ロシア・インテリゲンツィヤの運命―イヴァーノフ=ラズームニクと20世紀前半ロシア [単行本]

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    • ロシア・インテリゲンツィヤの運命―イヴァーノフ=ラズームニクと20世紀前半ロシア [単行本]

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ロシア・インテリゲンツィヤの運命―イヴァーノフ=ラズームニクと20世紀前半ロシア [単行本]

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出版社:成文社
販売開始日: 2019/04/25
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ロシア・インテリゲンツィヤの運命―イヴァーノフ=ラズームニクと20世紀前半ロシア の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ロシア・インテリゲンツィヤの伝統を受けつぎ、文学の言葉で社会主義、宗教、人格、倫理、戦争などの問題を論じたイヴァーノフ=ラズームニク。ゴーリキー、ブルガーコフ、ベルジャーエフ、プレハーノフたちと交わした論争を検証するとともに、ソ連・ナチス占領下収容所にまたがる流浪の生涯を浮き彫りにする。
  • 目次

    まえがき──「名誉回復」と新たな関心
    第I章 フランクとの論争──インテリゲンツィヤとメシチャンストヴォ
    第II章 ゴーリキーとの文通──対立と友好の軌跡
     1.はじめに
     2.雑誌『遺訓』をめぐって[第一~六信]
     3.ドストエフスキー『悪霊』上演をめぐって[第七~九信]
     4.その他の手紙[第一〇~一六信]
     5.流刑者と作家同盟議長
    第III章 宗教哲学協会との確執
     1.はじめに
     2.「黒いロシア」
      (1) レーミゾフ『第五の悪』の概略
      (2) プリーシヴィン『ニーコン・スタロコレンヌイ』の概略
      (3) イヴァーノフ=ラズームニクの両作品解釈
     3.モスクワ宗教哲学協会批判──「苔むす湿原」と「現代のスタロコレンヌイ」
      (1)  ブルガーコフ論文の要旨
      (2) イヴァーノフ=ラズームニクのブルガーコフ批判
     4.ペテルブルク宗教哲学協会批判──「南京虫的ガリガリ亡者」
      (1) ペテルブルク宗教哲学協会年次大会をめぐる論争
      (2) 生命なき言葉の氾濫
      (3) 内在主義と超越主義
     5.結びに代えて
    第IV章 世界大戦の勃発──反戦と祖国防衛
     1.はじめに
     2.世界大戦勃発とイヴァーノフ=ラズームニク
     3.戦争の「倫理的」合理化──リベラル
      (1) イヴァーノフ=ラズームニクのリベラル批判
      (2) リベラルの主張
       a ストルーヴェ/b イズゴーエフ/c コトリャレフスキー
     4.戦争の「哲学的」合理化──メシア主義的な現代のスラヴ主義者
      (1) イヴァーノフ=ラズームニクのメシア主義者批判
      (2) メシア主義的な現代のスラヴ主義者の主張
       a ブルガーコフ/b ヴャチェスラフ・イヴァーノフ/c エルン/d ベルジャーエフ
     5.戦争の「社会学的」合理化──開戦支持の社会主義者
      (1) イヴァーノフ=ラズームニクの社会主義者批判
      (2) プレハーノフの主張
     6.おわりに
    第V章 スキタイ人の流浪
     1.はじめに
     2.占領地住民
     3.「異郷」への旅立ち
     4.監視収容所
      (1) バラックでの日常生活
      (2) 外部への発信1──リトアニアの従兄弟一家
      (3) 外部への発信2──『新しい言葉』紙
     5.亡命作家たちとの交流
      (1) パリ・グループ
       a ニーナ・ベルベーロヴァ/b ボリス・ザイツェフ/c レーミゾフ夫妻
      (2)  プラハ・グループの人々
       a エヴゲーニー・リャーツキー/b アリフレート・ベーム/c ポーストニコフ夫妻
      (3)  その他の人々
       a 掌院イオアーン(シャホフスコーイ)/b ゲオルギー・イヴァーノフ/c フョードル・ステプーン/d アルトゥール・リューテル
     6.最後の日々と遺稿
      (1) 北米への視線
      (2) 遺稿をめぐって
    補 論 未刊の弁人論周辺
     1.はじめに
     2.弁人論をめぐる情報
     3.若き日の探求
     4.「生の意味再論」について
     5.ブロークへの手紙
    あとがき

    索引
  • 出版社からのコメント

    文学の言葉で社会主義、宗教、人格、倫理、戦争を問題にしたイヴァーノフ゠ラズームニクの主な論争と流浪の生涯を浮き彫りにする。
  • 内容紹介

    自由と人格の尊厳を求めて文筆活動に携わり、帝政ロシアからスターリンの監獄まで経験、その後ナチス・ドイツの収容所を経て、戦火のヨーロッパ各地の亡命ロシア人と文通したイヴァーノフ=ラズームニク。ロシア・インテリゲンツィヤの伝統を受けつぎ、文学の言葉で社会主義、宗教、人格、倫理、戦争などの問題を論じ、ゴーリキー、ブルガーコフ、ベルジャーエフ、プレハーノフたちと交わした論争と流浪の生涯を浮き彫りにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松原 広志(マツバラ ヒロシ)
    1942年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、西洋史(ロシア思想史)専攻。現在、龍谷大学名誉教授
  • 著者について

    松原広志 (マツバラヒロシ)
    1942年生まれ。龍谷大学名誉教授。著書に『ロシア・インテリゲンツィヤ史──イヴァーノフ=ラズームニクとカラマーゾフの問い』(ミネルヴァ書房、1989年)、共著に『ロシア近現代史──ピョートル大帝から現代まで』(ミネルヴァ書房、1999年)、共編著に『文化交流のエリアスタディーズ──日本につながる文化の道』(ミネルヴァ書房、2011年)、訳書に『監獄と流刑──イヴァーノフ=ラズームニク回想記』(成文社、2016年)がある。

ロシア・インテリゲンツィヤの運命―イヴァーノフ=ラズームニクと20世紀前半ロシア の商品スペック

商品仕様
出版社名:成文社 ※出版地:横浜
著者名:松原 広志(著)
発行年月日:2019/04/25
ISBN-10:4865200320
ISBN-13:9784865200324
判型:A5
発売社名:成文社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:306ページ
縦:22cm
厚さ:3cm
重量:600g
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