書籍文化史料論 [単行本]
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書籍文化史料論 [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2019/05/31
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書籍文化史料論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    書籍の享受に関わる一次史料は思いのほか少ない。その文化・歴史を描き出すためには、書籍そのもののみならず、そこに残された書き入れや、周辺にある断片化された資料へも目を向ける必要がある。チラシやハガキ、書籍におされたハンコ、そして版権や価格、貸借に関する文書の断片など、これまで真正面から取り扱われることのなかった人々の営為の痕跡から、日本の書籍文化の展開を鮮やかに浮かび上がらせる。書物文化史研究の第一人者による待望の史料論。
  • 目次

    はじめに

    第一部 史料が照らす世界
    1 京都書林仲間記録『重板類板出入済帳』―安永二年~安永六年―
     はじめに
     一 概要
     二 翻刻
     三 影印
    2 書籍の流通と売価―江戸暦を史料として―
     はじめに
     一 前沢町白鳥佐藤家購入の暦
     二 鼠入村明学坊所蔵暦
     三 仙台出来の江戸暦、仙台暦、偽版
    3 役人附雑考
     一 暦問屋と役人附
     二 文化十二年版の偽版
     三 触れ売り
     四 地本産業の構造
    4 五車楼藤井孫兵衛宛頼支峯書簡からうかがえる二、三のこと
     はじめに
     一 六月廿三日付
     二 四月四日付
     三 三月十一日付
    5 葉書という社会資本、あるいは書籍流通史料としての葉書
     はじめに
     一 書籍の注文―客から本屋へ―
     二 古書商い
     三 書籍の案内―注文・問い合わせを受けて―
     四 配送案内
     五 書籍代金の領収書
     六 同業者間の往来
     七 本支店間の連絡
     八 信頼をつなぐ―予約出版の場合―
     おわりに―書籍流通史料としての可能性―
    6 袋屋東生亀次郎と上方書商との交易―書籍輸送の実際―
     はじめに
     一 大坂松村九兵衛との交易
     二 松村九兵衛からの荷物
     三 東生亀蔵
     四 『明治新刻国史略』
    7 「信州西筑摩郡上松村字寝覚浦島旧跡臨川寺図」出版の顛末
     はじめに
     一 明治十六年版の絵図
     二 明治十七年版の絵図

    第二部 書籍文化史料片々
    1 書籍の価格―岡田屋嘉七の請取と通帳―
     書籍の価格
     岡田屋嘉七発行請取書
     椀屋喜兵衛の納品書
     瀬戸久敬宛通帳
     岡田屋の本は高かったのか
    2 石見国医師の読書生活―『松峯筆記』の「書物見聞覚帳」―
     『文政三余松峯筆記』とその筆者
     「書物見聞覚帳」
     「見聞」
     書籍の入手
     歴史の学び
    3 草紙類の流通と広告―甲府二文字屋藤右衛門引札―
     甲府二文字屋の引札
     二文字屋の営業と甲府の書店
     江戸の広告文化
     草紙類の全国流通と情報の共有
    4 信州松本の貸本商売―穀屋儀七貸本広告と貸本印―
     貸本という書籍流通
     穀屋儀七の広告
     穀屋儀七の営業
     信州松本城下の貸本屋、本屋の貸本営業
     明治の貸本業―鶴林堂の場合―
     地域の文化と貸本
    5 普通の人々の普通の読書―貸本屋の営業文書片々―
     貸本屋という流通機構
     中山堂駿河屋忠七
     営業文書の断片
    6 須原屋茂兵衛の薬商売―引札と広告葉書―
     本屋の兼業
     須原屋茂兵衛製の薬種と薬種商売
     須原屋茂兵衛取次の薬品
     明治の須原屋店
    7 京都の絵草紙屋紙藤(綾喜)―引札と紙看板―
     草紙の文化と絵草紙屋
     京都の絵草紙屋
     絵草紙屋「紙藤」こと「綾喜」
     絵草紙屋のゆくえ
    8 古書漁りの余得―『官版単語篇』領収書と上野尚志書状―
     『官版単語篇』の領収書
     石井清次郎宛上野尚志書翰
    9 近代教育草創期の書籍流通―信濃国伊那郡洗心(小川)学校文書より―
     学校文書の世界
     伊那郡喬木村洗心学校
     十一屋半四郎
     若木屋利助
    10 書籍流通拠点の生成と水運―下総正文堂利兵衛の引札―
     和泉屋市兵衛の書籍流通網
     正文堂利兵衛の引札
     薬品
     正文堂の出版事業
    11 葉書が語る明治の書籍流通―岡田為助宛三木佐助葉書―
     郵便というインフラ
     大阪書肆三木佐助
     高松書肆岡田為助と三木佐助
    12 明治期予約出版の足取り―鳳文館の葉書と広告―
     『資治通鑑』予約者への案内―鳳文館の葉書―
     予約募集広告(明治十六年四月)
     平野助三郎宛鳳文館葉書(明治二十年)
     季節の終焉
    13 陸前古川における新聞・雑誌・書籍の流通―領収証の束から浮かび上がるもの―
     仙台木村文助の領収証
     青沼升治宛奥羽新聞社領収証
     古川書肆松谷林兵衛
     古川の書店
    14 彫工たちの明治―葉書に見える仕事の実際―
     九如堂宛島津正吉葉書
     甲賀喜一郎宛田中長四郎葉書
     江川源左衛門宛玉林堂葉書
     江川源左衛門宛橘成彦葉書
     朝倉音次郎宛鎌倉屋葉書
    15 明治の製本師―製本印という史料―
     製本師の仕事と製本印
     大坂の表紙屋
     名古屋の製本師
     製本師と版元
     普及舎の製本師
     金港堂版の製本師
     洋装本の製本師

    おわりに
    索 引
  • 出版社からのコメント

    断片から浮かび上がる、書籍をめぐる人びとの営み
  • 内容紹介

    書籍の享受に関わる一次史料は思いのほか少ない。
    その文化・歴史を描き出すためには、書籍そのもののみならず、そこに残された書き入れや、周辺にある断片化された資料へも目を向ける必要がある。
    チラシやハガキ、書籍におされたハンコ、そして版権や価格、貸借に関する文書の断片など、これまで真正面から取り扱われることのなかった人々の営為の痕跡から、日本の書籍文化の展開を鮮やかに浮かび上がらせる。
    書物文化史研究の第一人者による待望の史料論。

    京都書林仲間の実態を伝える新出史料全篇の翻刻・影印を収載!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鈴木 俊幸(スズキ トシユキ)
    1956年生まれ。中央大学文学部教授。専門は日本近世文学、書籍文化史。現在は近世の書籍流通を中心に研究している
  • 著者について

    鈴木俊幸 (スズキトシユキ)
    1956年生まれ。中央大学文学部教授。専門は日本近世文学、書籍文化史。現在は近世の書籍流通を中心に研究している。
    著書に『江戸の本づくし』(平凡社新書、平凡社、2011年)、『蔦屋重三郎』(平凡社ライブラリー、平凡社、2012年)、『書籍流通史料論 序説』(勉誠出版、2012年)、『近世読者とそのゆくえ 読書と書籍流通の近世・近代』(平凡社、2017年)、『信州の本屋と出版』(高美書店、2018年)などがある。

書籍文化史料論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:鈴木 俊幸(著)
発行年月日:2019/05/30
ISBN-10:4585222405
ISBN-13:9784585222408
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:457ページ ※438,19P
縦:22cm
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