逸脱の文化史―近代の"女らしさ"と"男らしさ" [単行本]
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逸脱の文化史―近代の"女らしさ"と"男らしさ" [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2019/04/06
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逸脱の文化史―近代の"女らしさ"と"男らしさ" [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    身体の逸脱、性の逸脱、精神の逸脱、法からの逸脱、宗教からの逸脱…逸脱にはさまざまな形が存在する。規範があるから逸脱があり、規範がなければ逸脱も存在しない。逆に逸脱の多様性は、社会を規定する明示的、あるいは暗黙の規範を浮き彫りにする。近代フランスの社会は、男女の身体、情動、欲望をめぐってどのような規範を課し、逸脱はどのように表象されたのか?小説、自伝、日記、医学書、性科学の啓蒙書などの言説をつうじて読み解いていく。
  • 目次

    はじめに  
     規範と抵抗/逸脱と病理の位置づけ/本書の構成
     
     第Ⅰ部 女たち

    第一章 若い娘たちの表象──魂から身体へ  
     「若い娘」という形象/「夢の女」たちの系譜/夢の女から若い娘へ/
     ロマン主義時代の若い娘/「生理学」の言説/十九世紀末における若い
     娘の変貌――モーパッサンとグールモン/エドモン・ド・ゴンクール作
     『シェリ』の意図/若い娘の身体と病理

    第二章 感応遺伝という神話  
     感応遺伝とは何か/先駆者プロスペル・リュカの著作/ミシュレと愛の
     言説/ゾラの『マドレーヌ・フェラ』/ギヨームの嫉妬と苦悩/マドレ
     ーヌと身体の宿命/救済なき原罪/世紀末文学からテレゴニーへ

    第三章 逸脱した女たち  
     『ヴィーナス氏』あるいはセクシュアリティーの転倒/サディズムから
     両性具有へ/フラートする女たち/マルセル・プレヴォーの『半処女』
     /モードの選択の両義性/フラートとブルジョワ娘の反応/「ギャルソ
     ンヌ」の時代/モニックの生き方/社会現象としてのギャルソンヌ
     
     第Ⅱ部 男たち

    第四章 独身者の肖像  
     人口減少の脅威/性科学が結婚を推奨する/独身者は社会の脅威であ
     る/独身者の実態とイメージ/ボヘミアンとダンディー/女の独身者
     たち/女嫌いの文学/芸術と家庭の対立

    第五章 倒錯の性科学  
     倒錯という現象/同性愛者の身体/『ソドムとゴモラ』/サディズム/
     マゾヒズム――ルソー『告白』/秘められた悦楽/マゾヒズムの原型
     ――『毛皮を着たヴィーナス』/『ナナ』から『O嬢の物語』へ

    第六章 フェティシズムの誘惑  
     宗教から性科学へ/ビネによるフェティシズムの分類/性科学から法医
     学へ/クラフト=エービングとフロイト/『ムッシュー・ニコラ』――
     足のフェティシズム/オクターヴ・ミルボー『ある小間使いの日記』/
     温室のエロス/髪の誘惑

    第七章 変質論の系譜  
     時代の強迫観念/変質論の展開/変質とユイスマンスの『さかしま』/
     ゾラと変質論の変奏

    おわりに

    あとがき

    索引
  • 出版社からのコメント

    近代フランスの社会は、どのような規範を課し、逸脱は表象されたのか?小説、自伝などの啓蒙書により言説をつうじて読み解いていく。
  • 内容紹介

    自由を求めて欲望のままに生きた「逸脱者」たち

    独身、同性愛、フェティシズム、サド=マゾヒズム……
    激動の近代、既存の枠組みに収まらない人々はどう生きたのか?

    逸脱にはさまざまな形が存在する。規範があるから逸脱があり、規範がなければ逸脱も存在しない。逆に逸脱の多様性は、社会を規定する明示的、あるいは暗黙の規範を浮き彫りにする。近代フランスの社会は、男女の身体、情動、欲望をめぐってどのような規範を課し、逸脱はどのように表象されたのか? 小説、自伝、日記、医学書、性科学の啓蒙書などの言説をつうじて読み解いていく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小倉 孝誠(オグラ コウセイ)
    1956年生まれ。パリ・ソルボンヌ大学文学博士。慶應義塾大学文学部教授。専門は、近代フランスの文学と文化史
  • 著者について

    小倉 孝誠 (オグラ コウセイ)
    1956年生まれ。パリ・ソルボンヌ大学文学博士。慶應義塾大学文学部教授。専門は、近代フランスの文学と文化史。著書に、『愛の情景』(中央公論新社、2011年)、『恋するフランス文学』(慶應義塾大学出版会、2012年)、『革命と反動の図像学』(白水社、2014年)、『写真家ナダール』(中央公論新社、2016年)、『ゾラと近代フランス』(白水社、2017年)など。訳書に、フローベール『紋切型辞典』(岩波文庫、2000年)、ユゴー『死刑囚最後の日』(光文社古典新訳文庫、2018年)など。

逸脱の文化史―近代の"女らしさ"と"男らしさ" [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:小倉 孝誠(著)
発行年月日:2019/04/15
ISBN-10:4766425928
ISBN-13:9784766425925
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:241ページ ※223,18P
縦:20cm
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