手仕事の帝国日本―民芸・手芸・農民美術の時代(シリーズ日本の中の世界史) [全集叢書]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/06/01
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手仕事の帝国日本―民芸・手芸・農民美術の時代(シリーズ日本の中の世界史) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    西洋近代との出会いの中で急速に制度化された「日本美術」。その過程で一度は見失われかけた手仕事の魅力と価値が、若き美術家たちによって再発見された。日清・日露戦争、さらに第一次世界大戦を経て大きく変容する帝国日本の社会の中で、女性や農民、名もない職人たちとの協働を通じて新しい「美」の創造をめざした、富本憲吉、藤井達吉、山本鼎らの実践と葛藤をみつめ、その歴史的意義を問い直す。
  • 目次

    刊行にあたって

    プロローグ――手仕事の居場所



    第Ⅰ章 「日本美術」の生成――美術政策と西洋近代

    一 「日本美術」揺籃の場としての博覧会――ウィーン万国博覧会を起点として
     博覧会の世紀/ウィーン万博の日本表象/「北海道産物」/複数の関係者,重層する文脈/博覧会と帝国主義/近代日本文化の枠組み

    二 産業と「美術」――「美術」の制度化(1)
     サウスケンジントン博物館と日本/殖産興業政策から離陸する博物館/ウィーン以後の博覧会/博覧会と博物館,それぞれの歩み

    三 ジャンルのヒエラルキーと教育制度――「美術」の制度化(2)
     「工業」と「工芸」のはざまで/「美術」の純化とジャンルの階ヒエラルキー層秩序

    四 「手芸」と女性の国民化――もう一つの国家プロジェクト
     女性の「美術」からの排除/手芸と美術



    第Ⅱ章 帝国の工芸と「他者」――富本憲吉の視線の先に

    一 日露戦争後の美術界
     模索する青年美術家たち/富本憲吉の英国遊学/奈良の生家から東京美術学校へ/人生の模索と手仕事遍歴/『美術新報』というメディア/交友関係の広がりと白樺派/バーナード・リーチとの交友/「版」の表現と田園風景/「小芸術」の時代/新進作家小品展覧会と会場装飾/「自己」の居場所を求めて/坂井犀水の大和訪問

    二 消費社会の美術工芸
     美術と「自己の主義」/「趣味」と消費生活

    三 女性,野蛮,農民の手仕事――「他者」との遭遇
     モリスの気持ちでイッパイに/模様から模様を造らず/「マズク ヤルコト」/大和の女性たちの手仕事/「野蛮」なるものの美/博覧会とアイヌの手仕事/民間の芸術,百姓の手仕事



    第Ⅲ章 大正期美術運動の展開――手芸,農民美術,民芸

    一 社会問題としての美術工芸
     「陶器の民衆化」論/権田保之助『美術工芸論』

    二 工芸,手芸とアマチュアリズム――藤井達吉と姉妹たち
     独学の人/美術界への登場/同世代の美術家たち/パトロンと批評の位置/富本と藤井/藤井達吉の姉妹と姪/個人作家としての女性たちへのまなざし/「家庭手芸」と主婦之友社/応答する読者/手芸によって社会へ/「素人の手芸」の居場所をめぐって/「十字街頭」から「郷土」へ

    三 農民美術運動と農村政策の時代――山本鼎の実践と蹉跌
     山本鼎の生い立ちからロシア滞在まで/美術家の「欠伸」/帝政末期ロシアの農民美術/「他者」の手仕事の蒐集/「農民美術建業之趣意書」を読む/三越での展示即売会の成功/農民美術の理念と現実/農民美術への批判と期待/批判への応答/産業か,美術か/強化される農民イメージ/再びの,工芸と国家

    四 「個」と協働――富本憲吉と民芸運動
     「大和時代」の富本/ホームの協働が終わるとき/写真と工芸の領分/富本と朝鮮/東京転居と「量産陶器」製作/「民芸」との乖離


    エピローグ――  「手仕事の国」日本はどこから来たのか,そしてどこへ行くのか


    文献一覧
    あとがき


    【コラム】
    1 P・シーボルトの「日本博物館」
    2 「戦慄の間」と「ピリオド・ルーム」
    3 『主婦之友』の文化事業
    4 山本鼎の版画と民衆
    5 マトリョーシカと木彫り熊
  • 出版社からのコメント

    忘れられかけた手仕事の魅力と価値を再発見し,新たな「美」の創造に挑んだ美術家たちの実践の歴史的意義を問う.
  • 内容紹介

    西洋近代との出会いの中で急速に制度化された「日本美術」。その過程で一度は見失われかけた手仕事の魅力と価値が、日清・日露戦争、さらに第一次世界大戦を経て大きく変容する社会の中で、若き美術家たちによって再発見された。女性や農民、名もない職人たちとの協働を通じて新しい「美」の創造をめざした、富本憲吉、藤井達吉、山本鼎らの思索と実践の軌跡をみつめ、その歴史的意義を問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    池田 忍(イケダ シノブ)
    1958年生。東京女子大学文理学部史学科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、千葉大学文学部教授。日本美術史
  • 著者について

    池田 忍 (イケダ シノブ)
    池田 忍(いけだ しのぶ)
    1958年生.東京女子大学文理学部史学科卒業.学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学.現在,千葉大学文学部教授.日本美術史.
    著書に,『日本絵画の女性像――ジェンダー美術史の視点から』(筑摩書房,1998年),『交差する視線(美術とジェンダー2)』(共著,ブリュッケ,2005年),『源氏物語と美術の世界(講座源氏物語研究10)』(おうふう,2008年),『視覚表象と音楽(ジェンダー史叢書4)』(共著,明石書店,2010年)など.

手仕事の帝国日本―民芸・手芸・農民美術の時代(シリーズ日本の中の世界史) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:池田 忍(著)
発行年月日:2019/05/30
ISBN-10:4000283898
ISBN-13:9784000283892
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:19cm
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