万葉集のこころ 日本語のこころ(WAC BUNKO) [新書]

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万葉集のこころ 日本語のこころ(WAC BUNKO) [新書]

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出版社:ワック
販売開始日: 2019/05/11
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万葉集のこころ 日本語のこころ(WAC BUNKO) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    万葉集から選ばれた新元号「令和」。そうだったのか!日本語の秘密。万葉・大和言葉によって日本人は作られた。日本人なら知っておきたい万葉集。
  • 目次

    序 章 日本語の核心にあるもの

    ──「祝日の歌」と大和言葉



    四大節の歌と日本語

    一月一日と紀元節の歌

    天長節、明治節の歌と国歌

    核心部にある大和言葉



    第1章 大和言葉こそ日本語の源

    ──外来語の漢語と何が違うか



    大和言葉とは何か

    漢語主体の歌の心情

    大和言葉主体の歌の心情

    外来語が外来思想を運ぶ

    魂のふるさととしての大和言葉

    名句は大和言葉から成る

    大和言葉の世界と漢語の世界

    漢語を用いる効用

    片かな外来語の異化効果

    蕪村・芭蕉・円朝と大和言葉

    茂吉のグレイトネスの淵源

    「新しい皮袋」説の浅薄

    現代俳句は外来の語彙から腐る

    山頭火の国民詩人たる由縁



    第2章 万葉集の思想と大和魂の本質

    ──和歌の前に貧富貴賤女卑なし



    「和歌の前に平等」の原理

    和歌三神のバランス

    和歌の前では性差別も消滅

    和歌の起源と古代日本人の言語意識

    皇子と火焼老人の交歓

    神武天皇の歌と言霊の思想

    大和魂の本源は求婚歌だ

    男女の愛で国がはじまる

    言葉自体に霊力がある国

    「言挙げせぬ国」の起源

    「伝達の手段」を超えるもの

    なぜ表現が短縮されるか

    舒明天皇とシェイクスピアの違いの根源



    第3章 文化大輸入時代の和歌と言霊観

    ──尚古にして発展の真髄



    重要なのは万葉集と古今集の連続性

    外国文化輸入の例、鷗外と茂吉

    漢語漢籍大流入時代の古今集の意義

    大和言葉の普遍性

    古今集序文、平安朝日本人のこころばえ

    「鬼神をもあはれと思はせ」る言霊

    注目すべきは尚古にして発展の相

    なぜ帰化人・王仁が「歌の父」か

    侍女が「歌の母」となった平等感覚

    名歌となる条件とは何か

    「和歌の徳」という観念の広がり

    昇進を助けた和歌の徳

    貫之に引き継がれた言霊信仰

    「鬼神」や「天地」を動かす

    頼朝が焼き付けた「和歌の徳」

    「古今伝授」と細川幽斎のドラマ

    壬生忠岑の言霊的伝説

    縁起かつぎの原型

    曾根好忠に見る「差別と平等」

    和歌における革新とは何か



    第4章 漢語混入で変わった日本語の原理

    ──外来語受容にみる英・独・仏語との比較



    源氏物語の特殊な難解さとは

    ノーマン・コンクェストの甚大な影響

    ゲルマン語とラテン語はいかに混合したか

    外来語混淆のパタン

    英文学史と日本文学史の相似性

    難解さの主因は語彙の代替

    古英語と同質、大和言葉の根の張り方

    漢語の混入で日本語の原理が変わった

    フィヒテの「生ける言語」と「死せる言語」

    国語の感性的部分と超感性的部分

    言語の前の不平等

    カントの哲学用語は難解か

    何が知的英文と感性的英文を分けるか

    海を謳う詩の言語

    スチーブンソンと三島由紀夫の辞世

    余論/海の記憶・日本人とゲルマン人



    第5章 精神的資産としての日本語

    ──国語教育と外国語教育の役割



    桜に感動する日本人

    母国語の蓄積効果

    国語は世界観である

    「精神的私有財産」としての近親関係語

    日本語のタテ糸を追放した国語教育

    「精神的私有財産」の継承を

    外国語教育は知性の練磨である

    外国語教育と国語教育の真の意義



    新版あとがき
  • 内容紹介

    「令和」や出典の『万葉集』にイチャモンつける人たちにも読ませたい!!

    渡部昇一さんの“正論"

    『万葉集』から選ばれた新元号「令和」

    日本人なら知っておきたい『万葉集』

    万葉・大和言葉によって日本人は作られた



    日本人は「和歌の前に貧富貴賤女卑なし」

    欧米人や近代人は個人生活においては「神の前で平等」「法の前の平等」を追求するだろう。しかし、日本人ははるか昔から「和歌の前に平等」を実現していたのだ。『万葉集』は、大伴家持が重要な役割を果たしているが、カースト的偏見はなく、農民、遊女の歌まで収録されている……。(本文より)



    戦前の子供たちは、今よりはるかに多くの漢字を知っていた。そういう戦前の小学生たちが必ず唄わされた歌に、四大節の歌がある。「四大節」という言葉も死語同様になったが、一年のうちで最も大切な儀式が行われる四つの祝日のことである。四大節の歌はすべて大和言葉の歌であり、これをすべての児童が唄っていたということは、知らず知らず、どこかに古代の言霊に連なる感覚を、日本人みんなが共有することになっていたのではないだろうか。

    さらに言えば、国歌の「君が代」もすべて大和言葉である。

    (本文より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    渡部 昇一(ワタナベ ショウイチ)
    上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。昭和5年(1930年)、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.phil.、Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。平成29年(2017年)4月17日、逝去
  • 著者について

    渡部 昇一 (ワタナベショウイチ)
    上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。昭和5年(1930年)、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr. phil., Dr. phil. h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。

    著書に『英文法史』などの専門書のほか、『文科の時代』『知的生活の方法』『知的余生の方法』『アメリカが畏怖した日本』『「日本の歴史」1~7』『読む年表 日本の歴史』『渡部昇一 青春の読書』などの話題作やベストセラーが多数ある。平成29年(2017年)4月17日、逝去。

万葉集のこころ 日本語のこころ(WAC BUNKO) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ワック
著者名:渡部 昇一(著)
発行年月日:2019/05/18
ISBN-10:4898317979
ISBN-13:9784898317976
判型:B6
対象:一般
発行形態:新書
内容:経営
言語:日本語
ページ数:244ページ
縦:18cm
横:12cm
厚さ:1cm
重量:186g
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