映画とジェンダー/エスニシティ(映画学叢書) [全集叢書]
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映画とジェンダー/エスニシティ(映画学叢書) [全集叢書]

塚田 幸光(編著)加藤 幹郎(監修)
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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2019/04/24
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映画とジェンダー/エスニシティ(映画学叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ジェンダーとエスニシティの交差に、映画が隠蔽/開示する欲望とは何か。スクリーンの皮膜に生起するその複雑さに対し、我々は如何に応答すべきだろうか。9つの視座からその困難にアプローチする。
  • 目次

    『映画学叢書』創刊にあたって(加藤幹郎)

    はしがき


     第Ⅰ部 外国映画×ジェンダー/エスニシティ

    第1章 姫と魔女のエコロジー──ディズニーとおとぎ話の論理(清水知子)
     1 白雪姫の呪文を解く
     2 グリムとディズニー──母の不在と分裂する女の身体
     3 姫の身体、魔女の身体──声とまなざし
     4 「ワイルド・センチメント」の世界へ
     5 清潔の修辞学──姫は歌い、小人は踊る
     6 「野生」のファンタジーとその論理

    第2章 『レオン』におけるアイデンティティの変容・転換──〈子ども〉の抑圧とその回帰(小原文衛)
     1 『レオン』という〈記憶〉
     2 アクション映画のパラダイム──準拠と逸脱
     3 差異のシステムの攪乱──『レオン』と『グロリア』
     4 三つの『レオン』と〈抑圧されたものの回帰〉
     5 〈彼方〉の磁力

    第3章 ハイブリッド・エスニシティ──エドワード・ズウィック『マーシャル・ロー』と文化翻訳(カルチュラル・トランスレーション)の可能性(塚田幸光)
     1 二つの9・11──『11’09”01/セプテンバー11』
     2 井戸と煙突──アフガン難民キャンプの政治学
     3 アラー・イン・ブルックリン──内なる他者(アウトサイダー・インサイド)としてのアラブ
     4 反転する暴力──クロスカッティングとエスニシティ
     5 ハイブリッドな主体──文化翻訳(カルチュラル・トランスレーション)の可能性

    第4章 『因果応報』と『きずもの』における「民族自滅」とその背景(吉村いづみ)
     1 いかがわしきもの、それは映画
     2 シネマトグラフ・アクトへの道のり
     3 内容の規制へ──BBFCの成立
     4 BBFCの方針と公衆道徳国民協議会報告書
     5 民族自滅と性病映画

    第5章 ドイツ=トルコ映画における女性像の変遷(山本佳樹)
     1 ドイツ=トルコ映画とは何か
     2 越境の物語──『冬の花』と『太陽に恋して』
     3 フェミニズム的オリエンタリズム──『シリンの結婚』
     4 二重の犠牲者──『40平米のドイツ』
     5 昼はドイツ、夜はトルコ──『ヤスミン』
     6 変身の戦略──『愛より強く』
     7 男性も苦悩する──『よそ者の女』
     8 語り部としての移民三世の女性──『おじいちゃんの里帰り』
     9 頭の片隅のアナトリア──『ピリ辛ソースのハンスをひとつ』


     第Ⅱ部 日本映画×ジェンダー/エスニシティ

    第6章 日本人・李香蘭帰る──『わが生涯のかがやける日』を結ぶ山口淑子の振幅(羽鳥隆英)
     1 問題の所在──先行言説を読む
     2 李香蘭の倒錯
     3 日本人・李香蘭帰る
     4 『わが生涯のかがやける日』① 善悪の闘争
     5 『わが生涯のかがやける日』② 悲哀の解消
     6 『わが生涯のかがやける日』③ 振幅の変奏

    第7章 女が映画を作るとき──浜野佐知の終わりなき再生産労働(キンバリー・イクラベルジー[翻訳・鈴木 繁])
     1 ピンク映画監督・浜野佐知の価値
     2戦後日本における映画労働の性別分業
     3 浜野の「再生産」という戦略
     4 視覚制度(ヴィジュアル・レジーム)に対する挑発
     5 いまだ見られることなく──浜野の自伝的な苦情
     6 終わりなき「再生産」

    第8章 『カルメン』二部作におけるリリィ・カルメンのサヴァイヴァル(久保 豊)
     1 クリエイティヴィティの起爆剤──木下と高峰の出会い
     2 『カルメン』二部作における西洋性と芸術性の剥奪
     3 詩と夢が織りなすコミュニティ?──色彩・音楽・演技・受容
     4 クィア的受容とキャンプ趣味
     5 彼方へ向かう列車に乗って──芸術性が支える「サヴァイヴァル」

    第9章 占領期の田中絹代と小津安二郎──なぜ女は「制裁」されるのか(紙屋牧子)
     1 小津映画における暴力のシーンについて
     2 「制裁」を受ける女たち
     3 貞操をめぐる受難と救い/赦し
     4 女たちが受ける「罰」──敗戦国「日本」の表象
     5 男たちの「罪」──何が暴力を発動させるのか


    初出一覧
    映画用語集
    人名索引/映画タイトル索引
    監修者・執筆者紹介
  • 出版社からのコメント

    ジェンダーとエスニシティの交差に、映画が隠蔽/開示する欲望とは。 スクリーンに表象されるその複雑さに対し、9つの視座から迫る
  • 内容紹介

    ジェンダーとエスニシティの交差に、映画が隠蔽/開示(イン/アウト)する欲望とは何か。
    スクリーンに表象されるその複雑さに対し、9つの視座からアプローチする。

    本書では、映画が映し出すジェンダーとエスニシティの交差を軸に、映画が隠蔽/開示する欲望を考察する。トルコ系ドイツ人移民、インド系英国人女性、アラブ系アメリカ人男性。或いは「日本」というエスニシティ。グローバルな世界の中で、その複雑さは、如何に表象されるのか。そして、そこには如何なる意味が付与され、どのようなメッセージを見出すことができるのか。9つの視座からその困難にアプローチする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    塚田 幸光(ツカダ ユキヒロ)
    1971年茨城県生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(関西学院大学)。ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員、サウスイースト・ミズーリ州立大学フォークナー研究所客員研究員(BioKyowa Award)、韓国済州大学校特別研究員、防衛大学校総合教育学群外国語教育室准教授などを経て、関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科教授。映画学、表象文化論、アメリカ文学専攻

    加藤 幹郎(カトウ ミキロウ)
    1957年長崎市生まれ。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学博士。京都大学大学院人間・環境学研究科教授、ミシガン大学客員教授、カリフォルニア大学バークリー校、カリフォルニア大学ロサンジェルス校、ニューヨーク大学、ハワイ大学マノア校フルブライト客員研究員などを歴任。現在、京都大学名誉教授
  • 著者について

    加藤 幹郎 (カトウ ミキロウ)
    映画批評家・映画学者
    2020年9月26日没

    塚田 幸光 (ツカダ ユキヒロ)
    *2019年4月現在
    関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科教授

映画とジェンダー/エスニシティ(映画学叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:塚田 幸光(編著)/加藤 幹郎(監修)
発行年月日:2019/05/10
ISBN-10:4623081516
ISBN-13:9784623081516
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:303ページ ※284,19P
縦:22cm
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