ジハードと死 [単行本]
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ジハードと死 [単行本]

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出版社:新評論
販売開始日: 2019/07/05
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ジハードと死 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「イスラーム国」が崩壊しても問題は解決しない―テロリストの膨大なプロファイルを非宗教的観点から読みとき、周縁化された若者たちを「死にがい」に誘う幻想の正体を暴く。世界8カ国語に翻訳されたフランスのベストセラー日本上陸。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1章 ジハーディズムとテロリズム―死の希求(テロリズムとジハーディズムの新しい形態;ジハーディズムがジハードにとってかわるとき;放逐と自殺によるテロリズム;新しい過激主義者)
    第2章 過激派とは誰か?(テロリストのプロフィール;仲間、兄弟、女性;若者文化、非行、反抗;新生(born again)または改宗;「客観的」な原因の不在;中東紛争との関連)
    第3章 ジハーディストの空想世界―過激性のイスラーム化(過激化においてイスラームはどんな位置をしめているのか?;苦しむムスリム社会のために復讐する英雄;過激派の宗教―サラフィー主義の問題;若者の暴力―大義を求める反逆者)
    第4章 ビンラーディンの影からダーイシュの太陽へ(テロリストの「第三世代」と新たなグローバル・ジハードという神話;中東とジハードの舞台におけるダーイシュの出現;イスラームの空間と部族の空間;中東の戦略地政学に固有の論理)
    結論 アル=ゴドーを待ちながら
  • 出版社からのコメント

    テロリストたちの膨大なデータを独自の視点で読み解き、20世紀末以降欧州の若者を「死と暴力」に駆り立ててきたものの正体を剔出
  • 内容紹介

     「イスラーム国」を自称するISIL(本書では「ダーイシュ」と表記)を含め、イスラーム過激派によるテロに関しては、すでに多くの著作が書かれているが、本著の著者オリヴィエ・ロワは独自の視点からこの問題に切り込む。
    「イスラームが過激化したのではなく、現代の過激性がイスラームのなかに入ってきた」、彼はそう主張するのだ。
     そのさい著者は、イスラームの歴史という縦断的なアプローチではなく、19世紀のアナーキストにはじまり、文化大革命期(1960~70年代)中国の紅衛兵、1970~80年代の日本赤軍やドイツ赤軍、クメール・ルージュなどによる大量殺戮【ジェノサイド】、さらには1990年代のカルト教団の「集団自殺」を経て、現在のジハーディズムにいたるまでの暴力の系譜を横断的に辿ることで、現代のテロリズムを分析しようと試みる。
     研究のベースとなっているのは、膨大な数のテロリストのプロファイルである。大量殺人に手を染めた人たちの履歴を具体的に調べると、現代の若いテロリストに共通するつぎのような横顔が浮かびあがる。
     西洋社会にどちらかといえばよく同化した移民の第二世代に属していること。信仰とはほとんど無縁の生活をおくっていたのが、軽犯罪を犯したことを機に獄中でイスラーム過激思想と接したこと。多くの場合、過激思想への「目覚め」からきわめて短期間のうちにテロ行為に走っていること。さらには、改宗者がきわめて大きな割合を占めること。
     なぜジハーディズムがこうした若者たちを惹きつけるのか? 著者はその答えを、現代のテロ組織の特徴――世代主義、死への希求、若者文化への徹底的な適応(音楽や映像の多用、コミュニケーション手段の共有など)――に見出している。たとえISILが壊滅しても、若者が死と暴力に自己実現を託す現象は形を変えて続くだろう。本書は、過激派の「魔法」を解くためには、まずはその現象を冷静に読み解く必要があると訴えているように思われる。(つじ・ゆみ 翻訳家)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ロワ,オリヴィエ(ロワ,オリヴィエ/Roy,Olivier)
    1949年フランスのラ・ロシェルに生まれる。イスラーム主義および中東・中央アジアの文化・宗教研究を専門とする政治学者・哲学者。フランス国立東洋言語文化研究所およびパリ政治学院で学業を修める。政治学博士、哲学教授資格者。フランス国立科学研究センター主任研究員、フィレンツェ欧州大学院主任研究員。1960年代から数度にわたってアフガニスタンに長期滞在。1980年代におけるソ連のアフガニスタン侵攻に際して、アフガン人とともに抗ソ闘争に加わった。アフガニスタン戦争終結後、ウズベキスタン、タジキスタン、トルコ、パキスタン、イエメン等に滞在し、住民と直接交わりながら宗教・文化について民俗学的調査をおこなった。著書多数。かなりの作品が英語をはじめ多くの言語に翻訳されている

    辻 由美(ツジ ユミ)
    翻訳家・文筆家。著書:『世界の翻訳家たち』(新評論1995:第44回日本エッセイスト・クラブ賞、第32回日本翻訳出版文化賞特別賞受賞)他
  • 著者について

    オリヴィエ・ロワ (オリヴィエ ロワ)
    Olivier ROY 1949年生まれ。政治学者。パリ政治学院、フランス国立東洋言語文化研究所卒。フランス国立科学研究センター主任研究員、フィレンツェ欧州大学院主任研究員。本書や『世界化したイスラーム』(L’Islam mondialis?)などの著作は大きな反響を呼び、英語をはじめ多数の言語に翻訳されている。

    辻 由美 (ツジユミ)
    作家・翻訳家。東京教育大学理学部修士課程修了後、パリに学ぶ。1996年、『世界の翻訳家たち』(新評論)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

ジハードと死 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:新評論
著者名:オリヴィエ ロワ(著)/辻 由美(訳)
発行年月日:2019/07/10
ISBN-10:4794811241
ISBN-13:9784794811240
判型:B6
発売社名:新評論
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:221ページ
縦:19cm
その他: 原書名: Le djihad et la mort〈Roy,Olivier〉
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