな憲法論」と「小さな憲法論」
     3 「内心の自由」の保障
     4 本書の考察方法

    第1部 ドイツにおける信教の自由と国家の宗教的中立性の「緊張関係」――文化的多様性を背景とした事例から

    第1章 ドイツにおけるイスラーム教徒の教師のスカーフ事件
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ イスラーム教徒の教師のスカーフ事件
     Ⅲ 連邦憲法裁判所判決前の段階における判例・学説の概観
     Ⅳ 連邦憲法裁判所第2法廷判決
     Ⅴ 結びに代えて

    第2章 連邦憲法裁判所第2法廷判決の検討
     Ⅰ 事実の概要
     Ⅱ 判旨の紹介
     Ⅲ 解説
     【追記】

    第3章 私人間における信教の自由――もう一つの「イスラームのスカーフ」事件が問いかけるもの
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 雇用における信教の自由に関するドイツの憲法状況・管見
     Ⅲ 日本の判例・学説状況の下で考える
     Ⅳ 結びに代えて

    第2部 現代日本における「思想・良心の自由」――「君が代」訴訟と「団体と個人」をめぐる事例から

    第1章 「君が代」訴訟の分析視角─近年における議論の出発点の確認
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 三つの「君が代」訴訟
     Ⅲ 前提的な問題,あるいは論じないこと
     Ⅳ 教師の「思想・良心の自由」
     Ⅴ 生徒の「思想・良心の自由」
     Ⅵ 結びに代えて

    第2章 公教育における「君が代」と教師の「思想・良心の自由」――ピアノ伴奏拒否事件と予防訴訟を素材として
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 保護領域
     Ⅲ 制約
     Ⅳ 正当化
     Ⅴ ピアノ伴奏拒否事件最高裁判決と予防訴訟
     Ⅵ 結びに代えて

    第2章[補論] 職務命令と思想・良心の自由――「君が代」ピアノ伴奏拒否事件最高裁判決
     Ⅰ 事案の概要
     Ⅱ 判決の要旨
     Ⅲ 考察の視点
     Ⅳ 先行判例から本判決を読む
     Ⅴ 下級審判決への影響

    第3章 職務命令および職務命令違反に対する制裁的措置に関する司法審査の手法――「 君が代」ピアノ伴奏拒否事件最高裁判決以降の下級審判決の論理
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 保護領域
     Ⅲ 制約
     Ⅳ 正当化
     Ⅴ 再雇用拒否の適法性
     Ⅵ 結びに代えて

    第4章 「日の丸・君が代訴訟」を振り返る――最高裁諸判決の意義と課題
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ ピアノ判決再読
     Ⅲ ピアノ判決以降の下級審判決と起立斉唱判決
     Ⅳ ピアノ判決以降の下級審判決と懲戒処分判決
     Ⅴ 結びに代えて
     【追記】

    第4章[補論] 「君が代」訴訟の現段階――東京高裁平成27 年5 月28 日判決の検討
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 起立斉唱職務命令の憲法および教育基本法適合性
     Ⅲ 懲戒処分の適法性
     Ⅳ 国家賠償請求
     Ⅴ 結びに代えて

    第5章 団体の中の個人――団体の紀律と個人の自律
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 三つの事例
     Ⅲ 強制加入団体と構成員の自律
     Ⅳ 結びに代えて

    第5章[補論] 強制加入団体と会員の思想の自由――南九州税理士会政治献金事件
     Ⅰ 事実の概要
     Ⅱ 判決の要旨
     Ⅲ 解説

    第6章 団体の活動と構成員の自由――八幡製鉄事件最高裁判決の射程
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 労働組合,税理士会による政治献金など
     Ⅲ 生命保険会社,欠損会社による政治献金
     Ⅳ 司法書士会,自治会による災害救援資金など
     Ⅴ 判例法理の再検討
     Ⅵ 結びに代えて

    第3部 現代日本における信教の自由と政教分離――その保障の諸相

    第1章 「思想・良心の自由」と「信教の自由」――判例法理の比較検討から
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 保護領域
     Ⅲ 制約
     Ⅳ 正当化
     Ⅴ 二つの自由に関する解釈論の相互的検討
     Ⅵ 結びに代えて

    第2章 行政裁量審査の内と外――エホバの証人剣道受講拒否事件と「君が代」訴訟懲戒処分事件を素材として
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ エホバの証人剣道受講拒否事件判決
     Ⅲ 「君が代」訴訟懲戒処分事件判決
     Ⅳ 両判決の比較検討
     Ⅴ 結びに代えて

    第3章 「ムスリム監視捜査事件」の憲法学的考察――警察による個人情報の収集・保管・利用の統制
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 信教の自由
     Ⅲ 平等原則
     Ⅳ プライバシー
     Ⅴ 法律の留保
     Ⅵ 国家賠償法6条
     Ⅶ 結びに代えて

    第4章 政教分離規定適合性に関する審査手法――判例法理の整理と分析
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 政教分離規定適合性に関する審査の二段階
     Ⅲ 「かかわり合い」の審査
     Ⅳ 「かかわり合い」が「相当とされる限度を超える」かの審査
     Ⅴ 結びに代えて

    第5章 「国家の宗教的中立性」の領分―― 小泉首相靖國神社参拝訴訟に関する裁判例の動向から
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 「職務を行うについて」の該当性
     Ⅲ 権利侵害の有無
     Ⅳ 違法性
     Ⅴ 「傍論」における憲法判断
     Ⅵ 結びに代えて

    第5章[補論] 小泉首相靖國神社参拝訴訟最高裁判決
     Ⅰ 事実の概要
     Ⅱ 判決の要旨
     Ⅲ 分析
     【追記】

    第6章 宗教的性格のある行事への公人の参列等と政教分離原則――白山比咩神社訴訟最高裁判決まで
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 先行事例としての箕面慰霊祭訴訟と鹿児島大嘗祭訴訟
     Ⅲ 白山比咩神社訴訟の概要
     Ⅳ 白山比咩神社訴訟の考察
     Ⅴ 結びに代えて

    第7章 政教分離原則と信教の自由――「緊張関係」とその調整
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 津地鎮祭判決とその傍論
     Ⅲ 津地鎮祭判決後の最高裁判決の動向
     Ⅳ 若干の検討
     Ⅴ 結びに代えて

    終 章 残された課題
     1 信教の自由と政教分離の「緊張関係」
     2 儀礼的行為
     3 公共空間における宗教の役割

     初出・原題一覧
     あとがき
     判例索引
  • 出版社からのコメント

    「君が代訴訟」や「政教分離」などをめぐる膨大な裁判例を,三段階審査の手法を用いて整理・分析.新たな審査手法を開拓する.
  • 内容紹介

    グローバル化に伴う多様性の時代にあって、内心の自由・政教分離はどこまで保障されるべきかが各国で大きな問題となっている。「イスラーム・スカーフ事件」や「君が代訴訟」などをめぐる膨大な裁判例を三段階審査の手法などを用いて整理・分析し、新たな審査手法を開拓する。今後の研究・実務に多大な貢献をもたらす論文集。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    渡辺 康行(ワタナベ ヤスユキ)
    1957年生まれ。一橋大学大学院法学研究科教授。憲法学。東北大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。千葉大学法経学部教授。九州大学大学院法学研究院教授などを経て現職
  • 著者について

    渡辺 康行 (ワタナベ ヤスユキ)
    渡辺康行(わたなべ やすゆき)
    1957年生まれ.一橋大学大学院法学研究科教授.憲法学.東北大学法学部卒業,東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士).千葉大学法経学部教授,九州大学大学院法学研究院教授などを経て現職.主な著作に,『憲法Ⅰ 基本権』『一歩前へ出る司法 泉徳治元最高裁判事に聞く』(いずれも共著,日本評論社),『憲法学からみた最高裁判所裁判官 70年の軌跡』(共編,日本評論社),『事例研究 憲法[第2版]』(共編著,日本評論社),『憲法事例演習教材』(共著,有斐閣)など.

「内心の自由」の法理 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:渡辺 康行(著)
発行年月日:2019/03/14
ISBN-10:4000241788
ISBN-13:9784000241786
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:476ページ
縦:22cm
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