生命倫理と公共政策 [単行本]
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生命倫理と公共政策 [単行本]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2019/05/25
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生命倫理と公共政策 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    生命倫理が問われる生殖補助医療、人工妊娠中絶、遺伝医療と再生医療、臓器移植、終末期医療の各テーマをめぐって、これまで国内外で積み重ねられてきた重要な論点を総ざらいし、公共政策の視点から問題の所在を明らかにする。「個人の自由」「共生」「自然性」を理念とする著者独自の政策原則のもと、膨大な先行文献をふまえ、将来への展望を示す斬新な研究・概説書。
  • 目次

    用語解説

    序 章 生命倫理と政治

    【序論】

    第1節 倫理的・法的・社会的問題
    1 さまざまな倫理観と公共政策
    2 医療の不確実性
    3 法規制の特徴
    4 社会的問題

    第2節 生命倫理の関わる政策の理念と原則
    1 生命倫理の原則
       アメリカ型/ヨーロッパ型/キリスト教型
    2 医(医師/医療)の倫理の原則
    3 自律尊重と自己決定権
    4 自律尊重とパターナリズム
       「人体実験」批判/家父長制批判/国家からの自由
    5 政策の理念と原則
       個人の自由/共生/自然性

    第3節 生命倫理関連法案

    第4節 生命倫理行政

    第5節 臨床研究審査委員会
    1 三類型
       臨床研究審査委員会/個別事例審査委員会/治験審査委員会
    2 実 態
    3 改革案

    【第1章 生殖補助医療】

    第1節 医療技術の現状
    1 自然生殖と人工生殖
    2 不妊症について
    3 体内授精(人工授精)
    4 体外受精
    5 ARTのリスク
    6 代理懐胎・出産あるいは契約妊娠

    第2節 倫理的問題
    1 倫理的問題(総論)
    2 倫理的問題(各論)
       体内授精(人工授精)/体外受精/代理懐胎
    3 施術の対象について

    第3節 法的・社会的問題
    1 現状概観
       外国の立法/日本の指針
    2 現行法による親子関係
       母子関係/父子関係
    3 子が遺伝上の親を知る権利
    4 出産への社会的圧力
    5 社会保険の適用

    第4節 政策論
    1 日本弁護士連合会の提言
    2 総合研究開発機構の試案
    3 日本医師会「生殖補助医療の実施に関する法律案 要綱骨子(案)」
    4 自民党「特定生殖補助医療に関する法律要綱(案)」
    5 政策提言の論点

    【第2章 人工妊娠中絶】

    第1節 倫理と権利
    1 胎児の生命を重視する見解
    2 女性の選択権を重視する見解
    3 胎児の倫理的地位
    4 胎児の法的地位
    5 アメリカの中絶規制
    6 ヨーロッパ各国の中絶規制
    7 社会的問題
       性教育/妊婦への情報提供

    第2節 選別的中絶
    1 倫理的論点
    2 出生前診断
    3 受精卵(着床前)診断
    4 Wrongful Birth訴訟 Wrongful Life訴訟
    5 障害新生児の治療停止

    付論 優生思想の問題
    1 優生政策史概観
    2 個人の優生選択

    【第3章 遺伝医療と再生医療】

    第1節 遺伝医療
    1 遺伝子診断、遺伝子治療
    2 遺伝医療、ヒトゲノム研究に対する規制
    3 遺伝情報による差別に対する規制
    4 クローン胚研究と倫理的・法的問題

    第2節 再生医療
    1 人体組織の利用
    2 倫理的・法的問題
    3 幹細胞研究
       現状/倫理的問題と規制

    付論 エンハンスメントについて
    1 エンハンスメントとは
    2 エンハンスメント規制政策

    【第4章 臓器移植】

    第1節 移植医療の特殊性

    第2節 生体臓器移植
    1 生体臓器移植の現状
       実施症例数/安全性と評価
    2 規制論

    第3節 心停止死体からの臓器移植
    1 移植の現状
    2 規制論

    第4節 脳死臓器移植
    1 歴史と現状
       移植医療の創設期/和田心臓移植などの移植医療関連事件
       臓器移植法成立(1997)まで/脳死臨調/臓器移植法施行以後
    2 死亡判定基準
       三徴候による判定/脳死による判定
    3 旧「臓器移植法」の問題点
       臓器移植に関わる規制範囲の限定/脳死は「人」の死か
       本人の意思と家族の意思/子どもからの臓器提供
       家族・知人への提供/売買の禁止
       事故や犯罪による死体からの移植/その他
    4 「臓器移植法」改正
       法改正の動き/改正案の要点/
       「家族の承諾」「家族への優生提供」論/
       虐待を受けた子どもへの対応

    第5節 臓器移植の政策課題
    1 精神的ケア
    2 救急医療体制の整備
    3 再生医療への期待
    4 渡航移植
    5 移植医療の医学的効果
    6 虐待された子ども対策
    7 日本で臓器提供数はなぜ増えないか
    8 残る政策課題

    【第5章 終末期医療】

    第1節 「安楽死」と「尊厳死」

    第2節 苦痛緩和
    1 身体的苦痛緩和
    2 精神的苦痛緩和
    3 社会的苦痛緩和
    4 スピリチュアルな苦痛緩和

    第3節 死への自己決定
    1 自殺幇助(PAS)
    2 「延命措置」の不開始あるいは中止
       不開始と中止の区別について/本人の意思確認について
       本人の意思が確認できない場合/立法論

    第4節 終末期政策論
    1 政策の原則論
    2 医療費抑制論
    3 嘱託死の選択
    4 外国の政策例
       オランダ/イギリス、フランス/ドイツ/オーストラリア

    第5節 緩和ケア(ホスピス)医療
    1 ホスピスの創設
    2 日本の緩和ケア
    3 緩和ケア拡充論
    4 持続的鎮静
       苦痛緩和に関連して
    5 権利としての緩和ケア

    参考文献
    あとがき
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    生殖補助医療、人工妊娠中絶、遺伝医療と再生医療、臓器移植、終末期医療の重要な論点を総ざらいし、将来への展望を示す最良の概説…
  • 内容紹介

    生命倫理が問われる生殖補助医療、人工妊娠中絶、遺伝医療と再生医療、臓器移植、終末期医療の各テーマをめぐって、これまで国内外で積み重ねられてきた重要な論点を総ざらいし、公共政策の視点から問題の所在を明らかにする。「個人の自由」「共生」「自然性」を理念とする著者独自の政策原則のもと、膨大な先行文献をふまえ、将来への展望を示す斬新な研究・概説書。

    図書館選書
    生殖補助医療、人工妊娠中絶、遺伝医療と再生医療、臓器移植、終末期医療の各分野をめぐる重要な法的・倫理的問題を総ざらいし、将来への展望を示す最良の概説書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    成澤 光(ナルサワ アキラ)
    法政大学名誉教授、元国際基督教大学客員教授。日本政治意識史、生命政治論、公共政策論専攻
  • 著者について

    成澤 光 (ナルサワ アキラ)
    法政大学名誉教授、元国際基督教大学客員教授。日本政治意識史、生命政治論、公共政策論専攻。単著『政治のことば──意味の歴史をめぐって』(講談社学術文庫)、『現代日本の社会秩序──歴史的起源を求めて』(岩波人文書セレクション)。

生命倫理と公共政策 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:成澤 光(著)
発行年月日:2019/07/12
ISBN-10:4588675230
ISBN-13:9784588675232
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:324ページ
縦:21cm
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