アメリカ人のみた日本の死刑(岩波新書) [新書]

アメリカ人のみた日本の死刑(岩波新書) [新書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  世界的に廃止の流れにある中、オウム真理教事件の死刑が大々的に執行された。「死刑執行はやむを得ない」ものなのか？先進国で例外的に死刑制度を維持する日本とアメリカを比較し、オウムの執行で消された死刑制度をめぐる「日本の問題」を探る。

• 目次

  はじめに
  
  第1章　日本はなぜ死刑を存置しているのか？
  第2章　死刑は特別なのか？
  第3章　国が隠れて殺すとき
  第4章　冤罪と否定の文化
  第5章　死刑と市民の司法参加
  第6章　死刑と民主主義
  
  参考文献　

• 出版社からのコメント

  秘密裏の執行，刑事司法における否定の文化，死刑制度を取り巻く政治社会文化を鋭く分析する．

• 内容紹介

  世界的に廃止の流れにあるなか、オウム真理教事件の死刑が大々的に執行された。先進国では例外として死刑制度を維持する日本とアメリカを比較することで日本が「独特の死刑存置国」であることを示す。秘密裏の執行、日本の刑事司法における否定の文化、死刑制度を取り巻く日本の政治社会を鋭く分析する。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  ジョンソン,デイビッド・T.(ジョンソン,デイビッドT.／Johnson,David T.)
  ハワイ大学教授（社会学）。“Ｔｈｅ　Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｗａｙ　ｏｆ　Ｊｕｓｔｉｃｅ：Ｐｒｏｓｅｃｕｔｉｎｇ　Ｃｒｉｍｅ　ｉｎ　Ｊａｐａｎ”（『アメリカ人のみた日本の検察制度―日米の比較考察』シュプリンガーフェアラーク東京）は、米国犯罪学会賞および米国社会学会賞を受賞
  
  笹倉 香奈(ササクラ カナ)
  甲南大学法学部教授（刑事訴訟法）

• 著者について

  デイビッド・T．ジョンソン (デイビッドティージョンソン)
  デイビッド・T・ジョンソン
  ハワイ大学教授(社会学)．“The Japanese Way of Justice ： Prosecuting Crime in Japan”(『アメリカ人のみた日本の検察制度――日米の比較考察』シュプリンガーフェアラーク東京)は，米国犯罪学会賞および米国社会学会賞を受賞．共著に，“The Next Frontier： National Development, Political Change, and the Death Penalty in Asia”(ともにOxford University Press)．
  
  笹倉 香奈 (ササクラ カナ)
  笹倉香奈(ささくら かな)
  甲南大学法学部教授(刑事訴訟法)．死刑に関する著作として「死刑事件と適正手続――アメリカにおける議論の現状」(法律時報91巻5号)，「死刑事件の手続」(法学セミナー61巻1号)，「アメリカ合衆国における死刑制度の現状」(自由と正義66巻8号)などがある．共訳書に，ブランドン・L・ギャレット『冤罪を生む構造』(日本評論社)など．

アメリカ人のみた日本の死刑(岩波新書) [新書] の商品スペック